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創立20年史 財団法人日本身体障害者スポーツ協会

No.33

2.第32回国際ストーク・マンデビル競技大会概要

英国 グッドマンスポーツセンター
1983年7月24日~30日
参加36ヵ国 選手640人 役員270人 計910人
日本選手15人 役員10人 計25人

日本選手の成績

  • 1位 スラローム Closs3 男子 須合雅彦
  • 2位
    スラローム Closs2 女子 村山順子
    スラローム Closs5 女子 森かんな
    5,000m走 Closs5 女子 森かんな
  • 3位
    1,500m走 Closs5 女子 森かんな
    バスケットボールチーム(Aグループ)

第32回国際ストーク・マンデビル競技大会派遣選手団名簿

(選手)
都道府県市名 氏名 性別 年齢 障害程度 クラス 持ち点 種目
東京都 村山 順子 20 TH5完全 - 100m,400m,800m,1500m,5000m,スラローム,砲丸投,円盤投,ローンボウル(S.D)
東京都 森 かんな 18 頚損不完全 - 100m,200m,400m,800m,1500m,5000m,スラローム,ローンボウル(S.D)
神戸市 藤川 泰博 32 TH11完全 バスケットボール
大分県 黒沢 忠己 29 ポリオ バスケットボール
埼玉県 恩田 敏行 23 TH4完全 100m,200m,400m,800m,800mリレー,1500m,5000m,スラローム,やり投,卓球(S)
奈良県 平山 力 28 TH12完全 バスケットボール
東京都 岩崎 満男 28 TH11完全 バスケットボール
神奈川県 上村 文男 27 TH11完全 バスケットボール
熊本県 桐原 和広 25 TH11完全 バスケットボール
10 長野県 奥原 明男 22 TH9完全 バスケットボール
11 大阪市 岩井 清孝 35 L1完全 4→5 100m,200m,400m,800mリレー,1500m,スラローム,ローンボウル(S),バスケットボール(補欠)
12 神奈川県 及川 康弘 27 TH11完全 100m,200m,400m,800mリレー,スラローム,円盤投,ローンボール(S.D),バスケットボール(補欠)
13 滋賀県 大西 孝雄 31 L1完全 4→5 200m,800m,800mリレー,1500m,スラローム,ローンボウル(S),バスケットボール(補欠)
14 岩手県 松館 正雄 23 ポリオ 100m,200m,800m,800mリレー,スラローム,卓球(S),ローンボウル(S.D),バスケットボール(補欠)
15 千葉県 須合 雅彦 19 TH9完全 100m,400m,800m,800mリレー,1500m,スラローム,円盤投,ローンボウル(S)

 

(役員)
役職 氏名 所属
団長 井手精一郎 日本身体障害者スポーツ協会
ヘッドコーチ 藤原進一郎 大阪市身体障害者スポーツセンター
コーチ 金田安正 国立身体障害者リハビリテーションセンター
コーチ 野口勝好 国立別府重度障害者センター
コーチ 高橋明 大阪市身体障害者スポーツセンター
コーチ 水原由明 東京都多摩更生園
医師 初山泰弘 国立身体障害者リハビリテーションセンター
看護婦 堀房子 国立身体障害者リハビリテーションセンター
通訳 宮本香織 日本赤十字社語学奉仕団(国際基督教大学)
参与 西村輝彦 日本自動車振興会

 

日程表
日数 月日 都市名 発着時間 交通機関 摘要
7月21日 東京(成田)発 22:30 JL405 日本航空北極経由ロンドンへ
(機中泊)
22日 ロンドン着 
ストーク・マンデビル着
09:30
11:30
- 着後:専用車にて専用宿舎へ
(専用宿舎泊)
23日 ストーク・マンデビル滞在 - - 大会出場のための練習及び調整
(専用宿舎泊)
4~10 24~30日 日~土 ストーク・マンデビル滞在 - - 第32回国際ストーク・マンデビル競技大会出場
(専用宿舎泊)
11 31日 ストーク・マンデビル発 
ロンドン着
0:00 - ロンドン市内身体障害者との交流(ロンドン泊)
12 8月1日 ロンドン発
 ウィーン着
10:30
13:40
OS452 オーストリア航空にてウィーンへ 着後:専用宿舎へ
(専用宿舎泊)
13~15 2日~4日 火~木 ウィーン滞在 - - 第9回オーストリア国際脊損者スポーツ祭典参加
(専用宿舎泊)
16 5日 ウィーン発 パリ着 18:15 20:10 OS231 ウィーン市内身体障害者との交流及び関係施設視察 
オーストリア航空にてパリへ(パリ泊)
17 6日 パリ発 15:00 JL426 日本航空北極経由帰国(機中泊)
18 7日 東京(成田)着 15:35 着後:空港ロビーにて解団式

第32回国際ストーク・マンデビル競技大会記録

陸上競技ローンボール報告監督藤原進一郎

(出場種目)

  • 100m走 卓球
  • 200m走 ローンボウル(シングル)
  • 400m走 ローンボウル(ペア)800m走 円盤投
  • 1,500走 砲丸投
  • 5,000m走 やり投(キケン)
  • スラローム バスケットボール
  • 4×200mリレー

