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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2005年8月号

編集後記

一口に無年金障害者といっても、今回の「特別障害給付金」が対象とする範囲など、各執筆者には現在の状況をわかりやすく解説していただいた。思い出してしまうが、この年金未加入問題では国会議員も巻き込んでマスコミを賑わしたことは記憶に新しい。この一件で自分の年金がどうなっているのか、改めて確認した人も多いだろう。私も引き出しの奥深く入っていた年金手帳を取り出し、確認してみた。社会保険事務所に出向くと、職歴にそって加入状況が打ち出されてくる。私にも2年近い空白期間があった。八代議員が、せっかく勝ち取った権利なのだから、堂々と申請してほしいと呼びかけている。自分は該当するのかどうか、ぜひ相談から始めてください。(S)


「初心者コースもありますから、実際にやってみてください」という小林幸一郎さんの言葉に、私もフリークライミングに初挑戦した。他の人たちが登っている様子を見たり、登るコツを教えてもらう。「足をあげて・・・、手で押して・・・」と声をかけてもらうが、はじめての私は思うように体が動かず、途中でギブアップ。そんな私に比べて視覚に障害のある他の参加者たちは、自分のペースで登っていく。

一つひとつ足場を探して上にあがれたときの達成感は、高いところが苦手なことをすっかり忘れて、次は、もっと高いところまで登りたいと思うようになっていた。そこがフリークライミングの魅力だと身をもって感じた。機会があったら、また挑戦してみたいと思う。(K)