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創立20年史 財団法人日本身体障害者スポーツ協会

No.21

15.昭和54年度事業

2.第28回国際ストーク・マンデビル競技大会

ロンドン郊外 グッドマンスポーツセンター
昭和54年7月22日~28日
日本選手団 選手15人 役員10人

役員

団長兼医師 畑田和男(太陽の家)

マネージャー 田中嘉男(国立神戸視力障害センター)

コーチ 小林順一(太陽の家)
コーチ 鈴木多聞(神奈川県民生部障害福祉課)
コーチ 武田功(国立身体障害センター)
コーチ 水田賢二(〃)
コーチ 三村一郎(ヤシカ岡谷工場)
コーチ 矢部京之助(愛知県心身障害者コロニー)

看護婦 狭間雅子(大分中村病院)

通訳 宇井肇(日本赤十字社語学奉仕団)

選手

  • 伊藤敏男(千葉県)ポリオ
    100m走,800m走他
  • 橋爪典子(東京都)脊損
    60m走,400m走他
  • 三瓶久(東京都)脊損
    スラローム,100m走他
  • 磯崎義光(神奈川県)脊損
    洋弓,ダーチェリー他
  • 一田喜代美(長野県)脊損
    洋弓,ダーチェリー他
  • 泉武文(兵庫県)頸損
    洋弓,スラローム他
  • 長沢章夫(福岡県)頸損
    卓球,砲丸投他
  • 岡島信弘(大分県)脊損
    洋弓,ダーチェリー他
  • 小滝修(東京都)脊損
    バスケットボール
  • 吉田晴久(神奈川県)脊損
    バスケットボール
  • 日野茂(長野県)脊損
    バスケットボール
  • 平尾政行(長野県)脊損
    バスケットボール
  • 白川長広(北九州市)脊損
    バスケットボール
  • 本山真人(北九州市)脊損
    バスケットボール
  • 黒沢忠巳(大分県)ポリオ
    バスケットボール

獲得メダル数 金5個,銀4個,銅1個 計10個
(銅はバスケットボール)

洋弓競技
洋弓競技

選手全成績

イ.車椅子バスケットボール

- 氏名 クラス 順位 対戦国及び成績 備考
東京 小滝修 日本 61
 26-24
 35-23
47スイス

日本124
 59-10
 65-6
16エジプト

日本87
 52-38
 35-24
62オーストラリア

日本57
 22-28
 35-35
63デンマーク

日本54
 ( )
79メキシコ
1メキシコ 5-0

2デンマーク 4-1

3日本 3-2

4スイス 2-3

5エジプト 1-4

6オーストラリア 0-5
神奈川 吉田晴久
長野 日野茂
長野 平尾政行
北九州 白川長広
北九州 本山真人
大分 黒沢忠己
東京 三瓶久
千葉 伊藤敏夫
長野 一田喜代美

ロ.一般選手

県名 氏名 クラス 種目 記録 順位及び結果 今大会1位記録 備考
1千葉 伊藤敏男 100m走
800m走
スラローム
卓球
23.5
3.0.9
57.70
予選落
 〃 
1 
1回戦敗退

2.42.1
57.70
-
2東京 橋爪典子 60m走
400m走
スラローム
ローンボール


1.15.00
棄権
 〃 

棄権
23.25

1.15.00
-
3東京 三瓶久 100m走
800m走
1500m走
スラローム
ローンボール
23.52
3.20.03

54.52
予選落
 〃 
棄権

1回戦敗退


4.58.9
54.52
-
4神奈川 磯崎義光 アーチェリー
ダーチェリー
100m走
スラローム
659 点


1.24.97

2回戦敗退

- ノビス,岡島ペア
5長野 一田喜代美 - アーチェリー
100m走
スラローム
卓球
ローンボール
603 点
27.47
1.25.0

予選落
 〃 
1回戦敗退
- ノビス
6兵庫 泉武文 1C アーチェリー
60m走
スラローム
砲丸投
535点

1.15.5
5.45





1.15.5
5.45
頸損の部


初心者用
7福岡 長沢章夫 1C 60m走
スラローム
砲丸投
卓球
22.18
1.34.5
4.88
予選落
 〃 

1回戦敗退


5.45
-
8大分 岡島信弘 アーチェリー
ダーチェリー
100m走
スラローム
ローンボール
561 点


1.10.00

2回戦敗退
棄権
予選落
- ショートメトリック

3.1979年国際身体障害者スポーツ大会

ロンドン郊外 ストーク・マンデビルスタヂアム
昭和54年8月29日~9月2日(I.S.O.D主催)
日本選手団 選手18人
(切断者9 脳性マヒ4 視覚障害者5)
役員9人

役員

団長兼医師 初山泰弘(国立身体障害者センター)

マネージャー 小島良信(日本身体障害者スポーツ協会)

