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障害保健福祉研究情報システム(DINF)・メールマガジン バックナンバー

第26号(2008年9月18日配信)

□…… DINF: 障害保健福祉研究情報システム・メールマガジン ……………□
                第26号(2008年9月18日配信) 刊行:不定期
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 DINF(Disability INFormation Resources)は、
 財団法人日本障害者リハビリテーション協会が
 障害者の保健と福祉に関わる研究を支援するために、
 国内外から広く関連する情報を収集し障害者関連の情報を
 提供しているサイトです。
 【 DINFホームページ 】 http://www.dinf.ne.jp  
 【 お問合せ 】 webmaster@dinf.ne.jp
   【  配信停止の申請 】
 メールの件名に「配信停止の申請」と書き、
 登録されているメールアドレスよりお送り下さい。
 webmaster@dinf.ne.jp
 【 プライバシーポリシーについて 】
 個人情報を適切に保護するため、お預かりした情報は取扱いに
 つきましては細心の注意を払っています。
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■   目次
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【1】新着情報
【2】セミナーのご案内
【3】ウェブ担当者コラム
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【1】新着情報
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【情報アクセス】
(9月9日 新着)
講演会 読みやすい(Easy-To-Read)図書とマルチメディアDAISY
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/guideline/080529_seminar_bror/index.html
  2008年5月29日に、スウェーデンの読みやすい図書基金の所長であり、
  「読みやすい図書ガイドライン」の執筆者であるブロール・トロンバッケ氏に
  「読みやすく、わかりやすい」図書の出版や情報の提供に関するスウェーデンでの取り組みについて
  講演をしていただきました。
  当日の講演内容にスライドと参考資料を合わせてまとめました。
【障害者権利条約に関連した動き】
(9月4日 新着)
障害者権利条約厚生労働省関連の項目についての意見書-2008年5月26日第3回政府意見交換会
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/rightafter/ri20080826.html
  本意見書は、2008年5月26日(月)に行われた
  『障害者権利条約に係る意見交換会』のために作成されました。
  障害および障害者の定義の見直し、障害のある子どもの権利、障害者団体との協議、
  地域における自立生活の権利としての保障、アクセシビリティ、表現の自由と情報アクセス、
  健康や医療、雇用・労働、所得の保障の8点について触れています。
(8月28日 新着)
障害者権利条約文部科学省関連の項目についての意見書-2008年8月26日第4回政府意見交換会
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/rightafter/ri20080826.html
  本意見書は、2008年8月26日(火)に行われた
  『障害者権利条約に係る意見交換会』のために作成されました。
  インクルーシブ教育への政策の転換の確認、教育を受けるために必要な支援や合理的配慮について、
  第24条第3項に関連しての3点に触れています。
【刊行物】
(9月9日 新着)
月刊ノーマライゼーション 2008年9月号(通巻326号)目次
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n326/index.html
(9月2日 新着)
月刊ノーマライゼーション 2005年5月号(通巻286号)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n286/index.html
月刊ノーマライゼーション 2005年6月号(通巻287号) 
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n287/index.html
  ノーマライゼーションは、各省庁の障害者施策に関する情報や動き、
  全国各地域での実践例の紹介、移動・コミュニケーションなどの生活情報、
  「第2次アジア太平洋障害者の十年」「障害者権利条約」など
  国連をはじめとする世界の障害のある人を取り巻く動きを紹介した、
  障害者福祉総合情報誌です。
  http://www.normanet.ne.jp/~info/m_norma/
  DINFでは、1995年10月号から2005年6月号までの目次と記事本文、
  2005年7月号から最新号までの目次を掲載しています。
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【2】セミナーのご案内
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○イベント「ディスレクシアの子どもたちへの読みの支援‐DAISYを使ってみよう」
日時:2008年11月1日(土)10時~17時まで
主催:(財)日本障害者リハビリテーション協会
協力:NPO法人エッジ・(社)日本国際児童図書評議会・ゲートシティ大崎
助成:独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」
参加費:無料
会場:ゲートシティホール(ゲートシティ大崎地下1階)
*JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン・りんかい線「大崎駅」
 下車、南口改札(新東口)より徒歩約1分
 東急バス(渋41)「大崎駅」下車
http://www.gatecity.jp/access/index.html
趣旨
日本ではあまり知られていませんが、
字を読むことに困難な人たち(ディスレクシア)がたくさんいると考えられています。 
怠けていると思われることがしばしばありますが、早期から自分にあった情報や
教育支援を受け、学習方法を見出すことができれば、自尊心を失うこともなく、
その才能を伸ばしていくことができます。
そのような子どもたちへの読みを補助し、読みやすい学習教材や図書を作成するために、 
DAISY等の情報技術が有効だと考えられます。ディスレクシアへの理解とその支援として
DAISYを知ってもらうために講演会や体験会などのイベントを開催します。
【講演会】
■開会の挨拶
■基調講演 
 DAISYを利用したディスレクシア支援 
 河村宏(国立身体障害者リハビリテーションセンター特別研究員)
■ディスレクシアを知ったときの驚き・親の立場から
 末盛千枝子(日本国際児童図書評議会副会長)
■ディスレクシアに対する支援-当事者の立場から 
 藤堂高直(建築家)
■ワークショップ報告ビデオ上映
  --昼食--
■ディスレクシアとマルチメディアDAISY-当事者そして教育者の立場から  
 神山忠(岐阜県立関特別支援学校教諭)
■ディスレクシアへのDAISYの有効性-発表1 
 山中加奈(兵庫県LD親の会たつの子副代表)
