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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2006年12月号

編集後記

ことばの教室には長女も4年間通った。幼稚園の年長児に始まった吃音が小学校に入ってひどくなるのではと心配し、担任に相談して紹介してもらった。いじめられて帰って来たこともあるし、電話にもでられなくなり友達と話すことさえできない時期を乗り越えられたのは、週1回の通級によるところが大きかったと思う。何より本人が楽しみに通っていたし、たぶん1回も休まなかったと思う。行事もよく計画されて、普段顔を合わすことのなかった仲間とのいい思い出になっている。行き場があるという安心感と1対1で向かい合ってくれた指導が本人を成長させてくれた。5年の時、「もう行かなくてもいい」と長女はことばの教室を卒業した。(S)


今年の本誌のニュース1つですが、7月号で「ノーマライゼーション」の前身である「障害者の福祉」の創刊から300号を数えました。創刊は国際障害者年の年の8月。四半世紀を経た今年、障害者権利条約の採択が見えてきました。創刊当初から障害者施策の動向をお伝えてしているので、読み返してみると時代を反映していて興味深いものがあります。この間、雑誌のリニューアルやHPの立ちあげ、今年4月号からはテキスト版の販売もはじまりました。これからも障害者福祉の総合情報誌として障害者施策の動きをはじめ、国内外の情報をお伝えしていきたいと思います。(K)