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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2010年10月号

工夫いろいろエンジョイライフ

実用編●携帯電話の便利グッズ、他●

提案者:東秀樹 イラスト:はんだみちこ

東秀樹(あずまひでき)さん

情報検索サイト・アイリンク管理者。障害者支援センターでピアカウンセラーも行う。趣味はマラソン。今年は3年ぶりにフルマラソンを走る予定。本も好きで、童話やファンタジー小説を読んだり、時には自分で作品を書くこともあります。


携帯電話の便利グッズ

携帯電話は取り出しやすく落とさないようにしたいですね。そこで役立つのが、クリップ付きカールストラップと携帯電話ケースです。

クリップ付きカールストラップは、固定電話の受話器のケーブルのようにカールしています。先端のクリップを利用すれば落とす心配もなく、長く伸びるので、ズボンやバッグに取り付けた状態でも通話が可能です。

携帯電話ケースは、背面にベルト通しとストラップホールが付いています。ズボンのベルトに取り付けることもできますし、ストラップホールに紐を付けて、首からかけることもできます。百円ショップの安価なものから本革製まで、いろんな物が売られています。

もう一つ便利なのが、片耳タイプの巻き取り式イヤホン。読み上げ機能付き携帯電話でメールなどをする際に重宝します。巻き取り式は素早く伸縮でき、絡まる心配がありません。片耳タイプなので周囲の音も聞こえます。


手作りの紙幣見分け板

紙幣の表面下部の両端には、触って判別できる識別マークが付いています。しかし、しわになったり、折れ曲がったりしている紙幣は、触っても判別しにくいものです。

そこで役立つのが、自作の紙幣見分け板です。自作といっても大したことはありません。五千円札のサイズに切った厚紙です。

現在の紙幣の縦の長さは、いずれも76mmで統一されています。横の長さは、千円が150mm、五千円が156mm、一万円が160mmです。

つまり、自作の紙幣見分け板と同じサイズなら五千円、長ければ一万円、短ければ千円と判断できます。

これを財布の札入れに入れておけば、外出先でもさっと取り出して紙幣の識別ができますし、札入れ内での紙幣の仕切りにも利用できて、なかなか便利です。


紙をきれいに切断するには…

紙をまっすぐ切るって、けっこう難しいものです。そんな時に重宝するのがペーパーナイフとペーパーカッターです。

ペーパーナイフの利用法は簡単。切りたい紙を二つ折りにし、折り曲げた紙の間にナイフを入れ、刃を折り目に当てて動かせば、紙がまっすぐ切れます。

ペーパーカッター(裁断機)の大きさはいろいろありますが、私が利用しているのは、写真切断用とB5用紙切断用の二つです。写真切断用は小さな紙の切断に便利です。B5切断用は、B4やA4用紙の短い方の切断もできます。

もう一つ便利なのが、紙の角を丸く切るコーナーカッターです。用紙の角が尖っていると折れ曲がりやすく、タックペーパーなどは剥がれやすくなりますが、角が丸いとそのような心配がなくなります。

自作紙幣見分け板も、これらのカッターで作成しました。