コーチ 中川一彦(筑波大学)
コーチ 藤原進一郎(大阪身体障害者スポーツセンター)
コーチ 山内保孝(国立神戸視力障害センター)

看護婦 高橋丈(国林身体障害者センター)

通訳 渋谷光世(日本赤十字社語学奉仕団(聖心女子大))

本部役員 葛西嘉資(日本身体障害者スポーツ協会会長)

選手
(切断)

  • 石川博(茨城県)右上腕・右大腿
    ローンボール他
  • 八田智洋(滋賀県)左下腿
    100m走他
  • 高橋貞一(大阪府)右上腿
    100m走
  • 山下出(和歌山県)右大腿
    ローンボール
  • 伊藤義治(鳥取県)左大腿
    卓球他
  • 宮川浩一(岡山県)右大腿
    ローンボール他
  • 山林須美江(大阪府)左大腿
    ローンボール他
  • 佐藤利武(東京都)左大腿
    ローンボール他
  • 古木照代(東京都)右下腿
    ローンボール他

(視覚障害)

  • 梨木良夫(北海道)右0.01 左0
    走巾跳他
  • 玉城功一(沖縄県)右0 左光覚
    60m走他
  • 上田稔(京都市)右0 左0
    立高跳他
  • 清水秀男(福岡県)右0 左0
    100m自由型他
  • 皆川嘉彦(茨城県)右0 左0
    砲丸投

(脳性マヒ)

  • 笹原春代(茨城県)体幹機能障害
    60m走
  • 寺田治司(東京都)両下肢機能障害
    やり投他
  • 森尾光隆(大阪市)右手機能
    円盤投他
  • 伴正稔(東京都)片マヒ
    砲丸投他

獲得メダル数 金9個,銀7個,銅4個 計20個

参加国および選手数
 最終的には24ケ国,430名の選手と発表された。
 わが国選手団選手18名 男15,女3。
 役員9名(団長兼医師,マネージャーコーチ(3),看護婦,通訳,参与(2))。
 計 27名
 また日本身体障害者スポーツ協会会長がストーク・マンデビルで開かれた総会に出席されるため特別参加された。

〔旅行日程〕

8月28日(火) 22:30 JL433  成田空港発
アンカレッヂで給油のため2時間滞在
8月29日(水) 06:50 ハンブルグ空港着
08:20 LH040 ハンブルグ空港発
09:05 ロンドン・ヒースロー空港着
ストーク・マンデビル病院よりの出迎バスにより10時すぎスタデアム着
室割り
8月29日(水)より9月3日(日)朝まで同所に滞在。
9月3日(月) 08:30 バスで出発
ロンドン市内観光
夕刻 ケンシントン・クロスホテル着
9月4日(火) 08:30 専用バス利用
ウインザー城見学
12:30 ホテル着
午後 自由行動
9月5日(水) 08:30 ホテル
09:10 ヒースロー空港着
パリ行き13A306遅れ夕刻パリ着となったため同日の観光は中止とする。
 なお荷物便が遅れ同日22時30分にホテルに届けられた。
ホテル パリ,ソフテル・ド・パリ
9月6日(木) 午前中パリ市内観光
午後 自由行動
9月7日(金) 08:30 ホテル発
14:00 JL426 便 ドゴール空港発
アンカレッヂ経由
9月8日(土) 14:30 成田空港着
箱崎にて解散

総体的感想

団長 初山泰弘

 各障害別に集った選手団で選手間のまとまりが心配されたが,全体に役員の指示に良く従い,コーチの把握も良く行われ,旅行予定に支障を及ぼすことはなく,むしろ異った障害者同志の間に色々な交流があったことは一つの成果であったと考えている。各選手の身体状況についても,別記のように軽い疾病,外傷があったがいずれも軽症で済んだのは幸いであった。競技終了後の日程に余裕があったため,選手,役員ともに休養がとれ,空港での時間の乱れにも対応が出来た。今後も予備用の日程が組み込まれていると役立つと思われる。大会終了後,気分を楽にするため,服装,飲食などは自由にしてみたが,雑踏時ではブレザーの方が相互に確認しやすく,以後外出・移動時にはブレザー着用を原則とした。アルコールについても,水の悪い点も考え,各人の自主に任せたが,飲酒後,足を滑らせ脳震盪を起した例がある。本人の疲労などを考慮に入れ,量などを制限する様に注意すべきであったと反省している。

〔合宿〕 選手団の構成が決まり次第,早期に行われることが望ましい。選手の自覚,その後の自主トレーニングの問題,コーチとの連絡などが早くから可能となるためで,今回は出発前の3ケ月前に行われたため,その後のトレーニングに大変役立ったと考えられる。