(成績)

 村山

  • 100m走 予24″60 準決23″40?決23″70(5位)
  • 400m走 予1′46″20決1′46″90(6位)
  • 800m走 決3′31″70(6位)
  • 1,500m走 決7′14″90(5位)
  • 5,000m走 キケン
  • スラローム 1′02″8+10″ 決1′12″8世界新(銀)
  • 円盤投 6m44㎝(7位)
  • 砲丸投 3m01㎝ 決3m01㎝(6位)
  • ローンボール 予22対19 勝 準決4対13キケン

 森

  • 100m走 決27″10(5位)
  • 200m走 予57″30
  • 400m走 予2′01″70
  • 1,500m走 決7′52″90(銅)
  • 5,000m走 決26′39″80(銀)
  • スラローム 1′02″8+5 決1′07″8(銀)
  • ローンボール 9対22負

 恩田

  • 100m走 予21″00
  • 200m走 予40″30 決40″90(6位)
  • 800m走 予3′20″60
  • スラローム 59′+13 決1′12″00(4位)
  • 1,500m走 キケン
  • 卓球 0勝3敗
  • やり投 キケン
  • 400m キケン5,000m キケン
  • 5000m キケン

 岩井

  • 100m走 予18″80 準決20″50
  • 200m走 予39″0 準決36″4
    決 37"5 (6位)
  • 400m走 予1′16″30
    決1′18″00(5位)
  • 1,500m走 決4′53″70(5位)
  • スラローム 予1′05″20(55″2+10″)7位
    決63″2(5位)〈55″2+8〉
  • ローンボウル 2対9キケン

 及川

  • 100m走 予22″1
  • 200m走 予49″2
  • 400m走 予1′33″9スラローム 予52″4 2位
  • スラローム 予52″4 2位 決60″5(5位)〈52″5+8〉
  • 円盤投 9m62㎝
  • ローンボール 1対22負

 大西

  • 200m走 予44″0
  • 800m走 予3′02″7
  • 1,500m走 予5′47″4 決5′47″40(6位)
  • スラローム 予54″0 決60″5(4位)〈55″3+5〉
  • ローンボール 16対15勝→2対22負

 松館

  • 100m走 予20″5
  • 200m走 予40″2200m走 予40″2
  • 800m走 予2′39″7 決キケン
  • スラローム 予51″41位 決67″0(6位)〈52″0+15〉
  • 卓球 0勝3敗
  • ローンボール 0対21負

 須合

  • 100m走 予21″0 決19″7(5位)
  • 400m走 予1′27″5
  • 800m走 予2′58″8
  • 1,500m走 予6′02″3
  • スラローム 決55″4(金)
  • 円盤投 10m86㎝
  • ローンボール 7対21負

ローンボールペア
  村山 森 1回戦 準決 14対10勝 4対14負 3位決定戦 5対11負(4位)
  及川 松館 1回戦 4対21負

4×200リレー
  予2′50″4(恩田 大西 松館 岩井)

バスケットボール

  • 日本62―70イタリア(28日)
  • 日本47―77イタリア(25日)
  • 日本○73―50フランス(29日)
  • 日本○53―50フランス(26日)
  • 日本○71―52イギリス(30日)
  • 日本55―71イギリス(26日)
  • 日本49―64イスラエル(29日)
  • 日本42―57イスラエル(27日)

 

(メダル獲得数)

  1. 個人競技
    • 金1 須合
    • 銀3 村山.森(2)
    • 銅1 森
  2. 団体競技(バスケットボール)
    A部3位(銅メダル)
    A部国名
    • イタリア1位
    • フランス4位
    • イスラエル2位
    • イギリス5位
    • 日本3位

ローンボール競技
ローンボール競技

Ⅰ.Aリーグの勝敗並びに得点
- イタリア イスラエル 日本 イギリス フランス -
イタリア - 59―54 77―47 67―75 63―55 7勝1敗
- 69―54 70―62 79―53 73―61
イスラエル 54―59 - 57―42 69―49 72―45 6勝2敗
54―69 - 64―49 77―57 72―59
日本 47―77 42―57 - 55―71 53―50 3勝5敗
62―70 49―64 - 71―52 73―57
イギリス 75―67 49―69 71―55 - 63―46 3勝6敗
53―79 57―77 52―71 - 50―69
フランス 55―63 59―72 50―53 46―63 - 1勝
61―73 45―72 57―73 57―73 -
Ⅱ.Bリーグの勝敗並びに得点
- ブラジル スイス 南アフリカ エジプト -
ブラジル - 62―36 70―54 89―39 6勝
- 58―49 58―49 86―34
スイス 36―62 - 49―27 55―24 3勝3敗
49―58 - 50―58 71―24
南アフリカ 54―70 27―49 - 79―34 3勝3敗
48―70 58―50 - 76―23
エジプト 39―89 24―55 34―79 - 6勝
34―86 24―71 23―76 -
Ⅲ.各チームごとの得失点
- 得点 失点
イタリア 557 461 -96
イスラエル 519 429 -90
日本 452 498 +46
イギリス 470 533 +63
フランス 430 542 +112
ブラジル 435 260 -175
スイス 310 253 -57
南アフリカ 342 296 -46
エジプト 178 456 +278