■ディスレクシアへのDAISYの有効性-発表2   
 田中和美(公立中学校特別支援コーディネーター)
  --休憩--
■意見交換会「DAISY図書はどうやったら手に入るのか?」
 指定討論者:
  井上芳郎(LD親の会・公立高校教諭)
  樋口一宗(文部科学省初等中等教育局特別支援教育課特別支援教育調査官発達障害教育担当)
  --閉会--
(発表者、順序等は予告なく変更になる場合もあります)
★同時開催★
●DAISYワークショップのビデオ上映、作品展示
ディスレクシアの子どもたちにDAISYの楽しさを知ってもらうワークショップを
事前に開催し、その様子を撮影したビデオを上映。同時に子どもたちが
自由に描いた絵とDAISY化した作品の展示を行います。
●DAISY体験・相談コーナー
実際にDAISY図書を体験したり、ディスレクシア児を対象とした教材や
図書作成について相談にのるコーナーを設けます。
●DAISYに関わる機器展示
ハードウェア、ソフトウェアの展示
●ディスレクシアの画家マッケンジー・ソープ氏絵画展
ご自身がディスレクシア(文字の読み書きが困難な症状)でありながらも
成功した画家マッケンジー・ソープさんの絵画展を開催します。
*パソコン要約筆記あり。
*手話通訳・点字資料・磁気ループが必要な方は申込みの際にご記入ください。
申込先・問合せ:
(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター内
TEL:03-5273-0796 / FAX:03-5273-0615  /e-mail: dinf-j@dinf.ne.jp
URL: http://www.normanet.ne.jp/info/seminar081101.html
担当:有田・太田・吉広・野村
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2008年の6月に「障害のある児童及び生徒のための
教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律」が採択されました。
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/barrier-free_houan.html
9月には著作権法も改正されます。
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/0612_copyrightlaw/20080618_ho81.html
最近では、読みの障害を持つ本人、家族、担任教員等から
教科書のマルチメディアDAISY化の要望が急速に増えてきました。
今回のイベントでは、今年度から製作を始めたDAISY版の教科書も
「DAISY体験・相談コーナー」でごらんいただけます。
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【3】ウェブ担当者コラム
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●日本図書館協会主催マルチメディアDAISY普及のための研修会
8月21日に日本図書館協会主催で、
「マルチメディアDAISYってなんだろう
 ~読み書きに障害のある人すべてに読書の喜びを~」
と題したマルチメディアDAISY普及のための研修会が開催されました。
参加者は、図書館員、音訳者、DAISY編集者、パソコンボランティア、
特別支援学校関係、大学関係等、約80名でした。
講義は、次の5つのテーマでした。
・公共図書館における障害者サービスの基本的考え方
  佐藤 聖一(埼玉県立久喜図書館)
・何がDAISYの魅力か?
  河村 宏(DAISYコンソーシアム会長)
・マルチメディアDAISY図書を出版して
  野村美佐子(日本障害者リハビリテーション協会)
・マルチメディアDAISY教科書を製作して
  濱田 麻邑(NPO法人 奈良DAISYの会)
・ディスレクシアの私がDAISYに期待すること
  南雲 明彦(学習コーチアカデミー特別研究生)
障害者サービスやDAISYの基本、出版、教科書製作、ディスレクシア当事者の立場といった
様々な角度からマルチメディアDAISYを見るものでした。
当協会では、マルチメディアDAISYに関する開発・普及に1998年から関わり、
その間たくさんの講演会を開催してきました。
それでも、DAISYをテーマとしたセミナーには毎回どこかに新しさを感じます。
DAISYは規格そのものが進化を続けていますし、
「障害のある児童及び生徒のための教科用特定図書等の普及の促進等に関する法律」の
成立を追い風にしようと、DAISY教科書の製作の取り組みも進んでいます。
休憩時間にマルチメディアDAISY図書を何種類か展示しましたが、
見に来てくださった方々からの質問も、具体的にこういった当事者の方に提供したいとか
製作してみての表示方法など、だいぶ具体的なものになってきたという印象を受けました。
ですが、DAISYに出会うチャンスがあれば効果が期待できるけれども、
まだDAISYと出会っていない「潜在的な利用者」はまだまだいらっしゃると思います。
すでにDAISYを知っている人にもDAISYを知ったばかりの人にも役に立つ情報を
わかりやすく提供すると同時に、
DAISYをまだ知らない人にどのように広めていくかも常に考えていかなくてはならないと感じました。
関連情報:
マルチメディアDAISY普及のための研修会のご案内
http://www.jla.or.jp/lsh/daisy20080821.html
アクセシブルな情報システム"DAISY"に関する取り組み
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/daisy.html
 平成19年度 DAISYを中心としたディスレクシアキャンペーン事業
 シンポウム DAISYを中心としたディスレクシアへの教育的支援 報告書
 http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/daisy/symp20080112/index.html
DAISY研究センター
http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/
 マルチメディアDAISY図書
 http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/index.html
 赤いハイヒール
 http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/multimedia/redhi.html
 ENJOY DAISY -私らしい方法で読む わかる- 世界共通のアクセシブルな情報システム
 http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/daisy_dv.html
□□■ 編集後記………………………………
9月からは講演会、イベント、出張展示会などの予定が増えてきました。
この活動の成果を数ヶ月先にはDINFに反映できるようにしたいと思います。
11月1日に開催するディスレクシアとDAISYのイベントのチラシがございます。
広報にご協力いただける方がいらっしゃいましたら、
ご連絡いただけましたら幸いです。チラシをお送りいたします。
 発行元:(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター
 〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
 TEL:03-5273-0796 FAX:03-5273-0615
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