差別禁止部会 第11回(H23.12.9) 参考資料2 「こころのバリアフリー」ガイドブック 『こころのバリアフリー』とは、みんなが一緒に気持ちよく暮らしていけるように、わたしたち一人ひとりが、お年寄りや障害のある人などの気持ちになって考え、協力していくことです。 国土交通省関東運輸局交通環境部消費者行政・情報課 「みんな」にとってやさしい社会って、どんな社会だろう? みんなの中には、いろんな「みんな」がいます ●移動が大変な人がいます。  お年寄りや、けがや病気のために歩くことが困難な人がいます。そうした人たちにとって、車いすは欠かすことのできない道具です。でも、車いすで自力で階段を上ったり下りたりすることができません。少しでも段差があると、車いすはうまく前に進めなくなってしまいます。 ●“どこに何があるか”が見えない人がいます。  目の不自由な人にとって、初めて行く場所は、どこに何があるかが分からないだけでなく、道路や駅のホームなど、常に危険と隣りあわせです。また、年をとると多くの人は、ものが見える範囲が狭くなって周りの様子がわかりにくくなったり、時刻表や運賃表などの小さな文字が読みづらくなります。 ●動作がゆっくりの人がいます。  だれでも年をとってくると、若い頃と比べて動作や歩く速さがおそくなります。また、妊娠している女性は、生まれてくる命をいたわるために、ゆっくりした動きになります。 ●ブザーやアナウンスが聞こえない人がいます。  生まれながらに耳の聞こえない人、病気や年をとって耳が聞こえなくなる人がいます。まちは、危険を知らせるブザーや、様々な情報を知らせるアナウンスであふれていますが、アナウンスが聞こえないと、事故などがあったとき様子がわからないので、とても不安です。 みんなが、できるだけ不便や不自由をしないで、行きたいところに気持ちよく行けるような“バリアフリー社会” が求められています。 ●「 バリアフリー」ってなに?  バリアフリーの「バリア」とは、英語で障壁(かべ)という意味です。つまり、バリアフリーとは、人々が移動するときに障壁になっているバリアをなくす(フリーにする)ことです。  「バリアフリー社会」を実現するためには、障害のある人をとりまく4つの「バリア」を取り除くことが必要といわれています。 ●物理的なバリア  出入口や通路に段差があったり、幅がせまかったりすると、車いすの人などは利用できません。 ●制度的なバリア  障害があることで資格がとれなかったり、入学や就職の試験が受けられなかったりすると、自分の思うように活動ができません。 ●文化・情報面のバリア  目の不自由な人には点字や音声案内、耳の不自由な人には手話通訳や文字情報などがないと、必要な情報が伝わりません。 ●意識上のバリア  障害があることを偏見の目で見たり、「かわいそうだから」と特別あつかいしたりすると、平等な交流ができません。 ★このことばを覚えよう! ユニバーサルデザイン  ユニバーサルデザインとは、“あらかじめ、年齢や性別、体力や障害のあるなしに関係なく、どんな人にとっても使いやすくわかりやすいように、まちや身の回りのものをデザインする”という考え方です。 なるほど!バリアフリーは“バリアをなくす”こと、ユニバーサルデザインは“最初からバリアをつくらないように、だれにでも使いやすいようにデザインする”ということなんだね。 1.まちで見かけるバリアフリー 1 駅などのバリアフリー  駅や船、バス、タクシーなどの乗り場は、みんながどこかへ出かけようとするときの重要なポイントとなる場所です。学校や仕事、遊び、または病院に行ったりするために、毎日さまざまな人たちが集まります。みんなが自由に出かけて、移動することができるように、駅などにはさまざまなバリアフリーの工夫がされています。 エレベーター  エレベーターには、車いすの人や目の不自由な人が安心して利用できるように、いろいろな工夫がされています。