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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2009年11月号

編集後記

JDF(日本障害フォーラム)の事務局は本会内にある。権利条約の推進に民間の立場から取り組み、地域フォーラムをこれまで北海道、岡山、仙台、京都、富山で開催してきた。12月1日には、東京の全社協ホールで国連の権利条約特別委員会議長を務められたドン・マッケイ氏が講演するセミナーが開催される。千葉県条例が先例となって、各地で始まった条例作り、この流れが途切れることなく続いていってほしい。先日、取材で宮城県に行った時に、5月号のグラビアで紹介した仙台の「びすた~り」を訪れた。座り心地のいい椅子、思わず天井を見上げてしまうゆったりとした空間、落ち着いた店内は外の喧噪が気にならない。気になっていたお店で食事ができてうれしい1日になった。(S)


座談会では、高梨さん、山田さん、松永さんにそれぞれ条例作りの取り組みをお話しいただいた。高梨さんが、後からできるほうがよい内容になるとおっしゃっていたが、千葉県条例は、愛知県も熊本県も目標にしていて、これから作ろうと考えている関係者にとって重要な役割を果たしている。今年3月に条例が成立した北海道では、現在、来年の施行に向けて道内でタウンミーティングを開いているという。各地で条例作りの動きがあるが、各自治体でまちづくり条例ができてハートビル法成立につながった前例があるという野村弁護士の言葉に、もっともっと条例作りの動きが広がってほしいと思う。(K)