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私たちが考える「このまちに生まれて良かったね」とみんなが言えるまち。

 それは、誰とでもコミュニケーションが取れて、不便なこと、不安なことがなく、みんなの笑顔が見れるまちだと思います。

 私たちは、毎日、拓郎君とお互いに協力し合いながら学校生活を送っています。移動教室の時に、一緒に移動したり、清掃の時間に共に掃除をしたりと、様々な交流をしています。私たちは拓郎くんとの交流を通して、みんなで力を合わせること、そして、みんなの意見を尊重する事の大切さを感じています。そして、その二つのことを実現できる環境が整えば、みんなが笑顔で毎日を過ごす事が出来ると思います。

 現在、この陸前高田市は、復興へ向けて着実に前に進んでいます。新しいまちを築く私たちが、未来の高田を作っていくうえで、忘れてはならないこと。それは、誰もが暮らしやすいまちを作るために、子どもからお年寄りまで、障がいがある人も健常者も幸せな生活が送れるまちを作りことです。  いまの陸前高田市で、お年寄りや障がいのある人たちが生活をしていると、地域の方々とのコミュニケーションをとる事が難しいのではないかと思います。ですが、私たちが交流の場を作り、交流のサポートをすれば、お年寄りや障がいのある人たちも生活しやすいまちになると思います。

 また、子どもからお年寄りまで、障がいがあっても無くても幸せなまち、それは、不便がなく、不安もなく、みんなの笑顔が見れるまちであること。そのためには、市全体で協力しあうこと。また、子どもから大人まで誰の意見でも取り入れる事が大切だと思います。  これらのことをするために、私たちにできることは、障がいのある人、お年寄りが抱えている悩みや問題を知る事だと思います。  私たちは、将来、市民全員が安心し、活気にあふれる陸前高田市になって欲しいと思っています。

 誰もが住みやすいまちづくりについて思ったことは、全ての人が健康で将来に対する不安が無く、安心して過ごせるまちであってほしいということです。いずれ殆どの人が年を重ね将来体に何か障がいを持つことになります。障がいのある人やお年寄りは、周りの人たちとのコミュニケーションがとりづらく、孤立しやすくなります。  僕も体が不自由で障がいがありますが、障がいの無い人たちと一緒に車椅子で中学校生活を送っています。たくさんの仲間がいてくれるので、何も不安がありません。いつも僕を励まし、温かく応援してくれます。出来ないことは手伝ってくれます。先生方や皆さんにとても感謝しています。  僕の周りの人達の大きな支えや、みんなで力を合わせ協力しあうのを感じた時に不安は無くなりました。このような学校がたくさん増え、そして更に学校だけでなく地域全体に拡がり続けることが、誰もがすみやすいまちづくりにつながっていくとおもいます。

陸前高田市立第一中学校3年B組

2013年10月29日

陸前高田市立第一中学校 3年B組  鈴木大陽 村上天朗 若杉拓真 鈴木拓郎