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障害保健福祉研究情報システム(DINF)・メールマガジン バックナンバー

第37号(2009年7月17日配信)

□…… DINF: 障害保健福祉研究情報システム・メールマガジン ……………□
                第37号(2009年7月17日配信) 刊行:不定期
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 DINF(Disability INFormation Resources)は、
 財団法人日本障害者リハビリテーション協会が
 障害者の保健と福祉に関わる研究を支援するために、
 国内外から広く関連する情報を収集し障害者関連の情報を
 提供しているサイトです。
 【 DINFホームページ 】http://www.dinf.ne.jp
 【 お問合せ 】webmaster@dinf.ne.jp
 【 配信停止の申請 】
 メールの件名に「配信停止の申請」と書き、
 登録されているメールアドレスよりお送り下さい。
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 【 プライバシーポリシーについて 】
 個人情報を適切に保護するため、お預かりした情報は取扱いに
 つきましては細心の注意を払っています。
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■ 目次
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【1】新着情報
【2】セミナー案内
【3】ウェブ担当者コラム
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【1】新着情報
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<DINF日本語版>
【調査・研究-家族・支援スタッフ・ソーシャルワーク】
(7月6日 新着)
特集「きょうだい」(雑誌『Das Band』2009年4月発行第2号)より
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/book/dasband209-3031.html
  ドイツの全国身体障害者連合会が発行している雑誌『Das Band』の
  2009年4月発行第2号に掲載されていた記事の一部を翻訳したものです。
  第2号の特集は障害のある人のきょうだいについてで、
  きょうだいや親がそれぞれの立場で記事を書いています。
  掲載記事は、ダウン症のヨハンナの、母・ウルスラ、妹・シャルロッテ、
  兄・フリードリッヒが執筆している部分です。
【世界の動き-海外からのトピックス】
(7月14日 新着)
WHO西太平洋地域事務所によるCBRワークショップに参加して
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/else/topics/cbr0906_ueno.html
  6月24日から26日まで、WHO(世界保健機関)西太平洋地域事務所が
  開催したCBRワークショップの報告文です。
  3日間のワークショップでは、2月のCBR会議での成果のレビュー、
  参加者によるカントリープレゼンテーション、
  バンコク・コミットメントのレビュー、フィールドビジット、
  CBRのアクションプランのグループディスカッションが行われました。
【情報アクセス-情報アクセシビリティ:ITを活用した情報支援】
(7月15日 新着)
デジタル録音図書における科学的コンテンツの解説のための有効な実践
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/it/NCAM/index.html
  科学、技術、工学、数学関連の情報は、グラフ・表から図・数式に至るまで
  多くの場合、視覚的に表示されます。
  デジタル録音図書やウェブサイトにこのような情報を掲載する場合、
  アクセシブルに表現するにはどのようにしたらよいのか、
  皆さまも悩んだ経験がおありになるのではないでしょうか。
  ボストン公共放送、アクセシブルメディアセンターは、
  有意義な解説の提供を目的とした効果的な実践の研究と実証を行いました。
  これは、その報告書を翻訳したものです。
  折れ線グラフや円グラフなど、科学的コンテンツの効果的な表現方法を
  提示しています。
【協会発ジャーナル】
(7月7日,16日 新着)
○新刊目次
月刊ノーマライゼーション 2009年7月号(通巻336号)目次
 特集「政策決定過程における当事者の役割」
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n336/index.html
○バックナンバー
月刊ノーマライゼーション 2006年11月号(通巻304号)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n304/index.html
月刊ノーマライゼーション 2006年12月号(通巻305号)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n305/index.html
