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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2011年5月号

編集後記

津波に押し流されがれきと化したまちを見下ろす高台の桜の下でお花見する記事を読んだ。「みんなでやろう」と声かけされた方々の、気持ちを奮い立たせて、今とこれからを生きる決意、前向きに頑張るひとの強さを教えられた。25日には青森に桜前線は到着したようだ。3/11大震災当日の午前に障害者基本法の一部改正案が推進本部で了承され、4/22に閣議決定され国会に法案提出、今会期中に成立見込みとなった。前日の21日、基本合意の完全実現をめざす会はそれをにらんで、今後の運動方針を支援法訴訟団の国との基本合意と権利条約の理念に立ち返ることを確認する4.21全国フォーラムを開催した。全国から400人超が集まった。諦めない運動はこれからも続く。(S)


4月中旬、上野にある東京国立博物館に行った。この日は手話通訳付きの「たてもの散歩ツアー」があり、聴障者の友人から誘われて参加した。手話通訳つきのガイドツアーは、月1回ほどあるそうだ。東京国立博物館には何度か行ったことがあるが、新たな発見があり、友人たちと楽しい時間を過ごすことができた。それから、ちょうど期間限定で庭園が公開されていた。木々が大きく桜の木も空を見上げるほどで、満開の時期に改めて来てみたいと思った。久しぶりにゆっくりしてリフレッシュできた。大震災後、余震などもあり何となく落ち着かなかったが、季節を感じたりする気持ちも大切にしたい。(K)