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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2014年5月号

編集後記

本誌編集同人を長く担当していただき、DPI日本会議議長だった三澤了さんは、昨年の9月30日お亡くなりになられた。享年71歳。4月21・22日「三澤了さんの遺志を継ぐ会」が開かれた。運動やデモ行進の先頭に立ちながらも、私の印象は静かな人というイメージだった。不屈の闘志を持ちながらも穏やかで包容力のある方という思いがある。最後にお願いしたのは亡き今岡秀蔵さんの原稿だった。胃ガン手術の後、仕事を再開されていた頃で、今岡さんならやるしかないなと引き受けてくださった。権利条約批准を聞くことなく逝ってしまった三澤さんを偲んで、21日の灘尾ホール、22日の条約批准パレードには300人を超える方が集まった。皆に慕われていた三澤さんらしい会だった。(S)


特集でスマートフォンユーザーの8人の方からご意見をいただきました。働いている方や学生さん、子育て中の方など、障害や性別のほかにそれぞれの立場によって活用の仕方がさまざまです。それぞれの方の活用を読んで、スマホは思っていた以上に障害のある人の生活支援機器として可能性を秘めていると感じました。今回はスマホに焦点をあてましたが、タブレットを使っている方も多いようです。品川さんが周辺機器との仲介役としても期待していると書いていましたが、「障害のある人向け」ではなくて、みんなが使えるものを自分仕様にして使える情報通信機器のこれからに期待したいと思います。(K)