  ノーマライゼーションは、各省庁の障害者施策に関する情報や動き、
  全国各地域での実践例の紹介、移動・コミュニケーションなどの生活情報、
  「第2次アジア太平洋障害者の十年」「障害者権利条約」など
  国連をはじめとする世界の障害のある人を取り巻く動きを紹介した、
  障害者福祉総合情報誌です。
  http://www.normanet.ne.jp/~info/m_norma/
  DINFでは、1995年10月号から2006年12月号までの目次と記事本文、
  2007年1月号から最新号までの目次を掲載しています。
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【2】セミナーのご案内
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●第32回総合リハビリテーション研究大会
 独立行政法人福祉医療機構(長寿・子育て・障害者基金)助成事業
■日時:2009年8月29日(土)・30日(日)
■場所:埼玉県立大学(埼玉県越谷市三野宮820番地 http://www.spu.ac.jp/)
■テーマ:「リハビリテーションのいま・そして・交流」
■参加費:一般3,000円、学生1,000円
■懇親会費:3,000円 (29日18:00より)
■主催:
 第32回総合リハビリテーション研究大会実行委員会
 財団法人 日本障害者リハビリテーション協会
■後援(順不同):
 内閣府、厚生労働省、文部科学省、埼玉県、
 社会福祉法人全国社会福祉協議会、
 独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構、
 日本障害フォーラム
■生涯学習:
 日本理学療法士協会 生涯学習システム単位取得可
 日本作業療法士協会 SIG 認定取得研究大会
■開催趣旨:
近年、国際リハビリテーション協会(RI)の
組織名称の再考が提案されるなど、
リハビリテーションという用語やその概念を
再検討すべきであるという議論があります。
一方で、昨年発効した国連障害者権利条約においては、
リハビリテーションが条文のタイトルとして採用され、
その意義を再確認しており、
また、ILO、UNESCO、WHOは、共同政策方針を定め、
多くの領域でCBR(Community Based Rehabilitation)を
すすめていくことに取り組んでいます。
このような状況のなか、リハビリテーションの現状について
いろいろなレベルおよび領域から報告をいただき、
また、総合リハビリテーションの基本である「交流」の観点から、
リハビリテーションの存在意義について検討するための問題提起を行います。
■プログラム(敬称略):
8月29日(土)13:00-17:00
基調講演1:「RIの現状とアジアのリハビリテーション」 
 ヴィーナス・イラガン(国際リハビリテーション協会(RI)事務局長)
基調講演2:「インクルーシブな地域生活の実現」
 佐藤 進(埼玉県立大学学長)
特別講演:
「リハビリテーションの発展と革新 ヨーロッパの視点から」
 ドナル・マカナニー
 (欧州リハビリテーション協会(EPR)上級顧問/
  ユニバーシティ・カレッジ・ダブリン障害学センター研究員)
8月30日(日)
―午前― 9:30-12:00 分科会「リハビリテーションの現状」 
1.リハビリテーションと障害者の権利
 コーディネータ 佐藤 久夫(日本社会事業大学教授)
2.アクセシビリティの確保
 コーディネータ 高橋 儀平(東洋大学教授)
3.リハビリテーションと地域生活支援
 コーディネータ 野中 猛(日本福祉大学教授)
4.リハビリテーションと生活機能
 コーディネータ 金田 安正(びわこ成蹊スポーツ大学教授)
―午後― 13:00-14:00
コーディネータからの分科会の総括
 座長 寺島 彰(浦和大学教授)
■申込先・問合せ
日本障害者リハビリテーション協会
E-mail:rehab@dinf.ne.jp
TEL:03-5292-7628
FAX:03-5292-7630
http://www.normanet.ne.jp/~rehab/(準備中)
http://www.normanet.ne.jp/box/#node-1399
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【3】ウェブ担当者コラム
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●障害者権利条約に関する冊子のご紹介
最近よくお問い合わせをいただきますので、
改めて、障害者権利条約に関する2つの冊子についてご紹介します。
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『みんなちがってみんな一緒! 障害者権利条約』
編集・発行:日本障害フォーラム(JDF)(2008年5月)
DAISY版作成:(財)日本障害者リハビリテーション協会(2009年5月)
本書は、次のことの理解を目的としています。
・障害者権利条約にはどのようなことが書かれているのか
・なぜ、この条約ができたのか
・この条約の理念を実現させるためにはどうすればいいのか
中身は、大きく2つに分かれています。
・第一部 権利条約って何?
