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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2009年1月号

編集後記

「選挙には必ず行きます」ということは私の場合言えない。できるだけという前置きがつくが、ここ何年かは、当日前に行う期日前投票をすることが多い。というのも、駅前の会場でやっているからである。通勤の帰りにできることはついでという感覚があって、面倒ではない。投票率の低さは、意識の低さもあると思うが、大方面倒という感覚をお持ちの方も多いように思う。子どもも小さい頃は連れていけたが、字が読める年齢になると外で待機。そして投票を終えて出てくると、「ねえ、だれの名前を書いたの?」としきりに興味を示し尋ねたことを思い出す。その子が今年20歳、成人式を迎える。「選挙、楽しみだよ」という、その素朴な思いをずっと忘れずにいてほしいと願う。(S)


政治の話というと遠い世界のことで自分とはあまり関係ないと思いがちだ。今回、特集の座談会やグラビアの取材で障害のある議員の方々から議員活動のことなどをお聞きして、本当は遠い世界のことではないことを感じた。議会傍聴で思い出したことがある。2006年10月に「障害のある人もない人も共に暮らしやすい千葉県づくり条例」が成立する少し前の話だ。関係団体の人たちが声をかけあって議会を傍聴しに行って、関心が高いことをアピールするといっていた言葉がずっと心に残っている。私たちにもできることがあるということを示してくれた。政治について考えるいい機会になった。(K)