国際ストーク マンデビル競技委員会総会

7月30日(土)9:00 場所ストーク・マンデビル病院ヘンリーフロイド記念館

 出席状況確認 議決権各国一票(カードで挙手)
あいさつ ジャクソン会長

  1. 一般報告(資料)スクルトン事務局長朗読
  2. 規則改正の承認採決
  3. 財務報告(財務委員長)
  4. 会費値上げ年100ポンド→200ポンド採決
  5. 医学委員会報告マッキャン医学委員長
  6. 技術委員会報告ロイセル技術委員長
  7. 第3回各期オリンピック説明オーストリア代表
    第7回世界車イス競技大会説明アメリカ代表ワイリー
  8. その他
    終了 13時20分
メダル獲得数
COUNTRY (金)GOLD (銀)SILVER (銅)BRONZE 計TOTAL
1POLポーランド 37 13 6 56
2GER西ドイツ 36 47 25 108
3GBRイギリス 35 30 24 89
4USAアメリカ 30 13 25 68
5SUEスウェーデン 26 7 7 40
6FRAフランス 16 11 7 34
7AUTオーストラリア 15 7 9 31
8BRAブラジル 14 4 3 21
9SUIスイス 13 12 11 36
10DENデンマーク 12 11 11 34
11ITAイタリア 10 22 7 39
12SAF南アフリカ 9 16 13 38
13IRLアイルランド 9 12 7 28
14ESPイスパニア 9 10 5 24
15HKG香港 9 7 4 20
16AUSオーストリア 8 8 14 30
17NORノルウェー 6 2 6 14
18HOLオランダ 4 9 7 20
19NZLニュージーランド 4 4 7 18
20ISRイスラエル 3 3 5 11
21KUWクウェート 3 2 11 16
22BELベルギー 2 5 3 10
23GREギリシャ 2 3 2 7
24EGYエジプト 2 - 5 7
25JPN日本 1 3 2 6
26MALマレーシア 1 - 1 2
27GUAグァテマラ 1 - - 1
28BHNバーレン - 4 1 5
29JORヨルダン - 3 1 4
30KOR韓国 - 2 3 5
31ISLイスラエル - 2 1 3
32IRNイラン - 2 - 2
33MLTマルタ - 1 1 2
34COLコロンビア - 1 - 1

3.第9回オーストリア国際脊損者スポーツ祭典

開会式 1983年8月1日
競技 8月2日~4日
オーストリア ウィーン市 Heimschulen der
Schul bruder
CA-SPORTZENTRUM

参加国 18ヵ国
  U.S.A.,東独,フィンランド,ギリシャ,ドイツ,チェコスロバキア,ポーランド,スイス,イギリス,オーストラリア,イタリア,ユーゴスラビア,スウェーデン,フランス,イスラエル,オランダ,ベルギー,日本
 参加人員約400人

日本選手団 第32回ISMGFと同じ

日本選手成績

 2位 4

  • 100m走 Class 2女子
  • 100m走 Class 5女子
  • 200m走 Class 2女子
  • 400m走 Class 2女子
     メダル 銀4 村山3 森1

   ○100m走

  • クラス2村山決26″7(2位)
  • クラス5森決29″3(2位)
  • クラス5岩井決18″7(4位)
  • クラス3奥原決20″1(5位)
  • クラス4上村予22″0
  • クラス4桐原予20″4
  • クラス4平山予20″4
  • クラス5大西予20″8
  • クラス5黒沢予失格

  ○200m走

  • クラス2村山決55″9(2位)
  • クラス3須合決39″9(4位)
  • クラス5岩井決36″2(4位)
  • クラス4及川予44″1
  • クラス4松館予39″7

 ○400m走

  • クラス2村山決1′57″6(2位)

 ○1,500m走

  • クラス5岩井決4′55″0(5位)
  • クラス4岩崎決5′25″4
  • クラス4藤川決5′22″1

○ 5,000m走

  • クラス5岩井決17′48″9(4位)

4.ゴールドカップ1983年大会

(車椅子バスケットボール世界選手権大会)
昭和58年5月23日~28日
カナダファリファックス市デァルプレックス
スポーツセンター
決勝メトロセンター

大会の経緯
 本大会は,車椅子バスケットボール選手権大会であり,参加国は,1980年オランダのアルーヘムで行なわれた身体障害者オリンピァード(通称パラリンピック)における上位チームが招待されたものである。なお,今後は4年に1回開催される予定である。

参加11ヵ国(参加人員)
オーストラリア(12+3) ベルギー(10+6)  カナダ(11+7) フランス(12+3)  西スラエル(13+5) 日本(12+10)  オランダ(10+6) スウェーデン(12+4) アメリカ(12+6)