・第二部 権利条約をもっと知りたい人のために
第一部では、障害者権利条約とは何か、どんな内容か、
目ざしているのはどのような社会かなど、8つのQについて、
1ページから2ページで、わかりやすく説明しています。
「Q4 障害者権利条約に定められているポイントをいくつか挙げてください。」
では、次の6つのポイントを挙げています。
・「障害」とは何か。「障害者」とは誰か
・差別とは何か
・「合理的配慮」とは
・法的能力について
・参加とインクルージョン
・手話は言語である
第二部は、前文や主な条文で書かれている内容をそれぞれ1ページにまとめています。
本書のタイトルにもなっている「みんなちがってみんな一緒」は、
前文にこめられた、この条約の基本精神です。
「障害に基づく差別とは」では、障害者権利条約の第2条で、
「障害を理由とする不利益取り扱い(直接差別)に加え、
間接差別と合理的配慮義務の違反も「障害に基づく差別」とした」ことを
説明しています。
そして、「合理的配慮」については、すぐ次のページに書かれています。
ここでは、これを2つのポイントでまとめています。
・障害に伴うさまざまな不平等や不利益について、
 これらを解消するための改善や変更を、社会の側から行なわなければならない。
・合理的配慮を「差別」との関係で捉えなければならない。
本書は、障害者権利条約の成立のために2002年から8回開かれた特別委員会に
毎回参加した、障害者団体や関係団体のメンバーが執筆に当たっています。
障害者権利条約の意義や理念について学ぶ基本的な資料として最適です。
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冊子版紹介:
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/minna.html
【冊子版問い合わせ先】
日本障害フォーラム(JDF)
〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
TEL:03-5292-7628
FAX:03-5292-7630
E-mail:jdf_info@dinf.ne.jp (jdfとinfoの間にアンダーバーがあります。)
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マルチメディアDAISY版紹介:
http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/book/index.html
【マルチメディアDAISY版問い合わせ先】
(財)日本障害者リハビリテーション協会情報センター情報センターDAISY担当
〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
TEL:03-5273-0796
FAX:03-5273-0615
E-mail:daisy_c@dinf.ne.jp (daisyとcの間にアンダーバーがあります。)
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『わたしたちのできること It's About Ability 障害者権利条約の話』
発行:ユニセフ(2008年4月)
監訳:玉村公二彦(奈良教育大学)
翻訳・編集:(財)日本障害者リハビリテーション協会(2008年11月)
本書は、障害者権利条約の特別委員会に、最年少の政府代表として参加した
障害当事者であるビクター・サンチャゴ・ピネダが執筆し、
ユニセフより発行されました。
障害者権利条約について、子どもにわかるように書かれた冊子で、
子どもの生活の中で権利がどのような意味を持っているのかを中心に書かれています。
世界の障害のある子どもの詩や絵が随所に織り込まれていて、色彩豊かです。
条約、人権、法律、批准などの基本的な用語も説明がついています。
条文を噛み砕いて書いているところが特徴です。
たとえば、このように。
  第5条:平等と差別されないこと
  すべての人は法律で守られる権利を持っており、
  ある国の法律は、そこで暮らすすべての人に当てはまるということを、
  政府は認めなければなりません。
そして、障害がある子ども自身をはじめ
皆にできることは何か、提案しつつ、
楽しんでやってみましょうと呼びかけています。
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PDF版:
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/rightafter/unicef_jp_Lo.pdf
HTML版:
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/rightafter/0804_ability.html
印刷版紹介:
http://www.normanet.ne.jp/box/#node-1394
【問い合わせ先】
(財)日本障害者リハビリテーション協会情報センター
担当:有田
〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
TEL:03-5273-0796
FAX:03-5273-0615
E-mail:dinf-j@dinf.ne.jp
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【DINF関連記事】
世界の動き-国連障害者の権利条約
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/right.html
【関連サイト】
障害のある人の権利に関する条約 仮訳
川島聡=長瀬修 仮訳(2008年5月30日付)
http://www.normanet.ne.jp/~jdf/shiryo/convention/index.html
□□■ 編集後記………………………………
オンラインで注文していた
『色についてのくろい本(Das schwarze Buch der Farben)』が
届きました。
当然ながら、全部ドイツ語なのですが、
よくよくみると奥付のページに、DAISY Formatの文字が!
こちらのページからDAISYのデータの入った
zipファイルをダウンロードできます。
http://www.argon-verlag.de/farben/
画像は入っていませんが、テキストはすべて入っています。
音声は全部ドイツ語ですが、海外のDAISYを聞いてみるのも楽しいですよ。
DAISY再生ソフトをお持ちでない方は、こちらで。
http://www.dinf.ne.jp/doc/daisy/software/amis_install.html
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●障害者福祉の総合情報誌
月刊『ノーマライゼーション』(定価800円)
7月号発売中! 特集「政策決定過程における当事者の役割」
http://www.normanet.ne.jp/~info/m_norma/
●障害者福祉専門職の方必読!
季刊『リハビリテーション研究』(定価1200円)
最新刊 139号 特集「発達障害」とリハビリテーション
CD-ROM版発売中(1号~100号分、ブックレット付。9500円)
http://www.normanet.ne.jp/~info/rihaken/
………………………………………………………………………………
 発行元:(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター
 〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
 TEL:03-5273-0796 FAX:03-5273-0615
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