音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

障害保健福祉研究情報システム(DINF)・メールマガジン バックナンバー

第29号(2008年12月26日配信)

□…… DINF: 障害保健福祉研究情報システム・メールマガジン ……………□
                第29号(2008年12月26日配信) 刊行:不定期
■…………………………………………………………………………………■
 DINF(Disability INFormation Resources)は、
 財団法人日本障害者リハビリテーション協会が
 障害者の保健と福祉に関わる研究を支援するために、
 国内外から広く関連する情報を収集し障害者関連の情報を
 提供しているサイトです。
 【 DINFホームページ 】 http://www.dinf.ne.jp  
 【 お問合せ 】 webmaster@dinf.ne.jp
   【  配信停止の申請 】
 メールの件名に「配信停止の申請」と書き、
 登録されているメールアドレスよりお送り下さい。
 webmaster@dinf.ne.jp
 【 プライバシーポリシーについて 】
 個人情報を適切に保護するため、お預かりした情報は取扱いに
 つきましては細心の注意を払っています。
------------------------------------------------------
■   目次
------------------------------------------------------
【1】新着情報
【2】セミナーのご案内
【3】ウェブ担当者コラム
------------------------------------------------------
【1】新着情報
------------------------------------------------------
【情報アクセス-世界の図書館の障害のある人へのサービス】
(12月3日 新着)
韓国の図書館法
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/library/library.html
  韓国の図書館法では、「知識情報格差の解消」を
  図書館の責務として明確に位置づけ、
  国および地方公共団体は知識情報弱者が図書館の施設とサービスを
  自由に利用することができるように、
  必要な施策を講じなければならないと明記しています。
  (第43条、第44条)
  また、知識情報弱者の中で特に障害者に対しての
  図書館サービスを支援するための
  国立障害者図書館支援センターを置くことと
  その役割について明記しています。(第45条)
【情報アクセス-著作権法の現況】
(12月10日 新着)
全盲、弱視およびその他の読字障害者のアクセス改善のための
WIPO(世界知的所有権機関)条約
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/081023_wbu-wipo.html
  世界盲人連合による提案書で、
  「視覚障害者、あるいは著作権がある著作物を読むことに関して
  その他の障害がある人々のための、
  情報通信への完全かつ平等なアクセスの確保に必要な、
  著作権法における必要最小限の柔軟性を提供すること」を目的としています。
【情報アクセス-アクセシブルな情報システム"DAISY"に関する取り組み】
(12月11日 新着)
講演会「オープンソース戦略によるDAISYの技術開発」
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/daisy/080730_open_source_seminar/index.html
  2008年7月30日に開催した講演会の記録です。
  オープンソースのDAISY再生プレイヤーAMISの開発について、
  プロジェクト担当者より報告を行いました。
【情報アクセス-情報アクセシビリティ:ITを活用した情報支援】
(12月26日 新着)
W3Cウェブ標準規格で次世代ウェブのアクセシビリティを規定
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/it/081211_wcag20_w3c_press.html
  2008年12月11日、WCAG2.0がW3Cの正式勧告となりました。
  これは、そのプレスリリースです。
ウェブ・アクセシビリティ クイックアドバイス:一目でわかるWCAG2.0
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/it/081003_wcag20_wai_overview.html
  2008年10月3日に、W3CのWeb Accessibility Initiative (WAI)が公開した
  WCAG2.0の概説です。
【世界の動き-国連世界情報社会サミット(WSIS)-WSIS後の動き】
