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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2016年8月号

編集後記

7月26日神奈川県にある津久井やまゆり園で起きた殺傷事件。同じ福祉関係者の一人として何か触れなければと思いつつも、言葉がでてきません。翌27日、全国手をつなぐ育成会連合会長からだされた声明文の一部を掲載します。思いを同じくする一人として。(略)障害のある人もない人も、私たちは一人ひとりが大切な存在です。障害があるからといって、誰かに傷つけられたりすることは、あってはなりません。もし誰かが「障害者はいなくなればいい」なんて言っても、私たち家族は全力でみなさんのことを守ります。ですから、安心して、堂々と生きてください。(久保厚子)この事件で亡くなられた方々のご冥福を心からお祈りしますとともに、けがをされた方々の一日も早い回復をお祈りいたします。(S)


辻さんの息子さんが通う保育園や長位さんが訪れたI君が通う中学校のエピソードから、それぞれの存在が認められて、集団の中で子どもたちが成長していくのが感じられ、映画「みんなの学校」のことを思い出しました。大阪にある大空小学校のドキュメンタリー映画です。話題になっていたので見たいなと思っていて、昨年、見ることができました。障害のあるなしに関係なく同じ教室で学んでいます。集団の中でうまくやっていけない子どももいますが、徐々に子どもの表情や行動が変わっていく様子、そして最後はいきいきとした表情がとても印象的でした。改めて子どもたちはお互いを受け入れて成長していると思います。(K)