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障害保健福祉研究情報システム(DINF)・メールマガジン バックナンバー

第56号(2011年3月10日配信)

 
□…… DINF: 障害保健福祉研究情報システム・メールマガジン ……………□
                第56号(2011年3月10日配信) 刊行:不定期
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 DINF(Disability INFormation Resources)は、
 財団法人日本障害者リハビリテーション協会が
 障害者の保健と福祉に関わる研究を支援するために、
 国内外から広く関連する情報を収集し障害者関連の情報を
 提供しているサイトです。
 【 DINFホームページ 】http://www.dinf.ne.jp
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 【 プライバシーポリシーについて 】
 個人情報を適切に保護するため、お預かりした情報は取扱いに
 つきましては細心の注意を払っています。
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■ 目次
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【1】新着情報(2011年1月4日~3月10日)
【2】『リハビリテーション研究』最新号(146号)のご案内
【3】ウェブ担当者コラム
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【1】新着情報(2011年1月4日~3月10日)
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【情報アクセス-IFLA】
(1月4日 新着)
マイノリティに対する図書館サービス:
IFLA多文化社会図書館サービス分科会 サテライト会議 in コペンハーゲン
 平田 泰子(IFLA多文化社会図書館サービス分科会常任委員)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/ifla/multicul2010/index.html
  スウェーデンのヨーテボリで行われた2010年のIFLA大会(8月10日~15日)後、
  8月16日午後から18日にかけて、IFLA多文化社会図書館サービス分科会主催による
  ポスト会議が、コペンハーゲンで開催されました。
  日本の多文化サービスについてとポスト会議についてご執筆いただきました。
【情報アクセス-著作権法の現況】
(1月20日、2月16日 新着)
著作権法改正と障害者サービス 第4回
視覚等の障害者が必要とする情報とは?
―サピエが広げる情報と公共図書館等への期待―
 加藤俊和(特定非営利活動法人全国視覚障害者情報提供施設協会サピエ事務局長)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/kato_jla1012.html
著作権法改正と障害者サービス 第5回
読書権運動の起源―明治期の点字雑誌に見る点字図書館創設への願い―
 大橋由昌
(2010年国民読書年に向けて障害者・高齢者の読書バリアフリーを実現する会 副代表)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/ohashi_jla1101.html
  図書館雑誌で連載がはじまった「著作権法改正と障害者サービス」シリーズを
  著者および日本図書館協会事務局より許諾をいただき、
  次号が発行された時点で前の号の記事を転載してきました。
  今回は図書館雑誌2010年12月号に掲載されているサピエ図書館について
  2011年1月号に掲載されている読書権運動について掲載しました。
【情報アクセス-誰もが読める本】
(2月23日 新着)
本は友だち―障害をもつ子どもと本の出会いのために 
 著:トーディス・ウーリアセーター
 訳:藤田 雅子・乾 侑美子
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/book/tordis/index.html
  本作品は、著者、翻訳者、出版社の許諾により、
  ウーリアセーター・トーディス著・藤田雅子・乾侑美子訳
  『本は友だち:障害をもつ子どもと本の出会いのために』
  (偕成社/1989年刊)の全文(126p)を掲載しています。
  原文は以下に掲載しています。
  Orjasaeter, Tordis.
  The Role of Children's Books in Integrating Handicapped Children 
  into Everyday Life. 