〔医学的チェック〕
 脳性麻痺の評価法を確認するため,アトキンス氏に依頼し,半日づつ2日間,各国選手の評価に立合った。評価医師は主としてCamereon(カメレオン),時々オーストラリヤの医師が参加した。結果では,脳性麻痺の評価法が確立するには,今後幾度か修正が行われると思われる。その理由は,参加選手内に脳性麻痺以外の疾病が混っていること(今回は試合には参加させ順位はつけないという点で一致した),点数の2,3,のレベル,特に協調動作の評価方法が,歩行の状況から判断する,上肢,下肢を別個に行う,純粋に神経学検査から評価するなどが分かれたが,率からみると歩行の状況からの評価が多いようであった。また現在のCDクラスを更にEクラスを作る計画もあることも伝えられた。日本側の評価については,上肢の協調動作,脊柱の運動性などの項目で数ケ所点数の修正があったが,クラスそのものの変動はなかった。また医師チェック欄に無記入のままで参加した国も数ケ国あった(オランダ,南アフリカの一部など)。視覚障害者,切断者の評価には殆ど問題はなかった。手部切断選手についてのクラスの考慮をコーチから申し入れたが断られたという。
(競技運営)
○宿舎 選手が一棟にまとまったため連絡上大変都合が良かった。役員は選手グループに各1人,他の5名は一室にまとまった。
○競技
 毎朝行われたミーティングでは,運営の不てぎわに対する強い意見も出されたが,多くはアトキンス氏の苦労,資金の点などで引き下がっていた様であった。
 問題として残されたものに
1 盲トラック競技の伴走について
 スタートからゴールまで,1人のエスコートが選手の後について走る点についてはかなり反対論があったが今回はこのままで行われた。実際には途中で伴走を交代した国もあったが,来年も同じルールで行うとするならば,盲人競技用の伴走者を用意しておく必要がある。急造の伴走者では間に合わない。“伴走用コーチ”を作ることも考慮に入れておかねばならない。
2 エントリーの問題
 エントリーしたはずの選手が除外されていたり,参加者の少ない種目を無くしてしまったり,幾つかの問題があった。日本からは三段とびの種目がはづされていたが,コーチ対アトキンス氏の間で了承が得られ記録として残すことが出来た。
3 分散する場合には,各競技場間の所要時間,連絡者または車の確認,競技種目により選手が遅れる場合,競技責任者へのアピール,などが,十分行われることが大切である。その意味ではコーチの数と,片ことでも英語を話し得る能力を持つことが大切であろう。(特に郊外で行われる場合には)今回はこのおかげで,幅とびと競技の決勝に続いて出場させることが出来た。
4 競技用具
 ローン・ボールに出場するに当って今回は現地で用具を購入した。出発前に競技に必要な用具について,日本から持参するもの,現地利用のものと確認しておく必要があろう。
5 食事
 競技前または競技中に,現地食事が入らず食欲不振になった者が2~3名あった。幸い,日本食のさし入れがありその問題は解消したが,来年度は米食をも含めてどうするか,検討しておく必要があるものと思われる。

〔医療〕
 8名,12件の疾病,外傷があり,投薬処置を行った。脊髄損傷者グループに較べ抵抗力もあり,症状も軽度の例が多かった。また出発前,各人の薬を一括して運搬するのは,各個人の使用薬剤を確認する上からも便利であった。主な使用薬剤は,抗生物質,消化剤,酔い止めそのほか湿布,消毒薬など外用薬が多かった。

〔その他〕
○前グループから提出された車椅子のフットレストの件はアトキンス氏の言では,非常に限られた者しか使用していないので現場の責任者の判断にゆだねる。
○脳性まひは当分,A,Bグループの参加は考慮に入れていない。(医師カメレオンに依る)であった。

選手全成績

イ.切断者

県名 氏名 クラス 種目 記録 順位及び結果 今大会1位記録 備考
1 茨城 石川博 ローンボール
50m自由型
やり投
砲丸投

51.3
9.51
3.33
1
5
5
5


21.90
-
2 滋賀 八田智洋子 100m走
400m走
100m平泳
やり投
砲丸投

1.23.72
1.37.3
29.6
9.80

4
2
10
8
- -
3 大阪府 高橋貞一 100m走
400m走
1500m走
卓球(単)

1.04.4
4.57.04

6
2
2回戦敗退
12.31
56.76
4.54.53
-
4 和歌山 山下出 ローンボール
100m平泳
卓球(単複)
100m走

2.28.6

予選落
共に1回戦敗退
-

伊藤ペア
5 鳥取 伊藤義治 卓球(単複)
ローンボール
- 共に1回戦敗退
1回戦敗退
- -
6 岡山 宮川浩一 ローンボール
やり投
砲丸投
円盤投

19.32
7.59
20.45
予選落
16
13
9


11.20
-
7 大阪府 山林須美江 ローンボール
卓球(単)
100m自由型
100m走


2.18.6
38.72
2
1
予選落
1



16.96
-
8 東京 佐藤利武 ローンボール
100m自由型
100m平泳
立巾跳

2.18.6
2.36.0
1.96
予選落
 〃
 〃 
5
- -
9 東京 古木照代 ローンボール
卓球(単)
100m走
走巾跳


22.38
1.26
1
2
2
4


16.96
-

ロ.視力障害者

県名 氏名 クラス 種目 記録 順位及び結果 今大会1位記録 備考
1 北海道 梨木良夫 走巾跳
砲丸投
走高跳
100m走
4.75
8.07
1.30
12.9
予選落
13
予選落
 〃

