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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2010年5月号

編集後記

ゴールデンウィークにふさわしい豪華特集の今月号。山田洋次監督、ジェームス三木さんなど今号に登場していただいた方、ご協力いただいた関係者に改めてお礼を申し上げます。そして主題とする障害別の210の映画のリスト、これは映画好きの方や関係者にはたまらなく、すごい資料である。こういう形式の紹介は初ではないだろうか。私も映画館に足を運ぶ機会は減ってしまったが、若い頃は3本立てやオールナイトなど映画は身近な存在で好きだった。山田監督は「たそがれ清兵衛」をはじめ藤沢周平氏の著作を映画化している。藤沢作品の舞台、庄内・鶴岡市は「おくりびと」のロケ地としても有名になった。今度「わがまち」の取材でその鶴岡市を訪れる。今から楽しみである。(S)


4月29日に東京で開催されたバリアフリー映画祭では、音声ガイド付きの映画の上映とトークショーが行われた。スペシャルゲストは、山田洋次監督。亡くなった渥美清さんの思い出や映画『虹をつかむ男』の話、映画のバリアフリー化のことなど、幅広い話題で盛り上がった。400人定員の会場が視覚障害のある人や晴眼者でいっぱいの様子を見ると、映画を楽しみたい人たちがこんなにいるのかと思う。映画は一人でじっくり見たい時もあるが、友人と一緒に行って楽しみたい時もある。障害のあるなしにかかわらず見たい映画を一緒に見ることができる、映画のバリアフリー化にもしっかりとした支援があるといいなと思う。(K)