  Unesco, 1981, 46p. (Studies on Books and Reading No. 1)
  http://www.dinf.ne.jp/doc/english/access/tordis/index.html 
【情報アクセス-転載「マリタイムス」】
(1月25日、3月9日 新着)
「マリタイムス」No.135 2011年1月25日発行 岡本真理
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/newsletter/maritimes_1101.html
「マリタイムス」No.136 2011年3月8日発行 岡本真理
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/newsletter/maritimes_1103.html
  No.136目次
  「ニュージーランドの地震被害も大きく」
  「九州新燃岳の噴火もいつまで続くのか」
  「毎年恒例の冬の交流集会に参加をした」
  「いつまで続くのかー、角界よ立ち直れよー、もうひどすぎ」
  「ヘルパーさんの交代が続く」
  「埼玉県民で事務公務員の川内悠輝さんが注目されている」
  「新レシピ我家の料理シリーズ「オムハヤシライス」」
  「鶴見の新名所サルビアホールのコンサートに行った」
  マリタイムスDINF掲載にあたり
  http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/newsletter/maritimes.html
【法律・行政-障がい者制度改革推進会議】
(1月18日、2月21日 新着)
第22回と第23回の報告【リレー推進会議レポート8】
中西由起子(アジア・ディスアビリティ・インスティテート)
*月刊「ノーマライゼーション 障害者の福祉」2011年1月号より転載
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/law/promotion/report_1101.html
  原本書誌情報
  中西由起子.第22回と第23回の報告(リレー推進会議レポート8).
  ノーマライゼーション 障害者の福祉.2011.1,Vol.31, No.1, p.40-41.
  月刊「ノーマライゼーション 障害者の福祉」2011年1月号 目次
  http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n354/index.html
第24回・25回・26回の報告【リレー推進会議レポート9】
北野誠一(NPO法人大阪生活支援ネットワーク理事長)
*月刊「ノーマライゼーション 障害者の福祉」2011年2月号より転載
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/law/promotion/report_1102.html
  原本書誌情報
  北野誠一.第24回・25回・26回の報告(リレー推進会議レポート9).
  ノーマライゼーション 障害者の福祉.2011.2,Vol.31, No.2, p.44-45.
  月刊「ノーマライゼーション 障害者の福祉」2011年2月号 目次
  http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n355/index.html
  「障がい者制度改革推進会議」コーナーでは、
  「アクセシブルな会議の運営」という視点からのレポートを掲載していますが、
  今月から、月刊『ノーマライゼーション 障害者の福祉』に掲載されている
  障がい者制度改革推進会議のレポートを転載していきます。
  http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/law/promotion/index.html
  DINFでは、ノーマライゼーションのバックナンバーの記事本文は、
  紙媒体の発行から3年が経過したものを順次掲載していますが、
  「障がい者制度改革推進会議」の記事は、紙媒体発行後1週間で
  DINFに掲載しております。
【法律・行政-障がい者制度改革推進会議】
(2月25日、3月2日、3月3日、3月4日 新着)
障害者基本法の抜本改正についてのJDF統一要求書
 日本障害フォーラム(JDF)
 代表 小川 榮一
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/law/promotion/20110224_jdf_demand.html
障害者基本法改正案に関する声明
 障害者の生活保障を要求する連絡会議(障害連)
 代表 伊藤雅文
 事務局長 太田修平
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/law/promotion/20110217_amendment_bill.html
閣議決定に沿った障害者基本法の抜本的改正を求める会長声明
 2011年(平成23年)2月18日
 日本弁護士連合会
 会長 宇都宮 健児
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/law/promotion/20110218_statement.html
聴覚障害者の権利保障を実現する障害者基本法改正を求める
「障害者基本法の改正について(案)」についての統一要求書