13.82
-
2 沖縄 玉城功一 60m走
400m走
立巾跳
立三段跳
8.07
1.11.68
2.33
6.67
8
10
6

54.61



出場者1名の為参考記録
3 京都市 上田稔 立高跳
走巾跳
60m走
400m走
1.20
2.27
8.35
1.12.52
5
8
14
11



1.54.61
-
4 福岡市 清水秀男 100m自由型
100m背泳
200m個人メドレー
5㎞競歩
1.14.4
1.32.3
3.08.3
31.00.52
4
5
1
1


3.08.3
 31.00.52



世界新
5 茨城 皆川嘉彦 砲丸投
やり投
立巾跳
立高跳
8.04
29.98
2.27
1.30
3
3
6
3
- -

ハ.脳性麻痺者

県名 氏名 クラス 種目 記録 順位及び結果 今大会1位記録 備考
1 茨城 笹原春代 60m走
400m走
走巾跳
11.52

2.73
1
1
2
11.52

3.12

記録なし
2 東京 寺田治司 80m走
800m走
やり投
砲丸投
22.22

11.38
3.29
8

7
8
12.45

35.24
7.78

記録なし
3 大阪市 森尾光隆 800m走
円盤投
やり投
走巾跳
100 平泳
3.14.4
17.96
27.85
3.54
5
4
3
2

27.34
34.36
3.88
記録なし



泳法違反失格
4 東京 伴正稔 80m走
800m走
やり投
砲丸投
走巾跳
13.26
3.27.6
11.71
6.33
3.18
7
6
11
7
4
10.72

34.36
8.52
3.88

記録なし

4.第5回国際身体障害者スキー大会

カナダバンフ サンシャインビレッヂスキー場
昭和54年4月25日~29日
役員12人 選手19人

役員

1 笹川雄一郎 長野県 団長
2 岡村武 東京都 顧問
3 山崎昌矩 埼玉県 顧問
4 関根善二郎 千葉県 コーチ
5 竹内修 長野県 エスコート
6 笹川幸壽 新潟県 エスコート
7 竹内良夫 新潟県 エスコート
8 竹内淑也 新潟県 エスコート
9 山崎聖子 埼玉県 エスコート
10 柴田礼子 東京都 エスコート
11 鈴木久江 東京都 エスコート
12 畑山一博 東京都 マネジャー

選手

1 伊藤勇 東京都 ポリオ
2 茅根光男 神奈川県 脊椎変形
3 宮本聖史 大阪府 右大腿切断
4 白木明仁 兵庫県 筋ジストロフィー
5 目黒正巳 新潟県 左大腿切断
6 鈴木敬治 東京都 CP
7 米倉久恵 大阪府 左大腿切断
8 宮崎豊和 東京都 CP
9 世良田慶三 東京都 CP
10 笹川良治 長野県 片ヒザ関節硬直
11 石井強 横浜市 片大腿切断
12 大野伸行 東京都 CP
13 朱光子 東京都 ポリオ
14 土赤遥子 東京都 足関節炎後遺症
15 福原由美子 千葉県 CP
16 安藤恭子 東京都 CP
17 松村敦子 千葉県 ポリオ
18 鈴木宏子 東京都 ポリオ
19 中作真由美 兵庫県 左足首障害

5.国際身体障害者冬期オリンピックスキー大会

(第2回冬期オリンピック大会)
(経費はスキー協会負担)

1.名称 第2回身体障害者冬期オリンピック大会
2.主催 国際身体障害者スポーツ組織委員会(ISOD)
3.主管 ノルウェイ身体障害者組織委員会
4.派遣者 日本身体障害者スポーツ協会
5.後援 日本身体障害者スキー協会
6.期日 1980年2月1日~7日
7.場所 ノルウェイ国 オスロ(GEILO)
8.参加国数 約15ヶ国
9.日本選手 役員3名(団長・監督兼1名 マネージャー1名 ドクター1名)
  派遣団
  構成 コーチ・エスコート2名
  選手 6名

日本選手派遣者名
団長兼監督 

  • 笹川雄一郎(新潟県)

マネージャー

  • 尾久元一(東京都)

 ドクター 

  • 栗山康二郎(東京都)
  • 柳沢保(東京都)

