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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2008年1月号

市区町村首長

長島町長(鹿児島県)
川添健(かわぞえたけし)

新年あけましておめでとうございます。また、皆様方におかれましては、健やかに新年を迎えられたこととお喜び申し上げます。

本町は、鹿児島県の最北端に位置し、東に八代海西に東シナ海を臨み、大小23の島々で構成され風光明媚なところでございます。平成18年3月20日に島内の旧東町と旧長島町が合併をいたしまして、人口1万2千人の新「長島町」が誕生いたしました。私は同年4月に初代町長として就任し、現在責務を担わせていただいております。

昨今を振り返ってみますと、地方行政を取り巻く状況は、日常生活圏の拡大、地方分権の推進、超高齢化社会への対応、国・地方を通じた財政の悪化等で大変厳しい環境になってきております。本町におきましても厳しい状況ではありますが、改善への五則、

一 笑顔は最大のサービス
一 スピードは最高の親切
一 金が無ければ知恵を出せ 知恵が尽きれば汗を出せ
一 出来ない理由でなく 出来る道を
一 ビジョンとロマンを持て パイオニアとなれ

をモットーに職員一丸となって推進しているところでございます。

このような中、町民の福祉向上を目指し、一人ひとりを大切にするきめ細かな福祉の充実したまちづくりに資するため、また、迅速で丁寧な福祉行政を進めるため、昨年4月に県からの権限移譲により九州の町村では初めての福祉事務所を開設いたしました。

また、私の施策でもあります、夢と活力があり福祉の充実したまち「フル・デュー・プラン」(Full=満たす、Dream=夢、Energy=活力、Welfare=福祉)を掲げ、Full DEW小さな水滴まで満たされる町を目標に努力しているところでございます。

障害者福祉におきましては、障害者自立支援法施行による障害者の方々への劇的な環境の変化により、さまざまな問題点が指摘されているところでございますが、ノーマライゼーションの精神にのっとり本町におきましては、福祉向上の実現に向けての取り組みをより一層強化していくとともに、相手の立場に立った福祉行政を行っていく所存でございます。

最後に皆様のご健勝を心からご祈念申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。