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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2006年2月号

編集後記

パキスタン地震のその後の状況を報告してくれた、ダスキン障害者リーダー育成事業の元研修生のシャフィクは、昨年の11月の(財)広げよう愛の輪運動基金設立25周年記念式典に出席することになっていた。でも、被災者の支援を優先し、その時は見送られた来日が1か月後に実現し、今なお苛酷で悲惨な状況が明らかになった。日々、新たな出来事に関心が移り、忘れられていくことも多いが、継続して関心を持ち続けなければいけないことを知らされる。話は変わって、このところのマスコミを賑わしている「東横イン」の不正改造問題。ハートビル法に違反していてもそれ自体には罰金もないのだとか。「やさしい建物をめざします」ということばの何とむなしいひびきだろうか。(S)


我孫子市長の取材で三澤了さんに同行した。私は久々のノンステップバス乗車体験。前日にバス会社に乗車する時間を伝えておいた。当日、駅前からバスに乗った時のことだ。慣れた手つきで運転手さんがスロープを出してくれた。バスに乗ろうとしていたお年寄りにもスロープを使って乗車することをすすめてくれた。バス停から段差がない状態で楽に乗り込む様子を見て、いつもスロープを使えれば楽に乗降できる人が多くなるのに、と思ってしまった。スロープは機械操作と手動で引き出すものがある。どちらがいいか三澤さんに聞いてみたところ、引き出してセットするだけの簡単で早い手動がいいとか。手動のよさも大切にしたい。(K)