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知的障害の立場から
支援費制度を利用して

土本秋夫

 いま私はホームヘルプサービス(居宅サービス)を利用しています。それで部屋の掃除が出来るようになりました。
 今までは、自分では片付けていたつもりでしたが、部屋の中は、本や資料が山積み状態で崩れてしまって手がつけられない状態でした。
 必ず支援者からは「整理・整頓」と、いわれると思ったので、誰にも、そのことを相談できずにいました。
 ホームヘルパーが来てから、自分ひとりでは出来なかったことが出来るようになりました。整頓の仕方を教えてくれたり、アドバイス(教えて)してもらうことで、片付ける方法がわかりました。
 でも、事業者を選ぶ時の情報がわかりづらかった。大きな字で、的確に書いて欲しかった。知的のハンディがある仲間だけでなく、他の多くの仲間に対しても、わかりやすくして欲しいです。そのためにも、この制度を使う人の意見を聞いて制度を作って欲しいです。

(つちもとあきお ピープルファースト北海道)

藤田利雄

 僕は、支援費制度が始まる前から札幌市の制度で、ホームヘルパーを使っています。一人暮らしで、掃除がにがてで、好きなものばかり食べてしまい、病気になったからです。
 最初の役所への申し込みは大変だったけど、ヘルパーさんを使ってよかったです。掃除と調理をしてもらっています。おかげで、体調もよくなったし、生活しやすくなりました。
 支援費制度を使ってこまったことは、色んな紙に書いてある漢字にかなが振られていないことです。それでこまる人がいることを考えて欲しいです。そして、役所の支援費担当の人でも、対応がわるい人がいます。支援費の担当なのに、支援費のこと、あまりわかっていなくてこまります。支援費のことがわかっていて、話を聞いてくれる人が担当だったらいいと思います。

(ふじたとしお ピープルファースト北海道)