選手 

  • 戸ヶ瀬勝男(宮城県)
  • 深沢定実(長野県)
  • 桜井忍(新潟県)
  • 石井強(神奈川県)
  • 柳沢浩(群馬県)
  • 小山時夫(長野県)

報道・記録・映画班 

  • 福原健司

㈱東京 

  • 森雅夫

福原フィルム

  • 後藤盾身
  • 木村勝英
  • 矢田部秀夫

10.日本選手 スキー競技アルペン種目
参加種目
1.回転競技 2.大回転競技

  • クラス1A ISOD(片足切断・ヒザ上・ヒザ下)二本の補助具,一本のスキー
  • クラス2A ISOD(片足切断・ヒザ上・ヒザ下)通常の二本スキー・ストック
  • クラス3B ISOD(上肢・両方)スキー 二本・ストックナシ

 第2回身体障害者冬期オリンピック大会が1980年2月1日~2月7日まで,ノルウェイ国(GEILO)で開催されることになった。
 第1回のオリンピックは1976年スェーデン国にて行なわれ,我が国より個人で1名が参加している。
 今回は初めて日本が代表選手を送ることになった。
 今シーズンは第11回インター(国際指導者スキー会議・山形県蔵王スキー場)にも始めて身体障害者が参加した。
 日本身体障害者スキー協会も設立8年目を迎え,ようやく世界の競技者と対等に競える6人の選手を生み出した。

大会日程
1/30
 午前中 オスロ着
1/31
 AM8:00 オスロ着
 AM12:00 ゲイロ着
 PM3:00 健康診断
 8:00 チームリーダー打合せ
2/1
 AM10:00 健康診断
 ~PM4:00 トレーニング(全員参加)
 6:00 開会式
2/2
 AM10:00 クロスカントリー(男女) スラローム(男女)
2/3
 PM12:00 スラローム(男女) ノルウェイ選手によるアイスホッケー他ショー
2/4
 AM10:00 クロスカントリー(男女) そりのレース(男女)
2/5
 PM12:00 G・Sトレーニング アイスホッケーショー
2/6
 PM12:00 G・S(男女)
2/7
 AM10:00 クロスカントリー(男女)
 PM12:00 G・S(男女)
 7:00 閉会式
2/8
 朝食後→オスロへ出発
2/9
 帰国

日本選手出場種目(回転・大回転)
Class 1A ISOD(片足切断・ヒザ上・ヒザ下)二本の補助具,一本のスキー

  • 選手名 深沢定実 石井強 桜井忍

Class 2A ISOD(片足切断・ヒザ上・ヒザ下)通常の二本スキー・ストック

  • 選手名 戸ヶ瀬勝男

Class 3B ISOD(上肢・両方)
スキー2本・ストックナシ

  • 選手名 柳沢浩

アウトリガーによるスキー
アウトリガーによるスキー

6.身体障害者スポーツ指導員研修会

(1) 全国研修会
主催

  • 国立身体障害者リハビリテーションセンター
  • 財団法人 日本身体障害者スポーツ協会

期間

  • 昭和55年2月4日(月)~9日(土)
    (前期)受講者 50人
  • 昭和55年3月3日(月)~8日(土)
    (後期)〃 41人

場所

  • 国立身体障害者リハビリテーションセンター

(S55.2.4~2.9)

前期身体障害者スポーツ指導員研修会
- 午前(9:00~12:00) 午後(13:00~17:00)
2月4日(月) 開講式・オリエンテーション(9:00~9:30)
日本の身障スポーツ(9:30~10:30)
 日本身障スポーツ協会
 常務理事 氏家馨
リハビリテーションとスポーツ(10:30~12:00)
 国立身体障害者リハビリテーションセンター
 更生訓練所長 橋倉一裕
日本身体障害者スポーツ競技規則の解説(実技)
 (13:00~17:00)
 国立身体障害者リハビリテーションセンター
 厚生技官 水田賢二
5日(火) 脳性マヒと肢体不自由の起因疾患(9:00~10:30)
 国立身体障害者リハビリテーションセンター
 診療部長 初山泰弘
切断関節疾患とスポーツ(10:30~12:00)
 国立身体障害者リハビリテーションセンター
 第二整形外科医長 鷹野昭士
卓球競技とトレーニング方法(実技)
 (13:00~17:00)
 早稲田大学 卓球部監督 河原智
6日(水) 聴覚障害の起因疾患(9:30~10:30)
 国立身体障害者リハビリテーションセンター
 職能課長 真鍋敏毅
言語障害の起因疾患 国立身体障害者リハビリテーションセンター
 言語課長 柴田貞雄
聴覚障害者のスポーツ(実技)
 (13:00~17:00)
 市立川崎ろう学校 教諭 橋場賢一
7日(木) 全国身障スポーツ大会の記録映画(9:00~10:00)
脳血管障害の起因疾患(10:00~12:00)
 国立身体障害者リハビリテーションセンター
 内科医長 長谷川恒範
アーチェリー競技とトレーニングの方法(実技)
 (13:00~17:00)
 日本楽器 広瀬明
8日(金) 脊髄損傷と車椅子(9:00~11:00)
 国立身体障害者リハビリテーションセンター
 第一整形外科医長 木村哲彦
施設用具の研究(11:00~12:00)
 身障スポーツ施設用具開発センター
 所長 沢貞雄
陸上競技とトレーニングの方法(実技)
 (13:00~17:00)
 大阪市身体障害者スポーツセンター
 指導課長 藤原進一郎
9日(土) 身体障害者と市民スポーツ(9:00~11:00)
 大阪市身体障害者スポーツセンター
 指導課長 藤原進一郎
地域行政と身障スポーツ(11:00~12:00)
 東京都民生局心身障害者福祉部福祉課
 若菜常信
閉講式(12:00~12:15)