車いすの人やベビーカーを押している人が、転回せずにそのまま進行方向に出られるように、入口と出口が別々に付いている「スルー型」もあります。 写真 ・目が不自由でもさわってわかるボタン ・スルー型エレベーター 誘導用ブロック  誘導用ブロックは、目の不自由な人が安全に歩行するためのものです。安全な道すぎを示す「線状ブロック」と、一時停止や注意をうながす「点状ブロック」の2種類があります。 写真 ・点字ブロック ・線状ブロック ・点状ブロック エスカレーター  ステップに乗ってすぐに段差が出てくるのではなく、最初のステップ3枚分が平らになることで、落ち着いて乗れるように工夫しているエスカレーターがあります。また、「このエスカレーターは、下り、○○方面行きです」と音声案内で知らせるものもあります。 写真 ・ステップ3枚分が平らになるエスカレーター スロープ  スロープの勾配(傾き)は、手動車いすの人に配慮して、急になりすぎないようにしています。  また、長いスロープには、途中で休めるように、踊り場(平らな部分)が作られています。 多機能トイレ  車いすの人が使えるように、出入口や個室の中が広く、段差がありません。車いすから便座に移動するときにつかむ手すりがついています。また、人工肛門・人口膀胱をつけた人(オストメイト)のための洗い場や、ベビーベッド・ベビーチェア等、様々な機能を備えています。 改札口  車いすの人が通りやすいように、幅の広い改札口が設けられています。また、有人改札口には、耳の不自由な人と筆談(文字や図を書いて伝える)をするための道具やメモを置いています。 自動券売機・精算機  車いすに座った状態でもボタンに手が届くように、 1)カウンターの高さが低くなっています。 2)カウンターの下に車いすの足置きの部分が入るように、奥行きが広くなっています(蹴込み) 3)ボタンやお金の投入口を低い場所に配置しています。 ホームドア  線路への転落防止のため、電車が到着すると開くホーム柵やホームドアを設置する駅が増えています。特に目の不自由な人にとって、駅のホームは命に関わる危険と隣りあわせの場所です。車いすの人も、せまいホームやたくさんの人がいるホームでは、転落の危険にさらされています。 写真 ・ホーム柵 ・ホームドア さまざまな人にあわせた情報提供  目の不自由な人のために、点字の運賃表や、駅内や駅の周りを案内する触知案内図(手でさわったときの凹凸でわかるように作られた地図)、音声で現在位置を案内する装置などがあります。  駅のホームでは、耳の不自由な人に、電車がホームに入ってくることを知らせるため、電光掲示で「電車が来ます」と表示したり、床面のラインが点滅します。  また、通常の運賃表や路線図も、こどもからお年寄りまで、みんなに見やすくわかりやすいように考えられて作られています。 写真 ・点字運賃表 ・さわってわかる案内図 2 乗りもののバリアフリー  わたしたちが、どこかへ出かけるときに頼りになるのが、鉄道や船、バス、タクシーなどの公共交通機関です。とくに、子どもやお年寄り、目の不自由な人などにとっては、ひとりで出かけようとするときに欠かせないものです。公共交通機関は、便利なだけでなく、「みんな」が安全で快適に乗ることができるように、車両などのバリアフリーに取り組んでいます。 鉄道のバリアフリー  車内には、耳の不自由な人にわかるように、次の停車駅や車両の運行情報(事故により遅れる、など)を知らせる案内表示(電光掲示や、テレビのような液晶画面での表示)があります。また、駅のホームには電車が来ることを知らせる案内表示があります。  乗降口のすぐ横が、座席のない「車いす用スペース」になっている車両もあります。車両の外側やホームにも、車いす用スペースの場所をあらわすしるしがついています。  車両に乗るときや降りるときには、駅員さんや車掌さんが「渡り板」を使うこともあります。 