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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2008年10月号

編集後記

養護学校から特別支援学校への名称変更は過渡期のようで今はまちまちであるが、日々子どもと向き合っている先生方には名称変更は関心が薄いことかもしれない。養護学校と言えば今年満83歳を迎える本誌編集委員の花田先生は、都立光明養護学校の卒業生だ。脳性マヒによる重度の障害をもち、特養ホームに入居しながらパソコンを駆使し、最近も著書を刊行しお元気だ。毎年夏に開かれている日本肢体不自由教育研究大会は今年で第32回を迎えた。300人を超える参加者が全国から集まる2日間の勉強会、医療的ケア、摂食指導、動作法などは定番のセミナーである。本協会も主催団体として名を連ねている。来年は8月6日、7日とすでに開催が決まっている(於タワーホール船堀)。(S)


この夏、盲学校高等部に通う知り合いの子と会う機会があった。クラブ活動でまちのことを調べていて、秋の文化祭で発表するという。彼の担当は、今年開通した副都心線。駅周辺の施設の調査と駅を利用する人たちの声をまとめるのだという。特に、西早稲田駅周辺は障害者関連施設が多いので、さまざまな人たちから意見が集まりそうだ。良い機会だったので、私もホームドアが設置されたことをどう思うかとか、実際に駅を利用した感想などを聞いてみた。今回、2年ぶりに会ったのだが、調査の主旨や内容を説明したり、私からの質問にもしっかり答えてくれて、頼もしくなったなぁとうれしくなった。(K)