選手約120人 役員約80人 計約200人
日本選手団 選手12人 役員10人計22人

決勝トーナメント

  • 準決勝
    アメリカ77―60イスラエル
    フランス60―45スウェーデン
  • 3位決定
    イスラエル56―63スウェーデン
  • 決勝
    アメリカ86―67フランス

順位決定トーナメント

    A-6ベルギー58―40B-5オーストラリア
    A-4西ドイツ45―76B-3オランダ
    A-3カナダ80―57B-4イギリス
  9,10位決定
     日本67―43ベルギー
  7,8位決定
     西ドイツ60―52イギリス
  5,6位決定
     オランダ60―49カナダ

順位
 1位アメリカ 7位西ドイツ
 2位フランス 8位イギリス
 3位スウェーデン 9位日本
 4位イスラエル 10位ベルギー
 5位オランダ 11位オーストラリア

1.選手
都道府県
指定都市
氏名 年齢 障害程度 持ち点
障害名 障害部位等
1 神奈川 吉田晴久 32 セキ損 Th5完全 1
2 大阪市 野崎輝男 35 セキ損 Th10完全 2
3 千葉 万崎勲 28 セキ損 L1不完全 2
4 長野 日野茂 38 セキ損 L1完全 2
5 神戸 徳永祐政 26 セキ損 L1完全 2
6 北九州 本山真人 32 セキ損 Th12~L1
不完全
2
7 北九州 伊藤平太 28 セキ損 L1完全 2
8 高知 原雅弘 30 セキ損 Th12完全 2
9 東京 星義輝 34 ポリオ 2
10 長野 松井順一 32 セキ損 L1不完全 3
11 大阪市 坂元正人 29 セキ損 L3~4
不完全
3
12 東京 大森康克 28 切断 3
2.役員
役職 氏名 勤務
団長 浜本勝行 大田化成株式会社
(車椅子バスケットボール連盟会長)
ヘッドコーチ 三村一郎 株式会社ヤシカ本社工場
(車椅子バスケットボール連盟技術指導部長)
コーチ 小川優二 関東労災病院(車椅子バスケットボール連盟技術指導部)
コーチ 小林順一 社会福祉法人太陽の家(車椅子バスケットボール連盟技術指導部)
コーチ 江口秀幸 国立身体障害者リハビリテーションセンター
審判員 水田賢二 国立身体障害者リハビリテーションセンター(車椅子バスケットボール連盟審判部長)
医師 木村哲彦 国立身体障害者リハビリテーションセンター
看護婦 落合芙美子 国立身体障害者リハビリテーションセンター
通訳 斉藤明子 日本車椅子バスケットボール連盟
総務 井手精一郎 財団法人日本身体障害者スポーツ協会

ワールドカップ大会
ゴールドカップ大会

リーグ戦表Aグループ
- アメリカ カナダ 日本 フランス ベルギー 西ドイツ -
アメリカ - ○65―53 ○81―53 ○82―58 ○84―54 ○78―46
カナダ ×53―65 - ○76―48 ×54―56 ○75―45 ○56―40
日本 ×72―86 ×48―46 - ×53―69 ○66―59 ×51―56
フランス ×58―82 ○56―54 ○69―53 - ○64―44 ○64―41
ベルギー ×54―84 ×45―75 ×59―66 ×44―64 - ×40―41
西ドイツ ×46―78 ×40―56 ○56―51 ×41―64 ○41―40
リーグ戦表Bグループ
- オーストラリア イスラエル オランダ スウェーデン イギリス -
オーストラリア - ×36―70 ×22―68 ×52―66 ×58―64
イスラエル ○70―36 - ○66―58 ×58―59 ○77―42
オランダ ○68―22 ×58―66 - ×48―53 ○68―42
スウェーデン ○66―52 ○59―58 ○53―48 - ○70―47
イギリス ○64―58 ×42―77 ×42―68 ×47―70 -

GOLD CUP '83 Final Standings - includes playoffs and round robin

- - WINS LOSSES for/vrs per game point spread
1 U.S.A 7 0 542/404 +19.7
2 FRANCE 5 2 438/405 +4.7
3 SWEDEN 5 1 392/321 +11.8
4 ISREAL 3 3 386/315 +11.8
5 THE NETHERLANDS 4 2 363/270 +11.5
6 CANADA 4 3 436/364 +10.3
7 WEST GERMANY 3 4 331/411 -11.4
8 GREAT BRITAIN 1 5 304/415 -16.8
9 JAPAN 2 4 357/389 5.3
10 BELGIUM 1 6 337/439 -14.6
11 AUSTRALIA 0 5 208/324 -23.2
FINAL STANDING POOL A
Team Wins Losses Pts.For Pts.Against
U.S.A. 379 277
FRANCE 311 274
CANADA 314 254
W.GERMANY 224 289
JAPAN 290 346
BELGIUM 236 332
POOL B
Team Wins Losses Pts.For Pts.Against
SWEDEN 248 205
ISRAEL 271 195
NETHERLANDS 242 183
GREAT BRITAIN 193 273
AUSTRALIA 168 266
日程表
日数 月日 都市名 発着時刻 交通機関 摘要
5月
21日
東京(成田)発
 バンクーバー着
 バンクーバー発
18:45
 11:15 
23:59
CP-404 AC-156 カナダ太平洋航空にて空路,バンクーバー経由トロントへ
(日付変更線通過)
着後、ホテルにて休憩。(機中泊)
22日 トロント着
 トロント発 
ハリファックス着
07:09 08:05 10:57 AC-158 空路,ハリファックスへ。
3~4 23日
~28日

