音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2011年11月号

編集後記

10月になると1年の終わりが見えてくる。今月は、本誌と関わりのある方の行事が続く。一つは春兆先生の「陶俳画作品展」、自作の陶器と自筆の句のコラボ、居住施設の特養で生まれた傑作。二つめはアーツ千代田3331で開かれた心のアート展―生命の光芒―、中学校跡地の建物はビル街のオアシスのようだ。三つめの日比谷公園の大フォーラム、JDF主催の今年は1万人の参加を目指す。最後にお知らせ。南相馬市と楢葉町の作業所が集まった南相馬ファクトリー、利用者や職員がデザイン製作した約50種類のカンバッチは3か月余で約4万個売れた。その袋にはひまわりの種が2個。JDFふくしまの「UF―787プロジェクト」の一環。袋にはつながり∞ふくしまの文字、祈りと願いが込められている。(S)


ワールドナウで紹介していただいた「慢性疲労症候群」(CFS)。日本ではまだまだ知られていない病気で、患者や家族は精神的経済的にも苦しい状況にあるという。昨年2月に患者会が発足した。会の活動がはじまって1年半ほどだが、医師や関係者を巻き込んで活動を広げてきている。誰かが声をあげないと変わらない、という思いで会を立ち上げたという共同代表の篠原三恵子さんも患者本人だ。海外でも患者会の活動は理解や研究を進めるのに大きな役割を担っている。当事者の人たちの強い思いがその力になっているのだと思う。日本での活動がこれからより広がっていくことを期待している。(K)