(12月25日 新着)
第3回インターネット・ガバナンス・フォーラム報告
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prompt/2008IGF_nomura.html
  インドのハイドラバードで12月3日から6日にかけて
  第3回IGF開催されました。
  今回のテーマは“すべての人にとってのインターネット”でした。
【世界の動き-国連障害者の権利条約-障害者権利条約に関連した動き】
(11月27日 新着)
国際障害者デー(12月3日):2008年のテーマ:
「障害者権利条約:私たち全員に尊厳と正義を」
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/rightafter/081203_idpd/index.html
  「障害者権利条約:私たち全員に尊厳と正義を」は、
  世界人権宣言60周年を記念する年でもある今年度の
  国際障害者デーのテーマです。
(12月4日、26日 新着)
わたしたちのできること -It's About Ability-(HTML版)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/rightafter/0804_ability.html
わたしたちのできること -It's About Ability-(PDF版)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/rightafter/unicef_jp_Lo.pdf
  原本の冊子は、障害者権利条約の特別委員会に
  最年少の政府代表として参加した
  ビクター・サンチャゴ・ピネダが、子どもたちに
  障害者権利条約について伝えるために書いたもので、
  2008年4月にユニセフから発行されました。
【協会発ジャーナル】
(12月9日 新着)
月刊ノーマライゼーション 2008年12月号(通巻329号)目次
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n329/index.html
  ノーマライゼーションは、各省庁の障害者施策に関する情報や動き、
  全国各地域での実践例の紹介、移動・コミュニケーションなどの生活情報、
  「第2次アジア太平洋障害者の十年」「障害者権利条約」など
  国連をはじめとする世界の障害のある人を取り巻く動きを紹介した、
  障害者福祉総合情報誌です。
  http://www.normanet.ne.jp/~info/m_norma/
  DINFでは、1995年10月号から2005年12月号までの目次と記事本文、
  2006年1月号から最新号までの目次を掲載しています。
------------------------------------------------------
【2】セミナーのご案内
------------------------------------------------------
☆現在開催が決まっている1月から3月までの
 当協会主催セミナーの情報を掲載します。
 内容は変更する可能性もあります。
 詳細はノーマネットぼっくすで公開します。
 http://www.normanet.ne.jp/box/
------------------------------------------------------
●国際セミナー「障害者の一般就労を成功に導くパートナーシップ」
趣旨:
障害者自立支援法の施行に伴い、障害者の潜在能力を市場経済において
発揮する方策についての関心が高まっている。
しかし、障害者の一般就労については、
賃金の保障、人事管理、就業時間への配慮、職場環境の整備、
福祉機器の活用、障害者の多様性への対応などさまざまな課題がある。
これらの課題を解決するためには、企業、非営利団体、
公的機関などの組織連携が必須である。
本セミナーにおいては、障害者の一般就労における組織連携の
先進地域である英国とドイツ等から関係者を招聘し、
障害者の一般就労の形態として普及してきている
ソーシャルファームの組織連携の取り組みとあり方について学び、
日本の障害者雇用関係者との意見交換会を行う。
主催: 財団法人 日本障害者リハビリテーション協会
   日英高齢者・障害者ケア開発協力機構
助成:大阪府民共済生活協同組合
日時:2009年2月1日(日)10:30-16:40
会場:全国社会福祉協議会・灘尾ホール
   http://www5.cao.go.jp/2000/c/1019c-volunteer/map.html
定員:200名(定員になり次第締切)
参加費:無料
情報保障:
パソコン要約筆記あり。
手話通訳・点字資料・磁気ループが必要な方は申込みの際にご記入ください。
申込先・問合せ:日本障害者リハビリテーション協会 情報センター内
TEL:03-5273-0796 FAX:03-5273-0615 メール:dinf-j@dinf.ne.jp