 聴覚障害者制度改革推進中央本部
 本部長 石野 富志三郎
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/law/promotion/20110228_unified_demand.html
  障害者基本法の改正に関する各団体の声明文です。
【協会発ジャーナル】
(1月11日、2月7日、3月7日 新着)
<新着目次>
月刊ノーマライゼーション 2011年1月号(通巻354号)目次
 特集「制度改革と障害者基本法の改正」
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n354/index.html
月刊ノーマライゼーション 2011年2月号(通巻355号)目次
 特集「障害と生命倫理」
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n355/index.html
月刊ノーマライゼーション 2011年3月号(通巻356号)目次
 特集「平成23年度 障害保健福祉関係予算」
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n356/index.html
<バックナンバー新規掲載>
月刊ノーマライゼーション 2008年1月号(通巻318号)
 特集「障害者権利条約批准への課題」
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n318/index.html
  ノーマライゼーションは、各省庁の障害者施策に関する情報や動き、
  全国各地域での実践例の紹介、移動・コミュニケーションなどの生活情報、
  「第2次アジア太平洋障害者の十年」「障害者権利条約」など
  国連をはじめとする世界の障害のある人を取り巻く動きを紹介した、
  障害者福祉総合情報誌です。
  雑誌のご購読は「月刊誌ノーマライゼーション」のページよりお申込み下さい。
  http://www.normanet.ne.jp/~info/m_norma/
  バックナンバーの購入も可能です。
  9月号の特集は「推進会議と新たな障害者政策の方向」です。
  リレー推進会議レポート以外も推進会議関連の記事が多数掲載されています。
  12月号の特集は「ポスト自立支援法の行方」です。
  「障がい者制度改革推進会議」や「総合福祉部会」で
  議論されていることに関連する内容です。
  DINFでは、1995年10月号から2008年1月号までの目次と記事本文、
  2008年2月号から最新号までの目次を掲載しています。
  バックナンバーの記事本文は、
  紙媒体の発行から3年が経過したものを順次掲載していきます。
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【2】『リハビリテーション研究』最新号(146号)のご案内
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『リハビリテーション研究』第146号 2011年3月発行
◆視点 わがリハ人生の回顧(三澤 義一)
◆特集 第33回総合リハビリテーション研究大会
    ―総合リハビリテーションの新生をめざして―
・第33回総合リハビリテーション研究大会の基本的な考え方
 ―総合リハビリテーションの新生をめざして―(大川 弥生)
・シンポジウム1 総合リハビリテーションの新生(上田 敏)
・シンポジウム2 
  総合リハビリテーションの視点から「働くこと」を考える(松井 亮輔)
・シンポジウム3 総合リハビリテーションの視点から災害を考える(大川 弥生)
・分科会1 小児の生活支援と領域・機関連携
 -個別の教育支援計画における「共通言語」を探る-(吉川 一義)
・分科会2 総合リハビリテーションに生かす工学(松本 吉央)
・分科会3 総合リハビリテーションセンターにおける
  医療部門の位置づけおよび役割と機能(伊藤 利之)
・ICF研修会と公開市民講座(上田 敏)
◆講座 総合リハビリテーションに生かすICF 第4回
 教育と当事者参加~茂木俊彦氏、藤井克徳氏との対談から~(大川 弥生)
◆用語の解説 社会的雇用/協同労働の協同組合(朝日 雅也)
◆報告 欧州の福祉機器安全基準整備状況
  -4カ国の視察(2009.12)から-(藤井 直人)
◆文献抄録
◆学会・セミナー報告
・研究交流セミナー これからの特別支援教育がめざすもの(河内 清彦)
・「高次脳機能障害を支援する」―私たちにできることは―(東川 悦子)
◆編集後記(上田 敏)
※定期購読者は本誌をウェブ上でも読めます。
新規お申し込み・お問い合わせは当協会へ
http://www.normanet.ne.jp/~info/rihaken/
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【3】ウェブ担当者コラム
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「インクルーシブなコミュニティ作りのために」
 -CBRガイドラインはどう使われるのか?-
マヤ・トーマス氏講演会および対話交流会
日時:2011年2月11日
会場:戸山サンライズ(新宿区)
主催:財団法人日本障害者リハビリテーション協会
午前:マヤ・トーマス氏講演
   第一部:CBRガイドラインについての考察
   第二部:インド及び中国におけるCBRプロジェクトの
