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障害保健福祉研究情報システム(DINF)・メールマガジン バックナンバー

第二号(2006年7月31日配信)

□…… DINF: 障害保健福祉研究情報システム・メールマガジン ……………□
                第二号(2006年7月31日配信) 刊行:不定期
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 DINF(Disability INFormation Resources)は、
 財団法人日本障害者リハビリテーション協会が
 障害者の保健と福祉に関わる研究を支援するために、
 国内外から広く関連する情報を収集し障害者関連の情報を
 提供しているサイトです。
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■   目次
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【1】 注目記事 
【2】 コンテンツの紹介 
【3】 新着情報 
【4】 セミナーのご案内 
【5】 ウェブ担当者コラム
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【1】   注目記事
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 ●国連障害者の権利条約
 『障害者の権利条約』は、国連が審議を進めている
 障害者の権利保障、障害者をめぐる差別撤廃、地域での自立生活と
 完全参加の促進などの法整備を参加各国に促す条約です。
 2001年12月、第56回国連総会でメキシコ政府主導により、
 『障害者の権利条約設置』の決議が行われ、
 2002年8月第1回から2006年1月第7回までの
 特別委員会で条約案の審議が進められてきました。
 第7回の特別委員会では、第6回までに審議された
 『作業部会草案』を通じてまとめられた『議長草案』が
 委員会の前に公表され、この草案がベースとなり条約交渉が行われ、
 最終日に修正議長草案が採択されました。
 議長草案のたたき台となった作業部会草案は、
 政府、非政府団体(NGO)や国内人権機関の各代表からなる
 作業部会で作成され、条約策定の過程に障害者当事者の主張が
 組み込まれるようになり、第8回委員会では条約交渉が引き続き行われます。
 日本からは委員会に政府代表団が派遣され、
 DPI日本会議が事務局を努める日本障害フォーラム(JDF)
 (URL: http://www.normanet.ne.jp/~jdf/)は
 障害者当事者を中心としたNGOで構成する派遣団を結成・参加し、
 サイドイベントやロビー活動など、条約実現に向け活発な活動を展開しています。
 第8回特別委員会は8月14~25日の会期予定で、
 条約案の合意形成に向けて最終段階の審議が行われる予定です。
 DINFではJDF派遣団のご協力により、第8回会期中の速報の掲載を予定、
 また議長草案、第1回から第7回までの短報、ワーキングテキスト、
 関連情報等を掲載中です。下記のURLからご覧ください。
 『国連障害者の権利条約』:
 (URL) http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/index.html
 ★ 第8回国連障害者の権利条約特別委員会 ワーキングテキスト:
     『修正議長草案と議長草案の比較』
     (URL) http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/adhoc8/hikaku_index.html
     『障害のある人の権利に関する国際条約:ワーキングテキスト(修正議長草案の仮訳)』
     (URL) http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/adhoc8/working_text.html
 
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 ● 関連情報: セミナーのご案内
 第29回総合リハビリテーション研究大会
 -障害者の権利保障確立に向けて-
 現在国連で審議が進められている「障害者権利条約」をはじめとする
 国際的動向や、転換期にあるわが国の障害者施策と実践のあり方に
 ついて、さまざまな分野から討論します。
 テーマ    障害者の権利保障確立に向けて
 とき     2006年10月27日(金)・28日(土)
 ところ    全社協・灘尾ホール (新霞ヶ関ビル)
       (千代田区霞が関3-3-2 TEL: 03-3580-0988)
       http://www.shakyo.or.jp/aramasi/access.html
 詳細は以下のページをご覧ください。
     (URL) http://www.normanet.ne.jp/~rehab/
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【2】 トピックス
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 ● WSIS:国連世界情報社会サミットのご紹介
 急激なパソコンや最近の携帯電話でのインターネットの利用等、
 情報技術の進歩により以前は夢の世界と考えられていた生活が
 現実のものとなってきました。
 情報技術による可能性は無限大に広がっていますが、
 それと同時にすべての人が平等に情報社会の恩恵を受けることが
 できない情報格差の問題、インターネット・ガバナンス、
 インターネットの悪用など様々な問題が浮上してきました。
 このような問題を解決するため
 情報社会についてのサミット(WSIS:国連世界情報社会サミット)が
 ジュネーブ(2003年)とチュニス(2005年)で開催され、
 DINFでも障害者に関する視点から情報提供を行っています。
 今回は特にチュニスの成果と動き始めているサミット後の活動をお伝えいたします。 
--
 【チュニスの成果】:
 「国連世界情報社会サミットの成果と問題点」
 障害者コーカスのフォーカルポイント、河村宏氏のWSISでの活動報告書を掲載しています。
   http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prompt/ws_seika.html
 【WSIS後の動き】:
 WSISの成果の実施に向けての様々な活動に関連する情報を紹介します。
  
