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編集後記

 先月、子どもの通う学校のPTA行事で、南浩一さんの講演があった。たまたま本誌の「みんなのスポーツ」に登場されたばかりだったので、とても親近感があった。ハンググライダーの事故で生死をさまよった末にアーチェリーのオリンピック選手として活躍するまでの話とそのビデオは子どもたちに生き続けることの大切さを説いた。そして障害をもっても夢を諦めないこと、「車いすごと乗れるハンググライダーを作りたい、自分の頭の中ではできているんですが、周りの反対にあって…」とみんなの笑いを誘いながら夢に向かってチャレンジすることの楽しさ、おもしろさは子どもたちに十分伝わったに違いない。最後に惜しげもなく金メダルが子どもたちの手から手へ渡っていった。前向きな明るさと元気を新しい年につなげたい。

(S)

 シンガポールで開かれたAPDF設立会議。約300人の参加者数は、お互いの顔の見える会議だったように感じます。各会場では活発な意見交換が行われました。2時間半、3時間というセッションも長いという感じはありません。もう少し時間がほしいと思うくらいでした。このほか、休憩時間やプログラム終了後の交流も目につきました。
 この会議は2年ごとに開催されますが、ぜひ各国参加者の情報の共有、情報交換の場として大いに利用されることを期待したいと思います。

(K)

(財)日本障害者リハビリテーション協会発行
「ノーマライゼーション 障害者の福祉」
2003年12月号(第23巻 通巻269号)