(S55.3.3~3.8)

後期身体障害者スポーツ指導員研修会
- 午前(9:00~12:00) 午後(13:00~17:00)
3月3日(月) 開講式・オリエンテーション(9:30~10:00)
身障者の体力・運動能力測定方法(10:00~12:00)
 愛知県立心身障害者コロニー
 室長 矢部京之助
リハビリテーションと心理(13:00~14:30)
 国立身体障害者リハビリテーションセンター
 精神科医長 永井昌夫
精薄児者の心理と行動(14:30~17:00)
 国立秩父学園
 指導主事 中沢健
4日(火) 国際大会記録映画(9:00~10:00)
スポーツ医学(10:00~12:00)
 関東労災病院
 整形外科部長 中島寛之
水泳(実技) (13:00~17:00)
 大阪身障スポーツセンター
 指導員 中森邦男
5日(水) 視覚障害の起因疾患(9:00~10:30)
 順天堂大学
 講師 細山和一
視覚障害者の行動感覚訓練(10:30~12:00)
 国立身体障害者リハビリテーションセンター
 生活訓練専門職 坂本洋一
盲バレーボール(実技) (13:00~15:00)
 国立塩原視力障害センター
 教官 橋本定雄
盲卓球(実技) (15:00~17:00)
 国立塩原視力障害センター
 教官 橋本定雄
6日(木) 視覚障害者のスポーツ概論
  〃の陸上競技 (9:00~11:00)
 国立身体障害者リハビリテーションセンター
 教官 加藤博志
盲野球規則(11:00~12:00)
 国立神戸視力障害センター
 教官 山内保孝
盲野球とトレーニング方法・審判方法(実技)
 (13:00~17:00)
 同左
7日(金) 競技規則解説(9:00~10:00)
 国立身体障害者リハビリテーションセンター
 厚生技官 水田賢二
運動処方(10:00~12:00)
 順天堂大学
 助教授 青木純一郎
車椅子バスケットボール(実技)
 (13:00~17:00)
 全日本チーム監督 三村一郎
8日(土) 身体障害者の運動処方(9:00~12:00)
 神奈川県総合リハビリテーションセンター
 体育科長 橋谷俊胤
閉講式(12:00~12:15)

(2) 地方研修会
 地方研修会は昭和54年5月16日の福島県をはじめ下記のとおり実施された。

研修会実施県 実施月日 講師数 受講者数
福島県 5/16,17 3 人 21人
静岡県 8/10~12 7 20
北海道 8/30~9/1 3 28
京都市 10/6,7,10/13
10/14,10/20
10/21,11/10,11/11
15 72
島根県 9/1~3 6 22
長野県 10/13,14 5 49
福島県 11/12,13,11/18
11/25,12/2
8 23
栃木県 6/13,6/19,7/21
2/16,3/16,3/23
12 354
岐阜県 9/4,5,3/16 2 50
鹿児島県 12/1,2 8 20
兵庫県 1/27,2/3,2/10
2/17,3/2,3/9,
3/16,3/23
15 27
東京都 2/1,2/24 4 48
群馬県 3/15,16,3/23 8 22
滋賀県 3/20 3 55
広島県 3/21~24 4 18
- 103 人 829 人

7.内閣総理大臣杯争奪
第8回日本車椅子バスケットボール選手権大会

(大阪市身体障害者スポーツセンター開館5周年記念)
(大阪市中央体育館開館20周年記念)

期日

  • 昭和54年4月29日(日).30日(月)

場所

  • 大阪市中央体育館

主催

  • 日本身体障害者スポーツ協会
  • 日本車椅子バスケットボール連盟

主管

  • 日本車椅子バスケットボール連盟近畿ブロック
  • 大阪市障害更生文化協会
    (大阪市身体障害者スポーツセンター)
  • ライオンズ国際協会335-B 地区4R