  ● 世界情報サミットに関する国連決議60/252(2006年3月27日)
   http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prompt/kokuren.html
   http://www.un.org/events/infoday/2006/N0550272.pdf
  ● 実施に関する11のアクションライン
  チュニスアジェンダの第71項で言及されているように、すべての関連機関
  及びすべての関係者が関与し、それぞれの役割を果たすことが表明され、
  11のアクションラインが定められた。それぞれのアクションラインに取りまとめ役 
  としてモデレーター/ファシリテーターが設定された。
   http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prompt/actionline.html
   http://www.itu.int/wsis/implementation/index.html
  ● インターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)
  チュニスアジェンダ67条により、マルチステークホルダー間の政策対話を
  促進するためにインターネット・ガバナンス・フォーラム(IGF)が発足した。
  第1回会合はギリシャのアテネで2006年10月30日~11月2日開催。
  IGFウェブサイト:http://www.igfgreece2006.gr/index.php
  ● 世界情報技術開発同盟(GAID)発足
  WSISの成果を受け、国家、地域、国際的レベルでの政策に関する
  対話の促進、インターネットの拡大と普及という観点からのパートナーシップ
  の確立、ミレニアム開発目標(MDGの実現に向け、世界情報通信技術開発同盟
  (Global Alliance for ICT and Development:GAID)が発足し、アナン国連事務総長
  の承認を受けた。
  ・GAIDに関する国連のプレスリリース(2006年4月17日)
   http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prompt/press.html
   http://www.un.org/News/Press/docs//2006/dev2572.doc.htm
 
  ・GAIDウェブサイト: http://www.un-gaid.org/
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【3】 新着情報
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【会議とセミナー】
 国際セミナー報告書
 「知的障害者の自立、社会参加及び就労ースウェーデンから学ぶ」(2005.10.23)
   (URL)http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/conf/co20051023/index.html
 障害者放送協議会 
 放送・通信バリアフリーセミナー報告書 『障害者と放送・通信』(2006.2.28)
   (URL)http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/conf/co20060228/index.html
 障害者とメディア
 「マスメディアと障害者」ヨーロッパ大会(2003年6月13~14日アテネ)
   (URL)http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/conf/co20030613/index.html
【研究と調査 - 欧米】
 「障害者の情報バリアフリー」
 調査研究事業 海外調査報告書 〔EU・イギリス・フランス〕
   (URL)http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/resource/ea/j_barrier/index.html
【国連障害者の権利条約】
「第8回国連障害者の権利条約特別委員会」 関連情報 掲載
   (URL)http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/index.html
【ノーマライゼーション 障害者の福祉】
 2006年7月号目次
   (URL)http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n300/n300_mokuji.htm
 2003年4月号コンテンツ
   (URL)http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n261/n261_mokuji.htm
 2003年3月号コンテンツ
   (URL)http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n260/n260_mokuji.htm
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【4】 セミナーのご案内
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 ● ディスレクシアへの支援 
 ―デンマークの図書館の活動から―
 (財)日本障害者リハビリテーション協会主催セミナー
 『ディスクレシアへの支援』をご紹介です。
 皆様のご参加を、心よりお待ちしております。
 [趣旨]:
 ヨーロッパディスレクシア協会(EDA)の元会長であり、
 2001年に国際図書館協会より発行された
 『ディスレクシアのための図書館サービスのガイドライン』 
 (http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/easy/gl.htm)
 の執筆者ギッダ・スカット・ニールセン氏を招き、
 デンマークの図書館を中心としたディスレクシアの方々への支援について学ぶ。 
 導入としてクリニックかとうの加藤醇子氏に日本での
 ディスレクシア支援の現状をお話いただく。
 ギッダ氏の講演に引き続き、認知・知的障害者への情報技術支援に
 ついて財団法人日本障害者リハビリテーション協会の活動を紹介。
 また、質疑応答により参加者とデンマーク及び日本での支援について
 の知識を共有し、より良い支援のあり方を考える場を提供する。
 [期日]:   平成18年8月31日 (木) 18:15~20:30
 [会場]:   日本財団ビル会議室
      【日本財団 地図のURL】
      http://www.nippon-foundation.or.jp/org/profile/address.html
 詳細は以下のページをご覧ください。
 