~土
ハリファックス 5月23日開会式参加 ゴールドカップ大会 5月28日閉会式参加
29日 ハリファックス発 
トロント着
13:55 15:35 PV-173 
専用車
参加各国選手団との交流 空路,トロントへ。(ナイアガラ泊)
10 30日 トロント発 
バンクーバー着
19:00 20:45 専用車 CP-615 トロント市内身体障害者との交流,関係施設視察 夕刻,
空路バンクーバーへ着後,ホテルへ(バンクーバー泊)
11 31日 バンクーバー バンクーバー市内身体障害者との交流,関係施設視察(バンクーバー泊)
12 6月
1日
バンクーバー発 14:00 CP-401 空路,帰国の途へ。(日付変更線通過)
13 2日 東京(成田)着 15:40 到着通関後,解散

※CP……カナダ太平洋航空
  AC……エア カナダ
  PV……イースタン プロビンシャル航空

TOP 20 SCORERS TO END OF PLAYOFFS

                                 AVERAGE
1 Eric Benault(France) 123pts 7games 17.5
2 Dvid Kiley(U.S.A) 108pts 7games 15.4
3 Flo Aukema(Canada) 105pts 7games 15.0
4 Isao Manzaki(Japan) 101pts 6games 16.8
5 Curtis Bell(U.S.A) 101pts 7games 14.4
6 Rick Hansen(Canada) 92pts 7games 13.1
7 Mark Devos(Belgium) 91pts 7games 13.0
8 Michel Gradelle(France) 89pts 7games 12.7
9 Abu Yilla(Great Britain) 80pts 6games 13.3
10 Sheban Shacfy(Israel) 78pts 6games 13.0
11 Baruch Hagai(Israel) 78pts 6games 13.0
12 Junichi Matsui(Japan) 75pts 6games 12.5
13 Moshe Levy(Israel) 73pts 7games 10.4
14 Ed Owen(U.S.A.) 70pts 7games 10.0
15 Celestin Parsemain(France) 69pts 7games 9.8
16 Frits Weigman(Netherlands) 68pts 6games 11.33
17 Lars-Gunnar Andersson(Sweden) 68pts 6games 11.33
18 Yoshiteru Hoshi(Japan) 64pts 6games 10.67
19 David Efferson(U.S.A.) 62pts 7games 8.8
20 Otto Albrecht(West Germany) 60pts 7games 8.5

 

Top 20 scorers and averages Top 20 scoreres at the end of round Robin Competition
Player's Name(Class) Country total Average per game Games played Date/time May 26/83
Isao Manzaki Japan 91 18.2 5 1
Eric Benault France 91 18.2 5 1
Flo Aukema Canada 71 14.2 5 3
Dave Kiley U.S.A. 67 13.4 5 4
Mark Devos Belgium 66 13.2 5 5
Michel Gradelle France 66 13.2 5 5
Curtis Bell U.S.A. 63 12.6 5 8
Junichi Matsui Japan 63 12.6 5 8
Rick Hanson Canada 60 12.0 5 9
Shaban Shaefy Israel 58 14.5 4 2
Lars-Gunnar Andersson Sweden 52 13.0 4 6
David Efferson U.S.A. 52 10.4 5 11
Moshe Levy Israel 51 12.75 4 7
Norbert Weinrauter W.Germany 50 10.0 5 12
Ed Owen U.S.A 49 9.8 5 13
Abu Yilla G.Britain 46 11.5 4 10
Yoshiteru Hoshi Japan 46 9.2 5 14
Frits Weigmain Netherlands 46 11.5 4 10
Celestin Parsemain France 46 9.2 5 14
Roy Shermcin Canada 44 8.8 5 15
Otto Albrecht W.Germany 44 8.8 5 15

☆Number in the Date column denotes Players Standings with reference to their Points per Game Average.

車椅子バスケットボールの新しい医学的分類方法について

(国立身体障害者リハビリテーションセンター)
○水田賢二,鷹野昭仁
金田安正,初山泰弘,木村哲彦

1.はじめに

 現在行なわれている,身体障害者のスポーツの中で特に“マヒ者”の車椅子スポーツの競技規則は,国内的にも国際的にも,国際ストークマンデビル競技会(ISMG)のものが主体であるが,近年,車椅子バスケットボールの医学的障害級別に新しい,機能的な分類方法が考えられ,今年のアメリカ,イリノイ州での身体障害者オリンピック(1984.6.19~7.4)で採用されることになった。そこでこの分類方法を紹介するとともに,問題点を考えてみる。