写真 ・案内表示(車内) ・案内表示(ホーム) ・車いす用スペース ・渡り板 船のバリアフリー  のりばと船の間を移動するための「タラップ」が、車いすでもスムーズに乗れるように工夫されています。波が高く揺れがあっても、子どもやお年寄りが安全に乗り降りできるように、手すりや転落防止策を設置しています。  大きな客船やカーフェリーには、エレベーターや多機能トイレ、バリアフリー客席や車いすスペースなどがあります。 写真 ・車いすでも利用できるタラップ ・船内の車いすスペース バスのバリアフリー  車いすの人や、お年寄りでも乗りやすいように、床が低く平らな「ノンステップバス」の導入が進んでいます。 写真 ・車内の車いす固定スペース ・「ニーリング」   乗り降りが楽になるように、エアサスペンション(空気ばね)で車高を下げて歩道との段差を少なくします。 タクシーのバリアフリー  タクシーにも、お年寄りや障害のある人、病気の人などの要望にこたえられるよう、特別な機能を持った「福祉タクシー」が導入されています。 写真 ・回転シート付きタクシー ・スロープ付きタクシー ・リフト付きタクシー 優先席  鉄道、船、バスなどには、お年寄りやからだの不自由な人が優先的に座ることのできる「優先席」があります。  優先席は、乗降口に近い位置にあり、座席シートの色を変えたり、ステッカーを貼ったりして、分かりやすいようにしています。 写真 ・優先席マークの一例 ・優先席 2.「こころのバリアフリー」はじめの一歩  「みんな」の「不便さ」は、機械や設備だけで解決するでしょうか? ●誘導用ブロックのうえにかばんが…  誘導用ブロックは、目の不自由な人がでこぼこを確かめながら歩く、とても重要なものです。せっかくの誘導用のブロックの上に荷物を置いたり、自転車を止めたりしていると、目の不自由な人にとって大きな“バリア”になってしまいます。 ●エレベーターは「みんな」のためのものだけど…  エレベーターを待っている人のなかには「エレベーターの方が楽」と思っている人がいる一方、「階段では移動できない」という人や「階段で移動するととても危険で大変」という人もいます。 ★あなたにも、こんな経験はありませんか?  あなたが切符を買うのに券売機の使い方がわからず手間取っていたら、後ろの人から「早く」と言われたことはありませんか?  ↓  子どもやお年寄り、外国人、障害のある人などは、急いで買おうとしていても時間がかかってしまうことがあります。  気分が悪かったり、けがをして、電車の中で立っているだけでつらい…そんなとき、席をゆずってもらって、うれしかったことはありませんか?  ↓  体調がよくなかったり、けががつらくて優先席に座りたいと思っても、座席がいっぱいだとなかなか自分からは「座らせてください」と言いづらいものです。 ★その人の身になって考えてみましょう  体調がよくないとき、慣れない場所で困ってしまったとき、ちょっとしたひとことがとてもうれしいことがありますね。困っていたり、手助けを必要としている人を見かけたら、そのときの自分の気持ちを思いだしてみましょう。 ★困っているとき、こんなふうに声をかけられたら… ●「手伝いましょうか?」  あなたが、重い荷物をいくつも持って、階段を上っているとき、通りかかった人が「手伝いましょうか?」と声をかけてくれました。そのとき、どんな気持ちになったでしょう? ●「どうしましたか?」  あなたが、外出中、急にからだの具合が悪くなったとき、近くにいた人が「どうしましたか?」と声をかけ、ベンチに座らせて休ませてくれたことはありませんか? 3.「お手伝いしましょうか?」 お手伝いのときの心がまえ まず、声をかけてみましょう  その人が本当はどんなことで困っているのか、どうしてもらいたいと思っているのかは、直接本人にたずねてみないとわからないものです。なかには、できるだけ助けを借りずに、自分の力でやりたいと思っている人もいます。まずは、声をかけることからはじめましょう。 断られても、がっかりすることはありません。  