 (URL) http://www.normanet.ne.jp/cgi-bin/pr/MoreEvents.cgi#2006070316381020060703163553LNtRTZUpg
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【5】 ウェブ担当者コラム
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   【第二回】 『ウェブでプレゼン資料を見せる(2)』
 今回は、前号でご紹介したウェブでプレゼン資料を
 “アクセシブル”に見せるツール『HTMLスライド』
 の作成方法をご紹介致します。
 今回ご紹介する方法はあくまで1つの方法です。
 作成方法(英語・日本語)は以下のURLを併せてご覧いただければと思います。
 (URL)(英語) http://www.w3.org/Talks/slidemaker/YYMMsub/slide2-0.html
     (日本語) http://www.tradic.jp/tr/w3c/WAI/intro/wai-overview-slides
 また、ウェブでスライドを見せることを特徴としていますので
 HTMLの基本的な知識は必要になるかと思います。
--
 作成の前に、PC環境の確認です。
 HTMLスライドの作業ファイル一式(slidemaker.zip)
 がダウンロードされているされている設定を想定して説明を進めます。
 ダウンロードは、以下のW3Cのウェブページより可能です。
 (URL)http://www.w3.org/Talks/slidemaker/YYMMsub/slide2-0.html
 また、HTMLスライドは簡単なPerlプログラムを使用します。
 お使いのPC環境でPerlを実行させる為のフリーソフト
 『ActivePerl』のインストールが必要です。
 インストールされていない方は、以下のURLより入手できます。
 【ActivePerl】
 http://www.activestate.com/Products/ActivePerl/?mp=1
 お名前を入力後、Windowsの方は「MSI」を選択します。
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 それでは作成作業の説明をします。
 まず、slidemaker.zipを解凍しておきます。
 解凍しますとTalksフォルダが生成されます。
 1●環境の準備●
 Talks/の下に新規フォルダを作ります。
 フォルダ名は、好きな名前に付けることができます。
  例)20060607会議
 次に、以下の5ファイルをコピーし、Talks/の下に
 作った新規フォルダの中にペーストします。
 (移動ではなく、必ずコピー&ペーストを行ってください)
 【Exampleフォルダにある以下4ファイル】
 ・all.htm
 ・infos.txt
 ・make.bat
 ・Makefile
 【Toolsフォルダ内にある以下の1ファイル】
 ・w3cburst.pl
 (※ YYMMsubフォルダ内ファイルにも同名ファイルがありますが、
 簡略版のようで使用できません。)
 2●日本語の設定●
 言語の初期設定が英語なので、日本語のHTMLファイル
 が書き出されるように言語設定を変更します。
 まず、w3cburst.plファイルの<meta>文字コードと
 <html>言語指定を日本語指定にします。
 (1) w3cburst.plファイルをテキストエディタで開き、
 以下の部分を変更します。
 (変更前)
 ## default charset use in meta tag http-equiv
 $charset = 'iso-8859-1';
 ⇒
 (変更後)
 ## default charset use in meta tag http-equiv
 $charset = 'ISO-2022-jp';
 (変更前)
 ## default language setting is English
 $baselang = 'en-US';
 ⇒
 (変更後)
 ## default language setting is English
 $baselang = 'ja-JP';
 (2).修正を加えても実際の動作に影響はありませんが、
 infos.txt 、Makefile の以下の文字コード指定も変更しておきます。
 (変更前)
 #baselang = en-US
 #charset = iso-8859-1
 ⇒
 (変更後)
 #baselang = ja-JP
 #charset = ISO-2022-jp
 3●スライドファイルの生成●
 実際にスライドを書き出します。
 (1).all.htmのソースコードを開き、
 スライドに書き出したい内容を記述してください。
 <h1></h1>がページの区切りとなりますので、
 区切りたい箇所で<h1>タグをいれます。
 例)
 <h1>本日の議題</h1>
 <ul>
 <li>サイトの更新について</li>
 <li>アクセス数の解析について</li>
  </ul>
 
 <h1>明日からの作業日程</h1>
  <ul>
 <li>1日目アクセス解析</li>
 <li>2日目サイトデザイン検討</li>
  </ul>
 
 
 (2).w3cburst.plを実行すると、
 <h1>で区切られた数だけHTMLファイルが生成されます。
 背景色や文字色はCSSで管理されていますので、
 デザインを変更したい場合は適宜カスタマイズできます。
 また、Example/all.html などのサンプルファイルのソースコードが参考になりますので
 是非作成にチャレンジしていただければと思います。
 
□□■ 編集後記…………………………………………………………………
 障害者の権利条約は、次回の第8回委員会で結審に至るかもしれない、
 という段階に差し掛かり、注目を集めています。
 
 DINFでは現地から派遣団メンバーのご協力を頂き、
 速報をお伝えする予定です。どうぞご期待ください。
 --
  発行元:(財)日本障害者リハビリテーション協会
 〒162-0052  東京都新宿区西新宿3-2-11 新宿三井ビルディング2号館7階
 TEL: 03-5909-8280 FAX: 03-5909-8284
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