URL:http://www.normanet.ne.jp/info/seminar090201.html
担当:有田・野村
詳細リンク先:http://www.normanet.ne.jp/info/seminar090201.html
プログラム(予定):
10:30-10:40
開会挨拶
 鴨下重彦(国立国際医療センター名誉総長、
      日英高齢者・障害者ケア開発機構委員長)
10:40-11:20
基調講演「日本におけるソーシャル・ファームの発展に向けて」
 炭谷茂(社会福祉法人恩賜財団済生会理事長、前環境事務次官、
     日英障害者・ケア開発機構副委員長)
11:20-12:20
講演1「英国でのソーシャル・ファームの設立とパートナーシップ」
 キャシー・ベイカー(ソーシャル・ファームUK クオリティ開発部長)
12:20-13:20
休憩
13:20-14:20
講演2「ドイツにおけるソーシャルファームとパートナーシップ」
 ゲーロルド・シュワルツ
 (国連コソヴォ・ミッションEU能力開発プロジェクト・マネージャー、
  前ソーシャル・エンタープライズ・パートナーシップ(SEP)所長)
14:20-14:35
休憩
14:35-16:35
パネルディスカッション
 ファシリテーター:山内繁(早稲田大学人間科学部特任教授)
 パネリスト:
  炭谷茂
  フィリーダ・パービス(リンクス・ジャパン会長)
   英国での経験を鑑みた日本のソーシャルファームへの提言
  ゲーロルド・シュワルツ
  キャシー・ベイカー
  寺島彰(浦和大学総合福祉学部学部長・教授)
  上野容子(東京家政大学文学部)
  河村宏(国立障害者リハビリテーションセンター研究所 特別研究員)
16:40
閉会挨拶
 財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 常務理事片石修三 
------------------------------------------------------
●第5回「CBRと開発」勉強会
主催: JANNET (障害分野NGO連絡会)
日時: 2009年2月2日(月) 午後6時から8時
会場: 戸山サンライズ2階 中研修室
住所: 東京都新宿区戸山1-22-1
地図: http://www.jsrpd.jp/static/place/index.html
定員: 30名 (定員になり次第締め切らせていただきます。)
参加費: 500円
お申込み・お問い合せ:
JANNET事務局 (藤田・横田)
  Tel:(03)5292-7628  Fax:(03)5292-7630
  E-mail: fujita.makoto@dinf.ne.jp / yokota.kahori@dinf.ne.jp
------------------------------------------------------
●セミナー「DAISYによる教科書づくりを考える」欧米から学ぶ
趣旨: 
マルチメディアDAISYによる教科書は、読み書きに困難を抱えている
児童や生徒が「読んで理解する」ための「代替教科書」として
米国や北欧では広く使われています。
しかし、日本では、発達障害に関する社会的認知の遅れと、
日本語教科書をDAISY化するための技術上の困難などのために、
まだ普及が進んでいません。
そこで、DAISYの開発と普及を進める国際非営利団体である
DAISYコンソーシアムの理事会が京都で開催されるのを機に、
DAISYによる代替教科者の提供や
さらに進んで教科書そのもののDAISY化について
欧米等の経験や計画から学び、
日本におけるDAISY版教科書普及について討議します。
主催:
 (財) 日本障害者リハビリテーション協会
NPO法人支援技術開発機構
日本DAISYコンソーシアム
助成:教職員共済生活協同組合
日時:2009年2月5日(木)13:00~17:00
会場:京都市国際交流会館 イベントホール
情報保障:
同時通訳、要約筆記
希望に応じて手話通訳・磁気ループ・点字資料などを用意
定員:100名(定員になり次第締め切りとする)
参加費:無料
申込方法:必要事項を記入の上、メール、郵送、ファクスにて申込受付
参加申込先:
日本障害者リハビリテーション協会 情報センター
担当:吉広・長田
〒162-0052 新宿区戸山1-22-1
TEL: 03-5273-0796 FAX: 03-5273-0615
e-mail:daisy_c@dinf.ne.jp
      (cの前にアンダーバーがあります。)
詳細情報掲載URL(予定):http://www.normanet.ne.jp/info/seminar090205.html
プログラム(予定): 
13:00
開会挨拶
 片石修三((財)日本障害者リハビリテーション協会常務理事)
13:05-13:20
基調講演
 河村宏(DAISYコンソーシアム会長)
13:20-15:00
セッション1: 各国のDAISY版教科書提供の現状(各20分)
 オランダ:エドマー・シュット (デディコン)
 アメリカ:ジョージ・カーシャ (DAISYコンソーシアム事務局長、RFB&D)
