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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2009年3月号

編集後記

自立支援法違憲訴訟の報告を藤岡先生が書いてくれた。さいたま地裁でも3月25日、1回目の口頭弁論がある。先日グラビアの取材でさいたま市のやどかりの里にお邪魔し、利用者さんの学習会に参加させていただいた。黒板にはこの口頭弁論や自立支援法の勉強会など予定が板書されてあり、学習会の最後、事務局からも説明が行われていた。自分たちの暮らしと直結するこの法をきちんと勉強していこうという姿勢を強く感じた。22歳で統合失調症を発症し、長い入退院生活を経て60歳を過ぎてGHで地域生活を始めた辰村泰治さん。10年が経って本も出し、勉強すればするほど政治に関心が増し……というようなことを話していた。来月号のグラビアにご登場いただく。(S)


グラビアで紹介した岡部さんが、地元の小学校を訪れるというので同行させていただいた。この日は、子どもたちがグループで障害者福祉のことをテーマに調べたことを発表。岡部さんのことも発表するので招待されたそうだ。教室では子どもたちに質問をして一緒に考えたり、関心のありそうな子どもに電動車いすのことを話したり、(給食の時間に)食事介助を頼んだりして自然に会話がはずむ。また、月に何回か渋谷や新木場のクラブにも足を運ぶそうだが、会場のアクセスがよくなくても近くの人が気軽に声をかけてくれるので困らないという。何か人を引き寄せるテクニックがあるのだろうか。機会があったら聞いてみたい。(K)