目の不自由な人でも、車いすの人でも、毎日通っている道で慣れているからお手伝いは必要ない、という人もいます。断られても決してがっかりすることはありません。あなたの親切は確実にその人に伝わっています。 相手が何を手伝ってほしいのかを聞きましょう  お年寄りや障害のある人などのからだの具合は、人によって違います。手伝ってほしいことも、人それぞれです。ひょっとすると、良かれと思ってしたことで、その人にいやな思いをさせるかもしれません。勝手な思いこみや判断をしないで、その人が何を必要としているかをよく効くことが大切です。 決して無理はしないようにしましょう  無理をしてけがをしたり、させたり、こわい思いをさせてしまっては、せっかくのお手伝いも逆効果です。とくに、急な坂道で車いすを押したり、なれない場所で、自分の知らないところへ目の不自由な人を案内することは、大変危険です。「自分ではできないかも」「ちょっと自信がない」と思ったら、まわりの人に声をかけて手伝ってもらいましょう。 ★お年寄りへのお手伝い  今後日本ではますます高齢化が進み、2013年には国民の4人に1人が65歳以上の高齢者となるといわれています。あなたがお年寄りになったときのことを想像してみましょう。若い人もお年寄りも、困ったときにはちょっとした気配りとやさしさで助け合える社会にしたいものですね。 お手伝いのポイント ●年をとると筋力が低下し、長い階段を歩くことや、大きな段差の上り下りがつらくなります。また、からだのバランス能力が低下するので、転んだりつまずきやすくなり、大きなけがにつながる可能性があります。怪談の上り下りや、車両の乗り降りのとき、横で軽く腕をささえてあげると、安全です。 ●すばやく行動することが難しくなります。混雑している場所や、大きな駅などでの乗り換え、エスカレーターの乗り降りなどのとき、お年寄りをせかさないよう気をつけましょう。 ●お年寄りに同じことを繰り返し聞かれることがあるかもしれませんが、尊敬の心をもって接し、はっきりした声でていねいに説明しましょう。 階段や段差でのお手伝い  階段の上り下りや車両の乗り降りなどは、特にからだへの負担が大きいので、声をかけて、荷物を持ってあげるなどのお手伝いをしましょう。 きっぷ購入時のお手伝い  きっぷの買い方がわからない、荷物が多くて手がふさがっている、どこで買えばよいかわからないなど、困っているお年寄りを見かけた時は、券売機などの操作を手伝ってあげましょう。 ★車いすの人へのお手伝い  車いすに乗っていると、急な坂道(勾配)や段差を越えられなかったり、ボタンに手が届かなかったり、上の方に書いてあるものが見えないことがあります。困っている人がいたら、「どうしましたか? なにかお手伝いしましょうか?」と声をかけてみましょう。 お手伝いのポイント ●車いすの人と話すときは、上から見下ろしながら話すのではなく、少しかがんで目線を合わせて話すと、気持ちが伝わりやすくなります。 ●車いすの人と一緒にエレベーターに乗るときは、その人を優先しましょう。車いすの人が乗り降りしている間は、安全に乗り降りが終わるまで「開」のボタンを押しておきましょう。 ●車いすを動かしたり持ち上げたりするのは、とても危険です。絶対に無理をしないで、不安なときは周りの人たちに協力してもらいましょう。 坂道やスロープでのお手伝い 上りは、身体を少し前に傾けて押します。思った以上に大きな力が必要です。押し戻されないように注意します。 下りは、後ろ向きで下ります。後ろの障害物等に十分に注意します。 *ゆるやかな下りは前向きでもかまいませんが、引っぱられているように感じる場合は後ろ向きの方が安全です。 段差の越え方 <上がるとき> ひと声かけてからレバーをふみこみ、前輪を上げます。 前輪を段に乗せます。 後輪をゆっくり持ち上げます。 <下りるとき> ひと声かけてから後ろ向きにし、後輪をゆっくり下ろします。 レバーをふみこんで前輪を上げ、後ろに下がります。 