「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2011年6月号
特集 障害のある人の住まい
現在、「施設から地域へ」の流れのなかで、重い障害があっても地域で暮らす人たちが増加し、障害のある人に対する理解が進んできているとは言え、障害があると住居を借りることさえままならない現実がある。一方、高齢者については、独居者の増加に伴い、高齢者専用住宅の不足が社会問題になっている。いずれにしても、障害のある人や高齢者を対象とした住宅施策の充実は焦眉の課題であり、経済的な支援やアクセシビリティの確保、自立促進と介護支援の容易さなどが求められている。
今回の特集では、障害のある人や高齢者を対象とした住まいのあり方について、支援制度と技術の両面から、実践例をもとに現状と課題、今後の展望などをまとめていただく。