音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へ ナビメニューへ

  

「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2015年10月号

障害当事者からの意見

コミュニケーションについて

土本秋夫

コミュニケーションから排除されない、情報を知る権利がある

「学校の事例」親が知的障がいで、子どもも同じ障がいで、学校からお知らせが漢字できても、親が読みとれないことがある。放りっぱなしで、読んでこれないのは、親のせいなのか。入学の時に、親も障がいとゆうことは、伝えている。その人だけにふりがなをふるのが、難しいのなら、全部にふりがなをつけることです。

「交通機関の事例」バス、地下鉄、JRを使った移動が多いです。

今、機械で便利になっても上手く使えない時、急な変更について行けない時に、運転手や駅員の人たちに自分たちが困った時に、自分たちの言葉がうまく通じない。例えば、ICカードが急に使えないことを、伝えても知らん顔で、何もしないし、そんなの関係がないとゆう態度でやってもどうして使えないのか、降りる時にどうしたらいいのか、わからなくなってしまって それ以上動けなくなってしまうことがある。次の行動に移れない。細かい説明が今すぐでなくても、「降りる時にお金払って」と言ってくれれば、後で詳しいこと伝えればいいのに。

コミュニケーションの大切さ、困難さ

自分の思ったことを伝えることで、自分の気持ちを落ち着かせていくこともあります。

知的障害者だけじゃなく、生活上に困っている難しいことを抱えていること、伝えてもそれぞれの障害のことを知らなければ、伝えていること読み取れないし、どんなことを伝えているのかが、わからない。知的、精神、発達、ろうは、見て何処が障害なのかわかりずらい。訴えていること、伝えても上手く伝わらないことを知ってもらいたい。障害者だけが伝え、言葉で伝えられるものじゃない。高齢者もそうです。

伝えきれなくて、たたかれ、殴られても、伝えきれないと思った支援者、職員は虐待をする。言葉で伝わらなければ、暴力で伝えようとしている。大きいところはそうですが、日中活動でも通じないこともある。その時は、ゆっくり聞くことをしてもらいたいです。何度でも聞いていくことです。一歩外に出ると障害のことがわかってもらえてないことを知っていくべきです。

言葉で伝える事の難しいこと知ってもらいたい。自分たちが思ったことが少しでも伝わっていければいいです。相手に伝えて待っているだけじゃなく、自分たちからも伝える。難しいところは、必要で適切な支援者だけじゃなく、伝える方法を考えて変えられるところは変えて行くことだと思います。

(つちもとあきお ピープルファースト北海道会長)