参加

  • 緑成園バスケットクラブ
  • 青森車椅子バスケットボールクラブ
  • 千葉作業所
  • 関東ライオンズクラブ
  • 東京ジャガー
  • イナズマクラブ
  • 長野車椅子バスケットボールクラブ
  • 愛知車椅子バスケットクラブ
  • 愛知作業所
  • 大阪市隼車椅子バスケットボールクラブ
  • 兵庫バスケットボールクラブ
  • 大阪ウルフ
  • 広島作業所
  • 高知クラブ
  • 西多賀キャンパス
  • 宮崎車椅子バスケットボールクラブ
  • 太陽の家バスケットボールクラブ
  • 北九州市足立クラブ

(女子東西対抗戦)
東軍(女子)東京グレース
西軍(女子)飛鳥
(オープン参加)
男子選抜
女子選抜
(合計 22チーム)
優勝
千葉作業所
東軍(女子)東京グレース
準優勝
北九州市足立クラブ

○この大会は大阪市身体障害者スポーツセンターの開館5周年を祝う大会として初めて大阪市で開催された。

8.第8回フェニックス杯争奪全国身体障害者アーチェリー選手権大会

(昭和54年度は補助金なし)
昭和54年9月23日
会場 神奈川県総合リハビリテーションセンター
参加選手 約200 人

各種目3位入賞者

(1) FITAラウンド,クラス

順位 氏名 障害 所属 90m 70m 50m 30m Total
佐藤雅夫 片大腿切断 青森県A.C 254 280 288 322 1,144
岡西三千夫 脊損 玉津A.C 213 288 257 319 1,077
山崎昇 脊損 かもめA.C 231 265 264 315 1,075

(2) 男子ショートメトリック,クラス

順位 氏名 障害 所属 50m 30m Total
入佐勝雄 脊損 玉津A.C 263 320 583
比田井隆 脊損 長野アップルA.C 258 317 575
岩瀬章 ポリオ 烈A.C 240 316 556

(3) 女子ショートメトリック,クラス

順位 氏名 障害 所属 50m 30m Total
高瀬礼子 ポリオ 烈A.C 247 296 543
青野幸江 脊損 烈A.C 226 295 521
大塚賀代子 脊損 熊谷A.C 217 297 514

(参考)

各地域で開催されている身障アーチェリー大会

(1) 第7回フェニックス杯争奪全国身体障害者アーチェリー選手権大会
S53.9.24 参加者86名
於神奈川県総合リハビリテーションセンター

(2) 第1回草の実杯争奪茨城県身体障害者アーチェリー選手権大会
S53.11.12 参加者12名
於茨城県立リハビリテーションセンター

(3) 第3回のじぎく杯争奪身体障害者アーチェリー競技大会
S53.5.28 参加者27名
於兵庫県加西市総合グランド

(4) 第2回のじぎく杯インドア・アーチェリー競技大会
S.53.12.10 参加者114 名(内身障者20名)
於兵庫県勤労身体障害者体育館

(5) 第3回大阪市身体障害者スポーツセンターインドア・アーチェリー選手権大会
S53.2.11 参加者41名(内身障者14名)
於大阪市身障スポーツセンター

(6) 第1回せんだんアーチェリー大会 S53.6.25

(7) 第2回小川杯 S54.2.4

(8) 第3回九州身体障害者アーチェリー選手権大会
S53.5.28 参加者38名
於長崎市民グランド

(9) 第3回熊本県社会福祉事業団理事長杯争奪アーチェリー競技大会
S53.4.23 参加者15名
於熊本県身体障害者福祉センター

(10) 第1回火の国杯争奪身体障害者インドア・アーチェリー大会
S53.11.12 参加者32名
於熊本県身体障害者福祉センター

9.第9回全国身体障害者スキー大会

(昭和54年度補助金なし)

長野県北志賀竜王スキー場

主催

  • 日本身体障害者スポーツ協会
  • 日本身体障害者スキー協会

後援

  • テレビ朝日福祉文化事業団

来賓

  • 岡村武 車両競技公益資金記念財団理事長

名誉大会会長

  • 坂田道太 衆議院議員 元国務大臣

副会長

  • 西沢権一郎 長野県知事
  • 関光司 長野県山ノ内町長
  • 栗山慎子

大会会長

  • 笹川雄一郎 日本身体障害者スキー協会代表役員

大会顧問

  • 猪谷千春 AIU保険会社代表
  • 西山平四郎 長野県議会議員
  • 児玉環 志賀高原スキークラブ会長
  • 山本廣平 山ノ内町町議会議長
  • 山岸武雄 山ノ内町町議会副議長
  • 片桐匡 長野県スキー連盟会長
  • 小林登夫 志賀高原スキー連盟会長
  • 若林省三 日本スキー教師連盟会長
  • 杉山進 日本スキー教師連盟理事長
  • 藤田博夫 竜王観光株式会社社長
  • 田川文明 竜王旅館組合長
  • 鶴見宜基 厚生省国立病院管理研究所医学博士

