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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2016年9月号

編集後記

今号は、重いテーマであるが、執筆者の皆さんの思いがぐっと伝わる論文ばかりである。なかでも小坂さんの原稿には感銘を受けた。かりいほの石川さんの原稿にでてくる「共生社会を創る愛の基金」が主催する第5回シンポジウムが7月31日(日)、日本教育会館一ツ橋ホールで開催された。プログラムは「罪に問われた障がい者」を支援する活動の実践報告、講演、出所者の「はたらくば」を創る、の3部構成。開催要項には、前厚労省事務次官の村木厚子さんが郵便不正冤罪事件で164日間勾留された体験から、こうした方たちへの支援の必要性を痛感し、国家賠償金を(社福)南高愛隣会(長崎県雲仙市)へ寄付し、これを基に「基金」が立ち上がったとある。シンポジウムはこの事業の一環である。(S)


グラビアで紹介した澤田さんは、社会人アスリート。仕事と競技生活の両立は厳しいけれど、限られた時間の中で、どうやって効率よくやっていったらいいのかを考えながら取り組んでいます。職場の人たちの応援もモチベーションになっているとか。来年は、さらに記録を伸ばして世界の舞台に立つことを期待しています。さて、9月は防災月間です。知り隊おしえ隊では、渡辺さんに災害時の便利グッズを紹介していただきました。普段私たちが使っているものも災害時に役立つものがあります。今回、紹介していただいたもののほかにも役立ちそうなものがないか、探してみるのもいいかもしれませんね。(K)