音声ブラウザご使用の方向け: ナビメニューを飛ばして本文へナビメニューへ

「ノーマライゼーション 障害者の福祉」 2018年3月号

編集後記

「にじいろでGO!」の活動について、奈良崎さんと望月さんに紹介していただきました。仲間のことを気遣う気持ち、ワークショップで参加者の気持ちを引き出すために工夫したこと、それは仲間だからわかるのかなと思います。昨年7月に開催したシンポジウムで将来の夢を書いた紙で紙飛行機を作って飛ばしている写真を掲載しました(55頁)。紙飛行機を見つめている参加者の皆さんの目線は未来を見ているようです。これからの夢は、「にじいろでGO!」をNPO法人にして活動を広げていくこと。夢が実現することを祈っています。

「時代を読む」では、障害福祉分野で知ってほしい出来事や覚えておいてほしい出来事を当時のエピソードなどを交えて紹介していただいています。今回は福祉工場の誕生のことを取り上げました。当時のことを知っている方は限られてしまいますが、小川孟さんにお願いすることができました。福祉工場が誕生するきっかけになった一つが、1964年の東京パラリンピックだったと知って興味深く拝見しました。1964年の東京パラリンピック開催がさまざまなところに影響を与えたことを改めて思いました。

それから50年が経ち、当時に比べるとだいぶ状況が変わってきています。2020年の東京オリンピック・パラリンピックを控えて、メディアなどで障害者スポーツのことを取り上げることも増えてきました。2020年を良い機会と捉えて活動していくことが大切になっていくと思います。それに、想像もしていなかったことが生まれるかもしれません。そういう変化の年になりますように。(K)