(参考)

日本身体障害者スキー協会のあゆみ

1972年2月 

  • 竜王スキー場,笹川ロッジに身体障害者のスキー愛好者8名が集まり,スキーを楽しむ。
    *それを「第1回全国大会」と名付ける。
    *同時に,笹川雄一郎を顧問とし「アンプティー・スキークラブ」を結成。

1972年12月 

  • カナダのハンディ・スキーの指導員トム・フェリス氏来日。シーズンを通じて指導を受ける。

1973年2月 

  • 「第2回全国大会」開催。参加総数35名。
    *「アンプティー・スキークラブ」「日本身体障害者スキー協会」(Handicapped Skiers Association of Japan.)と改める。
    *特別参加のカナダ・アルバータ州「ハンデ・スキー協会」会長ジェリー・ニューマン氏とトム・フェリス氏の指導を受ける。

1974年3月 

  • 「第3回全国大会」優勝者,黒川覚君(小学6年生)が,カナダ航空会社の指導を受け,カナダでハンデ・スキーヤーと交流,親睦を深める。

1976年3月 

  • 「第5回全国大会」開催。参加者総数216 名に及ぶ。
    *カナダよりハンデ・スキーヤー31名を招待し,国際的大会となる。
    *カナダチームによるブラインド(全盲)スキーのデモンストレーションが行なわれる。

1976年9月

  • チャリティーコンサート「加山雄三と共に」を開催「JOY TOGETHER」を同時上映。(会場:中野サンプラザホール)

1977年9月

  • 「島倉千代子チャリティー・コンサート」を開催。(中野サンプラザホール)

1978年3月 

  • 第1回テレビ朝日福祉文化事業団主催にて親善大会を斑尾高原にて開催。

1978年9月

  • 「しばたはつみチャリティー・コンサート」を開催。(中野サンプラザホール)
    全国大会の補助金が初めてついた。
    (日本自転車振興会補助金)

1980年

  • 2月 第2回身体障害者冬季オリンピック(ノルウェイ)に参加大回転4位に入賞(柳沢浩君・サリドマイド)。
  • 3月 「第9回全国大会」開催。

1981年

  • 2月 国際障害者記念「第4回テレビ朝日福祉文化事業団主催にて親善大会」を竜王にて開催。
  • 3月 「創立10周年記念全国大会」開催。
  • 今年よりスピードクラスが出来る。参加総数250 名
  • 5月 総会にて全国組織化が可決,地方支部が発足。

身体障害者スキーの特色
○申告タイムレース
 ハンデ・スキー競技は,申告タイムレースです。まず,スキーコースをみて,あるいは試走して予想タイムを申告し,のち本番レースに参加,その結果のタイムと予想のタイムの差をだし,差が一番少い人が勝つというレースです。
 スポーツには,競争としてのスポーツ,身体を動かすレクリェーションとしてのスポーツがあり,私たちのスポーツは,もちろん,後のタイプで,勝ち負けなど,二の次です。しかし,今までのはげしい競争社会に生きてきたためか,とかく,他人との優劣にこだわりがちです。競技がなければ,張りあいがないといいだす人もいます。腕くらべも楽しみの一つであることは事実です。
 けれど,当協会のメンバーは,身障者から健常者まで,障害の不自由な段階がひとそれぞれで,そのままでは,より自由な人が勝つのが当然です。そこで,私たちは,他人と競うのではなく,自分との競い-障害を克服し,自分なりに技術を向上させることが大切です。ちなみに,申告タイムレースは毎年,開催される全国大会に採用されています。

アウトリガー
 アウトリガーってご存知ですか? ストックの代りに持つもので,先に小さなスキーがついています。滑るときは,からだを安定させるとともにブレーキの役目をはたし,また,雪の上を歩くとき松葉ヅエとして使えるように工夫されています。
 今まで,身体にハンデのある人にとって,白銀の雪山は遠くからみるだけの絵にすぎませんでした。しかし,このアウトリガーが,私たちにもスキーのすばらしさを教え,雪山へ入る扉を開いたのです。
 雪にまみれ,ころびながらも,やっと滑れるようになったときのよろこびと,「やればできる!」という自信を,多くの仲間につたえ,スキーというレクリェーションの楽しさをともに語りたいのです。

スキー競技の状況
スキー競技の状況


主題:
創立20年史 No.21

発行者:
財団法人日本身体障害者スポーツ協会

発行年月:
昭和60年3月31日

文献に関する問い合わせ先:
〒162
東京都新宿区戸山1-22-1
戸山サンライズ内
TEL 03-204-3993