 スウェーデン:シェル・ハンソン(スウェーデン国立録音点字図書館)
 イギリス:チャード・オーム(王立盲人援護協会)
15:00-15:20
休憩
15:20-16:55
セッション2:パネルディスカッション「DAISY版教科書製作をどう促進するか」
 コーディネータ:河村宏
 オランダ:エドマー・シュット (デディコン)
 アメリカ:ジョージ・カーシャ (DAISYコンソーシアム事務局長、RFB&D)
 スウェーデン:シェル・ハンソン(スウェーデン国立録音点字図書館)
 イギリス:チャード・オーム(王立盲人援護協会)
 日本:神山 忠 (岐阜県立関特別支援学校教諭)
------------------------------------------------------
●「DAISYを中心としたディスレクシアキャンペーン事業」成果報告会
 ~DAISY教科書提供体制の確立を目指して~
趣旨:
アクセシブルな情報システムDAISY(Digital Accessible Information SYstem)は、
視覚障害者だけでなく、印刷された文字や印刷物を読むことが困難な人々にとって
有効であることが国際的に認められてきている。
日本でも2008年9月に著作権法が改正され、発達障害等で普通の教科書が読めない
または読みにくいお子さんのためにニーズに合わせて教科書を複製できることが明示された。
当協会では、ディスレクシア(字を読むことに困難がある人)への
より良い支援を行うための地域活動やネットワークを奨励することを目的とし、
平成19年度・20年度の2年に渡り
「DAISYを中心としたディスレクシアキャンペーン事業」を行なってきた。
今年度は、ディスレクシアの読みの学習を支援するために、
マルチメディアDAISYで教科書を製作して、提供するプロジェクトを開始した。
本報告会では、DAISY教科書製作提供プロジェクトを中心に、
この2年間の事業の成果を報告し、
ディスレクシアに対するマルチメディアDAISYを活用した支援の到達点と課題を明確にし、
今後の活動の方向性について意見交換を行う。
主催:(財) 日本障害者リハビリテーション協会
助成:独立行政法人福祉医療機構「長寿・子育て・障害者基金」
日時:2009年2月11日(水・祝日) 13:00~17:00
会場:戸山サンライズ 大研修室
定員:250名(定員になり次第締め切りとする)
参加費:500円
情報保障:要約筆記あり。希望に応じて手話通訳・点字資料・磁気ループを用意。
申込方法:
必要事項(お名前、ご所属、ご連絡先等)を記入の上、
メール、ファクス、郵送にて申込受付
参加申込先:
日本障害者リハビリテーション協会 情報センター
担当:吉広・太田・野村
〒162-0052 新宿区戸山1-22-1
TEL: 03-5273-0796 FAX: 03-5273-0615
e-mail: daisy-seminar@dinf.ne.jp
詳細情報掲載URL(予定):http://www.normanet.ne.jp/info/seminar090211.html
プログラム(予定): 
13:00-13:10
開会挨拶 
 財団法人 日本障害者リハビリテーション協会 常務理事 片石修三
13:10-14:30
セッション1「ディスレクシア当事者のニーズと求められる支援」
 神山忠(岐阜県立関特別支援学校教諭)
 藤堂栄子(NPO法人EDGE 会長)
 加藤醇子(クリニックかとう 院長)
 品川裕香(ジャーナリスト)
14:30-14:45
ワークショップ報告及びビデオ上映
 川本雅子(武蔵野美術大学非常勤講師)
14:45-15:30
セッション2「マルチメディアDAISY教科書の製作・提供」
 中村芬(NPOデジタル編集協議会ひなぎく 事務局長)
 濱田滋子(NPO法人奈良DAISYの会 代表)
 野村美佐子(財団法人 日本障害者リハビリテーション協会)
15:30-15:45 休憩・展示
15:45-17:00
パネルディスカッション「DAISY教科書提供体制の確立を目指して」
 モデレータ:河村宏(DAISYコンソーシアム 会長)
 指定討論者:井上芳郎(NPO法人全国LD親の会)
       山内薫(墨田区立あずま図書館)
       寺島彰(浦和大学総合福祉学部 学部長・教授)
       山中香奈(兵庫県LD親の会たつの子 副代表)
17:00 閉会
------------------------------------------------------
●CBRセミナー
WHO(世界保健機構)でCBR担当チャパル氏を講師にお招きして、
作成中のCBRガイドラインについてお話をうかがいます。
主催: (財)日本障害者リハビリテーション協会
日時: 2009年3月8日(日) 終日
会場: 戸山サンライズ2階 大研修室
住所: 東京都新宿区戸山1-22-1
地図: http://www.jsrpd.jp/static/place/index.html
定員: 100名
参加費: 無料
お申込み・お問い合せ:
(財)日本障害者リハビリテーション協会 国際課 (藤田・横田)