2.資料

 (1)国際ストーク・マンデビル競技の分類と新しい分類との比較

ISMG分類 新しい分類
D.S(CL) W/C B.B POINS CHARACTERISTICS
BALANCE, POINT OF MUSCLE
W/C B.B POINT FUNCTIONAL TEST W/C B.B CHARACTERISTICS
C4 ⅠA ⅠB ⅠC 1点 ⅠA TRICEPS0―3
ⅠB TRICEPS4―5
ⅠC TRICEPS4―5
指屈伸4―5
坐位バランス(―)
(CL)

1点
テストⅠ(―)
体幹の回旋不可。
まっすぐに坐位がとれない。
両手を用いてまっすぐに坐位をとろうとする。
肩関節軸の水平面の動きはない。
リバウンドで両手を頭上にあげるとバランスを失う。
低い坐位,高いバックレフト。
リーチは手の動きだけ。
坐位バランスはない。
C5
C6
C7 -
C8 - -
T1 有用な腹筋力なし
下部肋間筋力なし
坐位バランス(―)
T2
T3
T4
T5
T6 上部腹筋GOOD
下部腹筋有用性なし
下部体幹伸筋有用性なし
坐位バランスF air
T7
T8
T9
2点
テストⅠ(+)体幹前後運動は上肢の補助でのみ。
テストⅡ(―)可能。側方も同様である。
股関節コントロールの欠如
ボールキャッチは1側上肢のみ好んで用いる。
体幹の回旋可。坐位バランスあり。
T10
T11 2点 腹筋力,体幹伸筋GOOD
股関節屈筋ある程度
下肢点1―20外傷
     1―15ポリオ
坐位バランスGOOD
T12
L1
L2 テストⅡ(+)体幹前後運動あり。側方への運動性。
テストⅢ(―)少ない。大腿外転なし。前後側方へのリーチの減少。
L3
3点
L4 - 3点 下肢点21―60外傷
     16―50ポリオ
坐位バランス正常
水泳のみ41―60外傷
VI 36―50ポリオ
L5 テストⅢ(+)自由な体幹の前後,側方への運動性あり。大腿への外転あり。高いクッション可。
S1
4点
S1

資料(2)
 新分類のテスト方法
TEST〔Ⅰ〕体幹の回旋と安定性のテスト

  • 道具:アームレストのない車椅子,バスケットボール
  • 特徴:競技者は車椅子にまっすぐ坐る。体幹は車椅子によりかかっていないこと。ボールを車椅子の両サイドでバウンドさせる。体幹は垂直軸で出来るだけ回旋する。反対側の肩は前方に回旋し,他は車椅子の後方に動く。体幹と交叉する上肢は比較的広い角度でなくてはならぬ。後方によりかかったり,手で車椅子や車輪につかまるのは許されない。このテストは2回繰り返される。
  • 指導:車椅子に出来るだけまっすぐに坐らせる。ボールをバウンドさせ両手でとり,サイドを変えて交互に行う。テストの見本を示す。車椅子によりかかったりバランスを失うことなしに車椅子(以下W/Cと略す)の両側に出来るだけ肩を回旋させる。
  • 判定:(+),競技者はバランスを失うことなしに動くことが出来る。体幹と交叉上肢の間に比較的広い角度がある。(―),競技者はバランスを崩し,同側に倒れこむ。バランスの崩れを避けようとして,上肢や手を車輪か大腿につく。競技者は体幹とW/Cのバックレストに深くよりかかる。体幹と交叉上肢の角度は小さい。交叉上肢は伸展している。
  • 注意:テスト中の異った動きは,だまそうとする試みのしるしであり,判定に問題のあるケースではテストを何回か繰返す。

TEST〔Ⅱ〕矢状方向における体幹運動の検査

  • 道具:アームレストのない競技者用のW/C
  • 特徴:競技者は体幹を両大腿上に位置させ,両手を後頚部におく。この位置から正常坐位まで体幹を起す。両手を離してはならない。
  • 指導:体幹を両大腿上に前傾させる。競技者は手を頚から離してはならない。頚においた手を離すことなしに,体幹をおこす。
  • 判定:(+)前傾させ競技者は体幹を支持するための手を必要としない。起きあがりの時,手は頚に残ったまま,加速的な運動でなく連続的になされる。(―),起きあがりができない。競技者の脊柱は著名な前弯を示す。
  • 注意:競技者が手を用いずに前傾し,股関節の筋肉または,他の股関節のメカニズム(拘縮,痙性等)で,この運動をコントロールする。体幹を大腿より起こす時,機能的な内転筋は同時に膝をおしつける。股関節角度の運動障害,拘縮,痙性がもしあると,競技者は多分完全に体幹を大腿上におくことは出来ない。股関節や脊柱は後弯に傾く。

