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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2008年2月号

編集後記

特集の瀧澤さんと話をしているときに、これからを担う子どもたちに期待して愛ある無関心と呼んでいるのだが、子どもたちには、親切にしすぎない、しつこくしない、「イヤだ」という感情も大切などの話もするのだと真剣に向き合っている話をされていた。こうした地道な小さな試みだが大切な一歩、という意見に同感である。表面的でない一歩踏み込んだつながり、恐れずに自分の言葉や行動でぶつかる勇気が必要なのだ。そこから人を思いやるこころもきっと芽生えるし大切な「人との関わり」を学びつくっていくのだ。そんなことを信じさせてくれる保育園の写真、同じ特集の田口さんは「保育園ではいつもこうですよ」という。見ているこちらまで楽しくなる子どもたちの笑顔。(S)


今月号のエンジョイライフでは、子育て真っ最中の佐藤麻衣さんに絵本の読み聞かせなどの工夫をご紹介いただいた。このコーナーは連載がスタートしてから5年以上になるが、障害の状態や性別、生活環境などが違うと工夫していることもさまざまで、人の数だけ工夫があることを教えてくれる。紹介していただく工夫は障害のあるなしに関係なく参考になるものもある。次号の○○さんはどんな工夫を紹介してくれるのだろうと、送られてくる原稿を楽しみにしている。これからも多くの方々に市販の製品を活用したものから人のネットワークを使ったものまで、楽しく暮らすための工夫を紹介していただきたいと思う。(K)