  Tel:(03)5292-7628  Fax:(03)5292-7630
  E-mail: fujita.makoto@dinf.ne.jp / yokota.kahori@dinf.ne.jp
------------------------------------------------------
【3】ウェブ担当者コラム
------------------------------------------------------
●JDFセミナー
 障害者権利条約で変わる 私たちの暮らし
 ~暮らしの中にどう活かす「合理的配慮」
 http://www.normanet.ne.jp/~jdf/1129/
11月29日に表題のセミナーが開催されました。
(プログラムは上記をご確認ください。)
ティナ・ミンコウィッツ氏の基調講演は、
合理的配慮とは何かから始まり、
その他の主要な概念であるユニバーサルデザイン、
アクセシビリティ、差別・非差別などと合理的配慮の関係についてでした。
ミンコウィッツ氏自身が精神障害当事者であるということもあり、
法的能力に関する内容が実感がこもっていてもっとも印象的でした。
「障害のある人、特に知的障害者、精神障害者は、
今までは法的能力に子どもと同じシステムになっていた。
当事者の意思決定を代替するシステムではなく、
個々にあった意思決定をサポートするためのシステムが必要である。」と。
この12条関連については質疑応答でも話題になりました。
日本の後見人制度は、12条をクリアしているのかという質問に対し、
ミンコウィッツ氏は、「自分の後見人を選ぶことができるのは自立の一つだが、
他人が決定権を持っているのではそれは十分ではない」と回答しました。
12条を完全に実行している国はいまだないということでした。
結論としては、障害者権利条約は、
障害者が参加者となるパラダイムシフトなのだと強調していました。
今回は、厚生労働省の労働関係担当者と
文部科学省の特別支援教育関係担当者が登壇しましが、
すでに労働関係は何度かJDFと話し合いを持っているのに対して、
教育関係はまだそれが進んでいないという差があって、
報告内容に違いが出たという印象を受けました。
登壇者もフロアの参加者も、様々な障害種別の当事者がいました。
また、厚生労働省と文部科学省から担当者が来ていたため、
質疑応答で、各当事者としての意見を主張する場面も見られ、
運営の難しさもありましたが、
これは、JDFのセミナーの特徴であり、収穫であると感じました。
また、当日の資料として、福祉新聞社が発行した
「障害者権利条約で社会を変えたい」が入っていました。
http://www.fukushishimbun.co.jp/book/index.html
これは、様々な立場の当事者、有識者が権利条約について執筆したコラムであり、
かなり資料的価値が高いものであると思います。
情報分野に関わる者としては、パネルディスカッションでの
ニキ・リンコさんの「情報保障が大切と言われるが、
頭の切り替えに困難をかかえている人たちに大切なのは、
むしろ『情報排除保障』である」というご発言が印象に残りました。
関連情報:
Convention on the Rights of Persons with Disabilities
Optional Protocol to the Convention
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/adhoc8/protocol.html
(日本政府仮訳文)
障害者の権利に関する条約
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/adhoc8/convention.html
障害のある人の権利に関する条約 仮訳
川島聡=長瀬修 仮訳(2008年5月30日付)
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/shiryo/convention/index.html
□□■ 編集後記………………………………
おかげさまで、毎月のように講演会や学会などでDAISYを展示して、
DAISYを通してたくさんの方とお会いできた1年でした。
今までの講演会の記録は、DINF公開のための作業を進めているところです。
来年も2月に講演会をいくつか企画しています。
そちらでまたお会いできればと思います。
皆様、良いお年をお迎えください。
そして、2009年もまたよろしくお願いいたします。
………………………………………………………………………………
 発行元:(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター
 〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
 TEL:03-5273-0796 FAX:03-5273-0615
………………………………………………………………………………■■■

DINFメルマガお申し込みフォームへ