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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2013年8月号

編集後記

鼎談で小野さんが紹介していたDVD「逃げ遅れる人々―東日本大震災と障害者」で、少し補足させていただく。DVDには県外で避難生活を送っている方や、原発の不安を涙ながら語りながらも福島で生活をしている方の証言も入っている。今号は、障害当事者活動だが、先達の一人こそ、春兆先生だ。今年米寿を迎えられ秋のお祝会の準備が始まった。大野さんも以前、直接春兆先生とコンタクトを取った一人だ。「声なき声…かすかに聞こえ始めている新しい声、表現が始まっている。それを拡声器のように…」の熊谷さんの発言、これからの障害当事者活動の目指すものだろう。大野さんも小野さんも同郷の好もあって、校正しながら元気をもらった。もちろん皆さんからのパワーと一緒に。(S)


1970年代前半に始まったまちづくり運動について、その経緯や当時のことを聞く機会がありました。その話を聞いていて、「自分のやりたいことを試して、不便だと感じたり、こうした方がもっといいのにという経験がその後の活動に生かされていく」という鼎談での小野さんの発言を思い出しました。1970年代と現在とでは状況は異なりますが、行動を起こす原動力となるものは、時代に関係なく同じだと感じます。特集では、多彩な顔ぶれの方々にご登場いただきました。今回ご紹介いただいたみなさんの思いや活動がこれからどのように深まり広がっていくのか、期待したいと思います。(K)