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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2010年10月号

障害者の働く「パンハウス・ワークランド」の取り組み

働く人の声

安部正良(あべまさよし)

安部正良さんは、以前はボランティアとしてパンハウスで働いていましたが、9年前からパンハウスのスタッフとして働いてもらっています。月曜から土曜の9時から17時まで働き、朝は健康のために30分かけて歩いて出勤されています。

安部さんの担当している仕事は、あんこを作ることをお願いしています。前日に小豆と粗糖を計り、小豆を水で煮立ててやわらかくしておき、次の日の朝に粗糖を入れて炊いています。煮立ってくるとあんこが飛ぶので注意しながら、あんこが焦げないようまぜながら作っています。

その他には洗い物全般やパンの袋詰め、シール貼り、何種類かのパンの仕上げ等をしてもらっています。安部さんから一言。

「仕事をしていてうれしかったことは、おいしいあんこやパンができた時です」


働く人の声

矢野由美(やのゆみ)

矢野由美さんはパンハウスで働いて15年です。月曜から土曜の9時から17時まで働いています。第2店舗のぱんきぃでも働いていました。

矢野さんの仕事は、特にとんかつや焼きそばやカレー等、パンに包む中身の調理をお願いしています。毎回、同じ味になるように注意してもらいながらやってもらっています。

その他にパンの仕分け、近くのお客様の配達、レジ打ち、シール貼り、パイローラー(パンを平たく伸ばす機械)の操作等をしてもらっています。その他の仕事もいろいろやっていきたいようです。矢野さんは次のように話しています。

「仕事をしていてうれしいことは、パンを配達したり、店当番をする時です。お店に買いに来た人から、パンおいしかったよと言われたらうれしいし、いろいろ話ができるからです」


働く人の声

北隆一(きたりゅういち)

北隆一さんはパンハウスで働いて6年です。月曜から土曜の9時から17時まで働いています。北さんの仕事は、特にパンを包むことです。平たく伸ばしたパン生地にクリームやあんこを乗せて、それぞれの形に包んでもらっています。うっかり違う形に包んでしまうことがあるので、注意しながらやってもらっています。

その他に分割したパン生地を丸めたり、メロンパンに乗せる生地を丸の形に伸ばしたり、焼きあがったパンを鉄板の上からトレーに移したりをお願いしています。仕事が好きなようで休まずに毎日、出勤しています。