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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2010年10月号

編集後記

10月になると日比谷公園でここ4年開かれている自立支援法反対の大フォーラムが浮かんでくるほど定着してきた感がある。昨年9月に民主党政権が誕生してちょうど1年。昨年の大フォーラムに現職の大臣としては初めて参加をした長妻厚労大臣が自立支援法の廃止を明言してからも1年になる。壇上でろう連の石野理事長と高々と手を挙げた写真は記憶に新しい。12月には障がい者制度改革推進本部が立ち上がり、本年から本部下の推進会議も総合福祉部会も活発に開かれている。今年は10月29日(金)、「今こそ進めよう!障害者制度改革 自立支援法廃止と新法づくりを確かなものに」のスローガンで開催される。昨年の参加者は1万人超。さて今年は大臣の出席はあるのだろうか。(S)


近藤秀夫さん、恵子さんの家には階段がない。代わりにリフトが設置されている。今回、家のことをうかがったところ、ちょうど今年から太陽光発電もはじめたという。高知という地域の特性を生かして太陽の光を十分に活用した家とエコライフを紹介していただいた。バリアフリーであることはもちろん、庭には柿、レモン、ヤマモモなどの実のなる樹木のほか、椿やクチナシなど一年を通して花や香りが楽しめる木々に囲まれた生活は、精神的にも豊かで居心地がよさそう。普段、遠くを見たり、空を見上げるということはほとんどしないが、近藤さん宅では、自然と視線が遠くにいきそうな気がする。(K)