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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2007年5月号

1日1万歩。9年間続けています

土肥恵

私が太りはじめたのは中学3年生の頃、両親も若い頃は太っていたので、そのうちやせるだろうと思っていた。はじめの会社をやめて、精神的にも楽になったせいか80キロを超えてしまった。自分でも体が重くなって、服もだんだんきれなくなってきた。そして私が着られる安売りであるサイズがとうとうなくなってきた。年齢的にも20歳前半が基礎代謝が高く、年齢が上がるにつれて代謝しなくなる。女性ホルモンにも影響してくる。このまま太ったら、ホルモンのバランスがくずれるから、太りすぎはダメと本を読んでわかった。80キロを超えたとき、あともどりできなくなると思った。とにかく体を動かすこと、脂物はとらない、掃除や犬の散歩をしていた。1年で20キロやせる目標を作り、1日3食きちんと食べて、間食はしない、カロリーの本を読んで太らないことを考えて本当に1年で20キロやせた。

通勤寮に入って、さらに5キロやせた。規則正しい生活と精神的にも緊張感がある暮らしになった。それからの10年は少しづつ太りはじめ、通勤寮を出て自炊するようになったら、まず食生活のバランスが悪くなった。お酒もかなり飲んでいた。あっというまに70キロを超えてしまった。もうやせなくてはだめだ、これ以上太ったら安い服が着れなくなると思い、また歩くことをはじめた。家と会社は片道7キロ、2時間かけて歩いて通った。帰りも大雨ではないかぎり、同じように歩いて帰ってきた。初めはつらかったけど、健康になったと思う。2ヶ月ぐらいして体重が減り始め体重計にのるのが楽しくなってきた。会社が休みの日に歩かないと不安になるようになったので、寮の管理人さんについて競馬場に行ったのがきっかけで競馬場に通うようになった。広い馬場に行くときれいな空気をすい、馬や緑がきれいでほっとする。

万歩計も10個目だ。1日に1万歩をこえるぐらい歩いている。体調はとてもよい。9年続けてきて服を着て体重は58キロになった。体が軽くなってきた。体が動くようになってきた。もうリバウンドしたくない。なるべく体を動かすように心がけることが大切と思う。

やせて一番よかったことは、服がかえるようになったこと、体が楽になったこと歩くことで足に筋肉がついて足が太くなった。筋肉をつけると太りにくくなる。

これからやせようと思う人は、運動しないでやせるのはダメ。食事も3度3度しっかり食べることをすすめる。

(どひめぐみ さくら会)