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(注)東京都地域福祉財団が運営していた「東京都福祉機器総合センター」は、平成14年3月末で廃止されました。
東京都地域福祉財団は、平成21年4月1日より「財団法人東京都福祉保健財団」として福祉事業を展開しています。
http://www.fukushizaidan.jp/

「福祉用具利用に関する支援」も行なっています。
http://www.fukushizaidan.jp/htm/002zigyo/02zigyo_1.html

お問い合わせ先
財団法人東京都福祉保健財団 人材養成部 普及推進室 地域支援担当
TEL : 03-5206-8732  FAX : 03-5206-8742


列島縦断ネットワーキング

東京・東京都福祉機器総合センターの概要

財団法人東京都地域福祉財団東京都福祉機器総合センター

 東京都地域福祉財団では、平成9年6月5日に、東京都福祉機器総合センター(以下、「センター」という)を開設しました。
以下、このセンターの概要をご紹介します。

1 開設の経緯と目的

 少子高齢社会が一層進行する中で、すべての都民が、住みなれた地域で安心してくらせる社会の基盤づくりが、今、求められています。このため、ホームヘルプサービスや訪問看護サービスなどの介護サービスの充実とともに、福祉機器の一層の普及促進が課題となっています。
このセンターは、こうした状況に的確に対応するため、福祉機器の利用によって高齢者や障害をもつ人たちの自立と社会参加を促進するとともに、介護者の負担が軽減できるよう、東京都における福祉機器のサービスシステムの中核を担う施設として、東京都の助成を受けて開設したものです。

2 センターの概要

 センターは、新宿区神楽河岸1の1、JR飯田橋駅に隣接している、セントラルプラザ内(12~15階)にあります。
総面積は、2960m2(うち展示ホールは13~14階の1633m2)で、この種の施設としては、全国最大規模となっています。
主な事業内容は次のとおりです。

(1) 福祉機器の展示相談
 
・多種多様な機器を集めた大規模の展示を行う。
・「どういう機器があるのか」「どの機器がからだや目的に合っているのか」「どういう使い方がいいのか」「販売店はどこにあるのか」などの相談に応ずる。
・実際に機器を試す場を提供する。
・住宅改造についての専門的アドバイスを行う。
 
(2) 福祉機器の情報提供
 
・利用者が「多くの機器の中からからだや目的に合った機器を選べるように」
・区市町村が「利用者に対して福祉機器サービスを円滑に提供できるように」
・民間事業者が「ニーズに合った福祉機器の開発や販売などができるように」
・福祉機器情報の収集及び提供を行う。
 
(3) 区市町村などへの支援

・「区市町村の福祉機器サービス拠点」に対し、人材養成研修、機器の適用に関する技術支援などを行う。
・「福祉機器(被服・自助具等)に係るボランティア」に対し、情報の提供、活動の場の提供などの支援を行う。
 
(4) 民間事業者への支援
 
・ニーズ情報、開発技術情報等を提供するとともに、開発にあたってのアドバイスを行う。
・新規に開発された機器を展示するなどにより、普及の拡大に向けた支援を行う。

3 展示ホール

 次に、センターのメインともいうべき展示ホールについて、詳しくご紹介します。
展示ホールは、「見て、さわって、体験して、『暮らしやすさ』を考えます」をコンセプトに、単なる展示に終わらず、実際に体験できるコーナーを多く設置しています。
利用者の皆さんとセンターの相談員が共に考え、目的に合ったよりよい機器を選ぶお手伝いができればと思います。
現在、展示点数は約1200点ですが、レイアウト等を考慮しながら、可能な限り今後とも増やしていくことにしています。

◆14階
 
 総合案内、相談コーナー、機器展示コーナー(トイレ・浴室、住宅関連・食事・調理用品、排泄用品、ベッド・周辺機器、車いすなどの移動機器、コミュニケーション機器、視覚障害者・聴覚障害者のための機器)、住宅体験モデルコーナー、入浴体験室など
 
◆13階
 
 相談コーナー、機器展示コーナー(移動・移乗機器、階段昇降機、ホームエレベーター、段差解消機、日常生活用具、スポーツ・レクリエーション、被服・靴、自助具・手作り作品)、移動機器体験コーナー、高齢者疑似体験コーナーなど

4 今後の課題

 機器の種類や品目が増えている中で、機器の性能、選び方、使い方、どんな生活スタイルに合うかといった情報の整理が必要となっています。利用者の意見も含めて、情報を整理して、区市町村の福祉機器サービス拠点などに流すことが必要と考えています。
また、区市町村の福祉機器サービス拠点や民間事業者とネットワークを作ることが課題となっています。

5 その他

■交通案内

 JR 飯田橋駅 西口改札右手
地下鉄 東西線・有楽町線・南北線
飯田橋駅 出口B2b

■開館時間

 火曜~金曜 午前9時~午後8時
土曜・日曜 午前9時~午後5時

■休館日

 月曜日・祝日・国民の休日・年末年始
(展示ホールのみ、第4木曜日も休館)

■相談専用電話

 03-3235-8571


(財)日本障害者リハビリテーション協会発行
「ノーマライゼーション 障害者の福祉」
1997年10月号(第17巻 通巻195号)67頁~69頁