新春メッセージ-年頭に寄せて

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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2017年1月号

新春メッセージ

年頭に寄せて

厚生労働省障害保健福祉部長 堀江裕(ほりえゆたか)

謹んで、新春のお慶びを申し上げます。

新年を迎えるに当たり、平素より障害保健福祉行政の推進に、格別の御理解と御協力をいただいておりますことに、厚く御礼申し上げます。

昨年7月には、相模原市の障害者支援施設で、多くの障害者の尊い命が奪われるという、大変痛ましく、悲しい事件が起きました。一人ひとりの命の重さは障害のあるなしによって少しも変わることなく、また皆が平等に生きる価値がある存在です。昨年4月に障害者差別解消法が施行された中、障害者の方への差別や偏見が助長されることなく、誰もがお互いの人格と個性を尊重し合いながら共生できる社会を目指して、取組に全力を尽くします。

障害者総合支援法に基づき都道府県及び市町村が第五期障害福祉計画を作成するに当たっての基本指針につきましては、昨年成立した障害者総合支援法等の改正法の趣旨も踏まえ、社会保障審議会障害者部会の御意見をうかがいながら、本年度中に作成すべく、検討を進めます。なお、同部会については、昨年の開催時の会場がバリアフリーとなっておらず、一部の委員が参加できなかったという事態を深く反省し、次回開催からは、バリアフリーを確保することはもちろん、会場において手話・字幕付き音声動画を準備することなどの対応を行います。

障害者の社会参加の推進につきましては、個々の障害者の状況に応じた就労促進に取り組みます。そのうち、農福連携については、農業の担い手の拡大や障害者の就労促進、工賃向上を図ります。

2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けて、障害者の芸術文化活動に対する支援施策の全国展開について進めていきます。

発達障害者支援施策につきましては、昨年8月に施行された発達障害者支援法の改正により、ライフステージを通じた切れ目のない支援や、家族なども含めた支援を行うべきこと等が規定されました。支援の一層の推進に努めます。

昨年の障害者総合支援法改正で児童福祉法に医療的ケア児の支援体制の構築が規定されました。医療的ケア児が安心して地域生活を送ることができるよう、総合的・包括的な支援の充実を図ります。

昨年は熊本や鳥取での地震、大型台風など、災害が相次いで起きました。被災された方の心のケア及び今後の災害に備えた災害派遣精神医療チームの体制整備等についても、着実に取り組んでまいります。

本年も障害保健福祉施策の一層の推進に努めてまいります。皆様方の御理解と御協力を何卒お願い申し上げます。