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編集後記

 今年の冬は天候がどうも安定しなく不順のように思います。小春日和のような天気が続いて今年は暖冬かなと思うと、急に寒気が押し寄せて12月としては15年ぶりとかいう大雪が降ったりと荒れています。これも最近言われている異常気象と関係があるのでしょうか?年々年末とか新年といった感覚がなくなっていくと言っていた友人がいましたが、確かにそうですね。子どもの時のわくわくして待ち遠しい気持ちといったものはどのあたりで失せてしまったのか…。せわしなく日々の忙しさに紛れ、それに押し流されて行っている現実にハッとさせられることもあります。12月号恒例の「私が選んだ今年の5大ニュース」自分がいざ選ぼうとなると頭をかかえてしまいます。個人的な話になって申し訳ありませんが、明るい話題では夏に家族で初めての海外旅行に行ったこと、後は友人の死や家族の入院などがすぐに浮かんでくるというのはさみしいものがあります。残り1枚となったカレンダーを眺めながら、まずは今年の無事を感謝して、みなさまのご健康をお祈りしつつ来年に向かいたいと思います。今年1年ありがとうございました。

(S)


 今月号は、拡大版で「アジア太平洋障害者の十年」最終年記念フォーラムを特集しました。会議参加のために来日されたレックス・フリーデン、ビクター・ウーゴ・フローレス、キキ・ノードストローム3氏の方にインタビューをしました。インタビューの中心は、いま関係者の中で高い関心をもたれている障害者権利条約のこと。RI会長、メキシコ大統領府執務室長、IDA議長、それぞれの立場でのご意見をうかがうことができました。
 事前にインタビューの依頼をしたものの、細かい調整は直接本人にあって交渉。キキさんは、予定を変更して急遽インタビューとなりました。タイトなスケジュールにもかかわらず、快くインタビューを引き受けてくださった3人の方への感謝はもちろん、通訳の方、インタビュアーの藤井さん、急遽インタビュアー役をお願いした奥平さんにもお礼を申し上げます。準備のために会場内や街の中を走り回ったことも、今では懐かしい思い出です。
 今年もあとわずかとなりました。よいお年をお迎えください。

(K)

(財)日本障害者リハビリテーション協会発行
「ノーマライゼーション 障害者の福祉」
2002年12月号(第22巻 通巻257号)