TEST〔Ⅲ〕前額面における体幹運動の検査

  • 道具:アームレストのない競技者用W/C,バスケットボール
  • 特徴:競技者はW/Cの脇にあるボールを両手で同時にひろいあげる。サイドを変えて繰り返す。ボールを頭上に動かす時,体幹の側屈によって起きあがりが行なわれる。矢状方向の動きは防がねばならぬ。後輪に手や体幹でよりかかることは許されない。
  • 指導:両手でボールをとりあげ頭上に持ちあげてW/Cの反対側におく。反対側からも繰り返して行う。
  • 判定:(+)ボールの持ち上げは少なくとも1個からは可能である。競技者は体幹の側屈中,手で車輪によりかからない。
    (―)競技者はバランスを失い,体幹や手で後輪によりかかる。起き上りは矢状面のみで可能である。
  • 注意:競技者は補助や手の筋力なしに体幹を側屈させることができ,これらは体幹を起きあがらせるのに必要である。もし競技者が外転筋や膝屈筋を持っていれば両下腿の明らかな運動がW/C内で認められる。

資料(3)車椅子バスケットボールプレイヤーの新しい分類様式チャート

氏名    
日付    
住所    
国籍    
診断    
脊髄損傷-□
 完全損傷-□
 不完全損傷-□
 運動レベル-□
 知覚-□
 痙性-□
 拘縮-□
ポリオ-□
切断-□
 股離断-□
 小転子-□
 両側膝上-□
 片側膝上-□
 両側膝上-□
    膝下
ディスメリー-□
C.P-□
その他-□
医学的検査 機能テスト ゲーム中の観察
筋力 関節(固定) - -
左    右 左    右 - -
□僧 帽 筋 □
□三 角 筋 □
□二 頭 筋 □
□三 頭 筋 □
□手関節筋□
□手 の 筋 □
□腹    筋□
□伸筋・胸廓□
□肩 関 節 □
□肘 関 節 □
□手 関 節 □



□脊椎・胸廓□
上肢が挙上できない e r
            □□
車椅子がこげない  e r
             □□
ボールが拾えない  e r
             □□
テストⅠが出来ない □
クラス1□

クラス1□

クラス1□

クラス1□
□伸筋・腰椎 □
□股関節屈筋□
□脊椎・腰椎□ テストⅠが出来る□ クラス2□
□外 転 筋 □
□膝 伸 筋 □
□足背屈筋□
□股 関 節 □ テストⅡが出来る□ クラス3□
□外 転 筋 □
□股 伸 筋 □
□膝 屈 筋 □
□足底屈筋□


□膝 関 節 □
□足 関 節 □
テストⅢが出来る□


走行と跳躍不可□
クラス4□


クラス4□
 日付     場所       クラス1,2,3,4
検査者1.     2.      ポイント1,2,3,4

5.第3回身体障害者冬季オリンピック大会

昭和59年1月14日~20日
場所 オーストリア インスブルック市

選手団名簿
出身地 氏名 役員及選手 障害名 出場クラス
長野県 深沢定実 選手 右大腿切断 LW2
長野県 若林行男 選手 右大腿切断 LW2
新潟県 目黒正己 選手 左大腿切断 LW2
新潟県 山崎幹夫 選手 右大腿切断 LW2
宮城県 佐藤孝志 選手 ポリオによる左下肢マヒ LW2
宮城県 千坂則和 選手 ポリオによる右下肢マヒ LW2
群馬県 佐伯幸一 選手 ポリオによる左上肢マヒ LW6/8
東京都 峰村順子 選手 ポリオによる両下肢マヒ LW1
大阪市 天本秀晃 選手 ポリオによる右下肢マヒ LW2
岡山県 佐藤 亘 選手 弱視 B2
北海道 伊藤洋子 選手 左大腿切断 LW2
北海道 野呂幸司 選手 両下肢ショパール関節切断 LW3
北海道 中尾保則 選手 右大腿切断 LW2
大阪府 藤井 證 団長 - -
宮城県 前田優一 コーチ - -
長野県 藤井久恵 コーチ - -
大阪市 大久保衛 ドクター - -
大阪府 竹内 修 マネジャー - -
東京都 林孝雄 通訳 - -
東京都 峰村竹子 エスコート - -
東京都 田口義臣 エスコート - -
福島県 長谷川裕美 エスコート - -
日程表
日数 月日(曜) 都市名 現地時間 交通機関 摘要
1. 1月11日(水) 東京(成田) 21:30 JL-415 アンカレッジ経由にてコペンハーゲンへ
2. 1月12日(木) コペンハーゲン着
コペンハーゲン発
チューリッヒ着 
チューリッヒ発
インスブルック着
05:55
09:30
11:10 
12:35
13:35
SK-601
VO-206
コペンハーゲン,チューリッヒ経由にて,
インスブルックへ 到着後宿舎へ
3. 1月13日(金) インスブルック(ムッタース) - - 調整,練習日
4. 1月14日(土) インスブルック(ムッタース) - - 開会式
5. 1月15日(日) インスブルック(ムッタース) - - 大会
6. 1月16日(月) インスブルック(ムッタース) - - 大会
7. 1月17日(火) インスブルック(ムッタース) - - 大会
8. 1月18日(水) インスブルック(ムッタース) - - 大会
9. 1月19日(木) インスブルック(ムッタース) - - 大会
10. 1月20日(金) インスブルック(ムッタース) - - 大会 閉会式
11. 1月21日(土) インスブルック発 
チューリッヒ着
チューリッヒ発 
パリ着
09:19 
10:05 
11:00 
12:10
VO-225 

