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編集後記

 先月に続いて施設の仕事の話。以前この欄で紹介した岩手で痴呆高齢者のグループホームを運営している友人が来年、念願の知的障害者の授産施設をオープンさせる。先日、法人(社会福祉法人悠和会)の通信と一緒に大葉が送られてきた。農業を軸に取り組む事業の一つ。お店で売っているのより二周りほど大きく手に弾力を感じるほど肉厚(?)で、袋を開けるとしその強い香りが漂い、刻むときれいなうす緑の汁が滲み出てきた。無農薬で品質、安全面にこだわって作っているとある。「SHISO」とブランド名をつけ、しそケーキのレシピも同封されていた。大葉は薬味やツマばかりではないカルシウム、カロチン、ビタミン、鉄分を含んだ健康食品として紹介されていた。こちらも応援したい。

(S)

 特集の座談会で聞き取り調査の質問のしかたについての発言がありました。私も、ついあわてて「○○ですよね」と断定的に聞いてしまい、「そうです」という返事で会話が終わってしまい、聞きたいことを十分話してもらえず反省したことが…。
 先月号では自分の仕事について江口裕介さんに原稿執筆をお願いしました。書いてほしいことがらを具体的に書き出してお願いしたところ、江口さんの素直な気持ちをまとめていただくことができました。
 相手が答えやすい、実感してもらえる聞き方の大切さを感じています。

(K)

(財)日本障害者リハビリテーション協会発行
「ノーマライゼーション 障害者の福祉」
2003年10月号(第23巻 通巻267号)