       評価に基づき、CBRマトリックス表を障害の
       ある人の生活の質に関連付ける
午後:講演1
   「日本の地域福祉の事例」
   戸枝陽基氏(社会福祉法人むそう理事長)
   講演2
   「障害者権利条約とCBID」
   高嶺豊氏 (琉球大学教授)
対話交流会
問題提起:CBID、CBRガイドラインのここがわからない
平本実氏(特定非営利活動法人 ワールドヴィジョンジャパン)
野際紗綾子氏(認定NPO法人 難民を助ける会)
マヤ・トーマス氏は「障害と開発」分野に興味のある方にとっては大変有名な方で、
CBR専門家、そして、障害政策のアドバイザーとして世界的な活動を展開しておられる。
CBR(Community Based Rehabilitation)は日本語では
「地域に根ざしたリハビリテーション」と訳されており、
途上国の農村に住む障害者にそのニーズに応じた、
リハビリテーション・サービスを提供する方式として、WHOなどによって開発された。
トーマス氏のお話は、CBRガイドライン(2010年11月 WHO発行)についての考察と、
CBRマトリックス表を障害のある人の生活の質に関連付けた事例の
2本立てとなっており、CBRの背景と変遷、
そして具体例によりCBRについての理解を深めることができた。
80年代の開始当初のCBRは、個人中心の介入に重点をおく医療的アプローチだったが、
徐々に包括的な権利に基づくアプローチに変化していった。
障害者権利条約の第26条と19条はCBRを支援する項目として、
地域社会(農村を含む)における社会参加と平等が明記されている。
そして現在、CBRはCBID(Community Based Inclusive Development)
「地域に根ざしたインクルーシブな開発」を目標とする戦略であり、
CBIDを達成する取り組みは先進国、途上国を問わず必要であることが説明された。
また、戸枝氏の知多半島での地域生活支援システムの事例報告は、
CBRの理念が日本でも同じように活用でき、
まちづくりにまで応用できた事例の紹介で、CBRは開発途上国のみならず
日本で実践することによりコミュニティの活性化につながることを学び、
CBR理念の日本での普及の必要性も感じた。
CBIDを目標にすることで、今までは障害者のリハビリテーションに
特化した問題ととらえられていたCBRが、より多様な分野にまで広がりはじめ、
今後はさらに様々な国際NGO活動の実践課題に取り込まれていく方向性がみえてきた。
交流会では、フロアからも多くの質問が寄せられ、
まさに会場が一体となった参加型の講演会となった。
マヤ・トーマス氏が編集している
「アジア太平洋障害者リハビリテーション・ジャーナル」
(Asia Pacific Disability Rehabilitation Journal)は
トーマス氏より許可をいただき、1998年よりDINF英語版にHTML版で掲載している。
この冊子は、2011年4月から“Disability, CBR and Inclusive Development”
としてリニューアルされる。
今年は日本障害者リハビリテーション協会がいくつかの記事を翻訳し、DINFにも掲載予定。
【DINF関連記事】
用語解説:地域に根ざしたリハビリテーション
(Community Based Rehabilitation:CBR)
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/glossary/CBR.html
Asia Pacific Disability Rehabilitation Journal
http://www.dinf.ne.jp/doc/english/asia/resource/apdrj/apdrj.html
□□■ 編集後記……………………………………………………
障がい者制度改革推進会議の資料のHTML化を進めています。
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/law/promotion/index.html
年度内には遡及入力を終わらせ、新年度には、次の会議までには
前の会議の資料のHTMLを掲載しているという形を目指して作業をしています。
だいぶ追いついてきました。
………………………………………………………………………………
●障害者福祉の総合情報誌
月刊『ノーマライゼーション』(定価800円)
最新刊 3月号
 特集「平成23年度 障害保健福祉関係予算」
http://www.normanet.ne.jp/~info/m_norma/
●障害者福祉専門職の方必読!
季刊『リハビリテーション研究』(定価1200円)
最新刊 146号
 特集「第33回総合リハビリテーション研究大会
    ―総合リハビリテーションの新生をめざして―」
CD-ROM版発売中(1号~100号分、ブックレット付。9500円)
http://www.normanet.ne.jp/~info/rihaken/
………………………………………………………………………………
 発行元:(財)日本障害者リハビリテーション協会 情報センター
 〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
 TEL:03-5273-0796 FAX:03-5273-0615
………………………………………………………………………………■■■

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