長野パラリンピック開催に向けて
入場券が販売されます
(財)長野パラリンピック冬季競技大会組織委員会
パラリンピック冬季競技大会は、長野大会で7回目を数えますが、前回のリレハンメル大会で初めて有料で入場券が販売されました。
これは、近年障害者スポーツの競技レベルが著しく向上し、観戦する観客にとって魅力的なものとなっていることや、世界一流の競技能力をもつ出場選手が競い合う大会であることを考慮したものですが、昨年開催されたアトランタ夏季大会でもこの流れを引き継いで、すべての競技で入場券が販売され、数十万人の観客が選手に声援を送りました。
長野パラリンピックにおいても、日本国内で行われる障害者スポーツ大会では初めて、有料で入場券を販売します。
大会を通じて国際交流を深めるとともに、世界最高レベルの競技を観戦していただくことで、その素晴らしさや感動を多くの人と分かち合い、大会テーマである「ふれあいと感動」を実現したいと考えています。
選手が実力を発揮するために何よりも力になるのは、観客の温かな声援であり、20世紀最後の冬季競技大会となる「長野パラリンピック」を成功させるため、より多くの皆様に世界から集う選手のプレーを応援していただきたいと思います。
販売箇所
組織委員会が指定した次の販売代理店で販売します。
- JTB(日本交通公社)、近畿日本ツーリスト、日本旅行、東急観光、名鉄観光サービス、農協観光、東武トラベル、富士急トラベル、JR東日本、チケットぴあ、アルピコ観光サービス、長電観光、長野ツーリスト、生活協同組合コープながの
販売期間
平成9年5月8日(金)から平成10年2月28日(土)まで
種類及び価格等
券種 | 席区分 | 前売販売価格 | 条件等 | |
開閉会式 | 開会式入場券 | A席(指定席) | 5,000円 | ・C席は、指定する区域のみへ入場可 ・H席へは介助者1名が同席できる(入場券は別途必要) |
B席(指定席) | 3,000円 | |||
C席(立見席) | 1,000円 | |||
H席(車いす席) | 1,000円 | |||
閉会式入場券 | A席(指定席) | 4,000円 | ||
B席(指定席) | 2,000円 | |||
C席(立見席) | 1,000円 | |||
H席(車いす席) | 1,000円 | |||
競技 | 一般入場券 | 自由席 | 1,000円 | ・開催日・会場を指定し、1回有効 |
フレックスパス | 自由席 | 2,500円 | ・競技の全日程で、自由に入場可 | |
学校行事入場券 | 指定席 | 400円 | ・1クラス以上を単位とする | |
団体入場券 | 自由席(必要な場合指定席) | 800円 | ・20名以上の団体に適用 | |
記念入場券 | 開会式 B席 | 10,000円 | ・開閉会式指定席と、フレックスパスの機能をもつ ・特典が添付される |
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閉会式 B席 | ||||
競技 自由席 |
割引制度
次に該当する場合は、券面金額の半額で販売します(記念入場券等を除く)。
- ●身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をおもちの方(常時介護が必要な場合の介護者も含む)
●65歳以上の方
●小・中学生及び高校生(学校行事入場券による入場の場合を除く)
アルペンスキー アルペンスキーは、滑降、スーパー大回転、大回転、回転の4種類があり、障害によっては、アウトリガー(ストックの先に小さなスキーがついた用具)や、スキーの上に椅子をセットしたシットスキー(チェアスキー)を用いて競技を行います。視覚障害者には、ガイド(前進する方向を指示する人)が伴走して競技が行われます。 |
(財)日本障害者リハビリテーション協会発行
「ノーマライゼーション 障害者の福祉」
1997年5月号(第17巻 通巻190号)54頁・55頁