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「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2017年1月号

編集後記

「これからの障害福祉を展望する」と題した若手の方たちによる座談会、いかがだったでしょうか。若い方達をメインにしたこういう企画は初めてでした。それぞれの立場ごとの意見や今後の展望について具体的な提言をいただきました。そして、特集全体から障害者権利条約が考え方や施策の中心という、軸になることを実感する内容だったと思います。列島縦断で紹介したアートビリティプラスの取り組み、本誌の表紙は、まさにアートビリティの登録作家さんの作品です。毎年末に翌年の表紙をどうするか、事務所内で候補作家さんの作品(縦と横位置の2作品)を掲示して職員に投票してもらいます。その結果、2017年は山本勝彦さんに決定。1月号は切り絵の鮮やかな作品です。どうぞお楽しみに。(S)


座談会の時、通訳介助者が福田暁子さんの腕を時々ポンポンと軽くたたいていました。福田さんの発言に他の参加者が同意していることを福田さんに伝えていることに気づきました。座談会が始まる前、たとえば、私が誰と話をしているのかといった状況なども伝えている通訳介助者は、福田さんにとっての目であり、耳の役割を担っていると改めて感じました。「エンジョイライフ」で工夫を紹介してくれた北村佳那子さんのことを思いました。支援者のていねいな関わりが佳那子さんの想いを実現させています。参考に送っていただいた川遊びや大学での友達との写真はとてもいい笑顔で、佳那子さんの気持ちが伝わってきます。(K)