図2 精神医療の将来像と具体的方策(これまでの議論の整理)
〈将来像〉
◇長期入院者の地域移行を進めることにより、精神病床を適正化し、不必要となる病床を削減。
◇併せて、その資源を急性期・回復期病床や地域医療等、必要な医療に集約することにより、良質かつ適切な医療の体制を実現。
〈将来像実現のために必要な具体的方策〉
1.前提として、患者本人に対する支援(退院意欲の喚起、本人意向に沿った移行支援、地域生活支援)を徹底して実施
2.地域生活を支える医療の充実を図るため、病院が病床削減を含む構造改革を実施
※財政的な方策や病床削減を伴う病院資源の活用方策等を検討
必要な医療へのマンパワー・財源の集約 | 患者の地域移行 | 住まい・施設 | |||||
病院 | 急性期・回復期 | 重度かつ慢性 | 患者が退院した病床 | → | ・自宅 ・民間アパート・公営住宅 ・グループホーム(GH) ・認知症対応型GH ・特別養護老人ホーム ・サービス付き高齢者向け住宅 など |
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→ | 宿泊型自立訓練 | → | |||||
将来的に病床を削減 | マンパワー・財源の地域支援への転用 | ||||||
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「生活の場」に近い病床 | 有効な活用方策について検討が必要 | 地域生活を支えるための医療・福祉 |