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持続可能な開発目標(SDGs :Sustainable Development Goals)

持続可能な開発目標とは?

2015年9月25日、世界193のリーダーが向こう15年間の3つの並はずれたことを達成させるため、17の目標にコミットメントをします。 最貧困の撲滅、不平等と不公平に対する戦い、気候変動の是正。こうしたことを行うのが、持続可能な開発目標です。全ての人々、全ての国々に対して。

なぜ新しい目標が今年採択されたのか?

2000年に始まったミレニアム開発目標は、2015年を最終年として設けました。

この目標の達成、つまり新しい開発のアジェンダが2015年以降は必要であるという事実の認識を、リオ+20と国連持続可能な開発会議で賛同し、2012年に一連の持続可能な開発目標を発展させるためオープン・ワーキング・グループを設立しました。

1年以上の交渉の後、オープン・ワーキング・グループは17の持続可能な開発目標の提言を発表しました。2015年の8月初旬、193の国連加盟国が新しいアジェンダ「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ(Transforming our World : The 2030 Agenda for Sustainable Development)」の成果文書の合意を得ました。

17の目標の新たな持続可能は開発のアジェンダの採択に向けた国連サミットが2015年9月25日から27日にニューヨークで開催されることを決定し、加盟国は、国連総会ハイレベル会合で集まります。

なぜこんなに沢山目標があるの?

21のターゲットがあったミレニアム開発目標に比べて、持続可能な開発目標は17の目標と169のターゲットがあります。今日世界で起きている複雑な課題に対し、幅広い事柄を網羅することが求められています。同様に、問題の実態だけでなく根底となる原因に取り組むことが非常に重要です。

持続可能な開発目標は、193の国連加盟国や市民社会や他のステークホルダーといった前例のない参加者が関わった交渉プロセスの結果であります。これは、幅広い興味・関心と考えの現れに繋がっています。それに対して、MDGsは水面下で専門家グループによって作られた産物です。

MDGsは主に社会的アジェンダに着目していましたが、持続可能な開発目標は対象範囲が広いです。なぜなら、経済成長、ソーシャル・インクルージョン、環境保護といった持続可能な開発の相互要素に取り組むからです。

MDGsは開発途上国、とりわけ最貧困国を対象にしていたのに対し、持続可能な開発目標は豊かな国、貧しい国の世界全体に対応しています。


原文は「2015 Time for Global Action for People and Planet」のNewsのページに掲載されている。
http://www.un.org/sustainabledevelopment/summit/