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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2004年1月号

編集後記

今年は郷里に帰らないでこちらで正月を過ごした。初春にふさわしい暖かな日和だった。家族4人でいつもと変わらないような日常に見えるが、中身は違った。このところずっと4人で食卓を囲めるのが週1、2回という生活だったのに、朝、昼、晩みんなで食事ができたのが何よりうれしかった。31日から1日の明け方までは4人でゲームに興じた。笑って、怒って、ふてくされて、喜怒哀楽入り乱れての楽しい時間だった。しかも、子どもからみんなでゲームでもやろうよと言ってくれたことが一番うれしかった。仕事でもこういうつつましやかな幸せ、こんなことと思う小さな事柄をもしっかり伝えられるようにしていきたいと思う。今年もどうぞよろしくお願いします。(S)


今月号のグラビアで紹介した佐藤幸子さんは、「車いすダンスは人生そのもの」という。その魅力は…。車いすダンスの集いで、ゲストの先生から参加者の人たちへのアドバイスは、姿勢を意識することと身体全体を使って表現することだった。大会取材のときにその先生の言葉を思い出した。1曲1分30秒で表現する車いすダンスは、思った以上にハードで、「スポーツ」そのもの。ダンスの技術はもちろん、表現力の大切さを実感した。限られた短い時間の中で表現できた時の喜びが魅力の1つだろうか。今年の秋には日本で世界選手権が開催される。日本人選手の活躍を期待したい。(K)