前輪を下ろします。 ★目の不自由な人へのお手伝い  目の不自由な人、というと、全く見えない「全盲」の人を想像しがちです。しかし、「弱視」といって、光を感じたり、物の輪郭が分かったり、誘導用ブロックの黄色いラインを目印にひとりで外出できる人もいます。その人の手伝ってほしいことや、状況に応じて必要なお手伝いをするようにしましょう。 お手伝いのポイント ●まずは声をかけ、手助けが必要かどうかを確かめましょう。とつぜんからだに触れたり、白い杖をつかんでひっぱったりすると、びっくりさせて思わぬ事故につながることがあります。 ●誘導するときはその人の半歩前に立ち、あなたのひじや肩をつかんでもらいましょう。歩きながら「速さはこのくらいでいいですか?」と確かめたり、「いま信号待ちです」「階段を3段上がります」などと、まわりの様子を伝えましょう。 ●「これ」「そこ」「あっち」などの言葉は使わないようにしましょう。目の不自由な人に「トイレはどこにありますか?」と聞かれて、「あっちにありますよ」と指をさして答えても、伝わりません。「右に曲がって5メートルほど進んだところにあります。よかったらご案内しましょうか?」というように具体的にわかりやすく説明するようにしましょう。 ★耳の不自由な人へのお手伝い  耳の不自由な人は、電車やバスの走行音やクラクションが聞こえず、すぐそばまで近づいていることに気づかないことがあります。また、事故などがあって電車が止まってしまうと、アナウンスがあっても様子がわからず、不安になってしまいます。 お手伝いのポイント ●声をかけても反応がないときは、その人の視界に入るようにしてゆっくり、はっきりと話しかけましょう。メモ帳などを使えば、手話ができなくても、耳の不自由な人とコミュニケーションをとれます。 4.バリアフリーのサイン・マーク まちでこんなマークをみかけたことはありませんか? これらのマークは、どんな意味をあらわしているんだろう? 障害者のための国際シンボルマーク 障害のある人(車いすに限らず)が利用しやすいようにできている建物や施設を示す、世界共通のシンボルマーク。 盲人のための国際シンボルマーク 視覚障害者(目の不自由な人)を示す世界共通のシンボルマーク。信号機などに使われています。 聴覚障害者のシンボルマーク 聴覚障害者を示す世界共通のシンボルマーク。耳の不自由な人が通訳などのサービスを受けられる場所で使われています。 こちらは国内で使われているマーク(耳マーク)。自分が耳が不自由であることを示し、配慮を求めるときなどに使われます。 自動車の運転者が表示する標識 身体障害者標識 聴覚障害者標識 高齢運転者標識 障害のある人や高齢者が車を運転するとき、車に表示するマーク。 ほじょ犬(身体障害者補助犬)マーク ほじょ犬とは、「盲導犬」「介助犬」「聴導犬」のことをいいます。公共施設や交通機関はもちろん、デパートやスーパー、レストランなどにも同伴できます。 オストメイトマーク オストメイト(人工肛門・人工膀胱をつけた人)のシンボルマーク。オストメイト対応トイレなどに使われています。 ハートプラスマーク からだの内部に障害のある人(内部障害者)をあらわします。外見から分かりにくいため、このマークによって内部障害に対する理解と配慮を求めています。 マタニティマーク 妊産婦(妊娠初期〜出産前後の女性)が公共交通機関などを利用するとき身につけます。妊娠初期など外見からわかりにくい人にもまわりの人が配慮できるような、やさしい環境づくりを進めています。 「こころのバリアフリー」ガイドブック 2008年3月 第1版 発行 2010年3月 第2版 発行 発行 国土交通省関東運輸局交通環境部消費者行政・情報課 〒231-8433 神奈川県横浜市中区北仲通5-57 横浜第2号合同庁舎 Tel:045-211-7268 Fax:045-211-7270 ホームページ:http://wwwtb.mlit.go.jp/kanto/