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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2014年6月号

編集後記

グラビアの梶山さんの作品を見てもっと早くにでていただけた方と遅すぎた感は否めない。主治医だった八戸病院の河原先生、昨年10月号グラビアの近藤さん、チーム近藤の貴志さん、前南九州病院長の福永先生、カメラマンの中村さん、と列挙させていただいた方々が相互に関係しつながって出るべき必然性?がうまれ、ようやく今号で実現したという感じである。そのいきさつの一部をご紹介したいが、小欄では書ききれない。ご本人が才能と努力と実力を兼ね備えているから、それを後押しするサポーターのような応援隊のようなチームができる。グラビア写真を眺めながら改めて不思議な人と人とのつながり、ご縁のありがたさを実感している。梶山さんらの今後の活躍を願わずにはいられない。(S)


「目で聴く家」に住んでいるという知り合いの家におじゃましました。聴覚障害のある彼女は家族の様子が見える家がほしかったそうです。1階、2階とも仕切りがなくて開放的。お風呂場はガラス戸で中が見えます。キッチンから子どもたちの様子が見えるので安心できるそうです。収納式の仕切りが設置されているので、必要に応じて仕切ることもできます。部屋を仕切っても天井と戸の隙間から漏れてくる明かりで気配が分かることや、すりガラス越しに人を感じる、そして、外から入り込む光が梁に映る影を見るとホッとするなど教えてくれました。目で聴く家は「光や影を楽しむ家」であり「癒しの空間」でした。(K)