SR-704
移動日 
パリ到着後宿舎へ
12. 1月22日(日) パリ - - パリ市内身体障害者との交流及び関係施設視察
13. 1月23日(月) パリ発 15:30 JL-428 アンカレッジ経由にて帰国の途へ
14. 1月24日(火) 東京(成田)着 17:20 成田到着後解散

成績

- クラス - - タイム 出場者数
大回転 LW2女子 13位 伊藤洋子 2′43″43 (14人)
LW2男子 25位 山崎幹夫 2′03″61 (39人)
LW4女子 8位 峰村順子 2′36″26 (8人)
LW6/8男子 12位 佐伯幸一 1′35″39 (20人)
B2男子 18位 佐藤亘 2′45″06 (21人)
回転 LW2男子 25位 若林行男 1′30″74

(39人)

30位 佐藤孝志 1′45″19
33位 天本秀晃 2′01″72
LW3男子 6位 野呂幸司 2′23″13 (8人)
LW4女子 5位 峰村順子 2′12″11 (8人)
LW6/8男子 6位 佐伯幸一 1′20″81 (20人)
滑降 LW2男子 29位 深沢定実 1′22″88 (40人)
35位 目黒正己 1′36″93
36位 千坂則和 1′37″23
LW3男子 5位 野呂幸司 1′29″64 (8人)
LW6/8男子 16位 佐伯幸一 1′13″70 (23人)
総合 LW6/8男子 4位 佐伯幸一 437.27ポイント (10人)

 大回転の上位30の障害者がサラエボのオリンピック大会で2月11日にデモンストレーション競技をすることになり,IOCより招待されることになりました。コースは女子の滑降コースで午後1時にスタートします。

6.第12回内閣総理大臣杯争奪日本車椅子バスケットボール選手権大会

大会要綱

  • 名称 第12回内閣総理大臣杯争奪日本車椅子バスケットボール選手権大会
  • 主催 (財)日本身体障害者スポーツ協会
        日本車椅子バスケットボール連盟 

    (財)日本船舶振興会補助事業

  • 後援 厚生省/文部省/東京都/朝日新聞東京厚生文化事業団/毎日新聞東京社会事業団/毎日新聞東京社会事業団/読売光と愛の事業団/NHK厚生文化事業団/テレビ朝日福祉文化事業団/労働福祉事業団/雇用促進事業団/身体障害者雇用促進協会/日本バスケットボール協会/日本チャリティ協会/東京豊島西ライオンズクラブ/昭和池田記念財団(順不同)
  • 協賛 (社)東京コロニー
  • 期日 昭和58年4月30日 午前9時00分開会
        昭和58年5月1日 午後2時30分閉会
  • 会場 駒沢オリンピック公園屋内球技場 体育館
  • 参加資格
    1. 昭和57年度日本車椅子バスケットボール連盟に登録し,昭和58年度登録を本大会申込〆切日までに完了したもの。
    2. 次の割当数に基き,地区予選を勝抜いた18チーム。
      北海道1 東北1 関東3 東京2 甲信越1 東海・北陸2 近畿3 中国1 四国1 九州3
    3. オープン参加 女子紅白戦
      女子選抜 男子選抜
      頚椎損傷者デモストレーションゲーム
  • チーム人数 監督・コーチ・マネージャー選手等15名以内。但し、選手は12名以内。
  • 試合方法
    1. 昭和58年3月20日に開催する日本車椅子バスケットボール連盟評議員会で抽選により,3チーム,6ブロックに分け,ブロック別リーグ戦を行ない,決勝トーナメント進出各1チームを選出する。決勝トーナメントは以上6チームで行なう。
    2. 3位決定戦は行なわない。
  • 競技規則 昭和58年度日本車椅子バスケットボール連盟規則(日本身体障害者スポーツ協会競技規則集)及び本大会申合事項による。
  • 参加申込 昭和58年2月20日までに,所定の申込書を日本車椅子バスケットボール連盟事務局に提出する。
  • 参加料 1チーム2万円。
  • 表彰
    1. 男子優勝チームには,内閣総理大臣杯及び賞状。
      日本車椅子バスケットボール連盟杯及び賞状。
      日本身体障害者スポーツ協会会長杯。
      パッキング キャスター杯。
    2. 男子準優勝チームには,日本車椅子バスケットボール連盟杯及び賞状。日本ウィルチェアー杯。
    3. よく健闘した3チームに敢闘賞。

式典

  • 第1日目:4月30日(土)
     開会式9:00
    1. 選手入場
    2. 開会宣言
    3. 優勝杯返還
    4. 会長挨拶
    5. 来賓挨拶
    6. 審判長注意
    7. 選手宣誓
    8. ゴールドカップ(世界選手権)大会派遣選手紹介
    9. 選手退場
  • 第2日目:5月1日(日)
     閉会式14:00
    1. 選手入場
    2. 表彰
    3. 閉会挨拶
    4. 閉会宣言
    5. 選手退場

予選リーグ戦

●Aブロック
順位 チーム名 北九州足立ク ボンバーズ 山口ク
1位 北九州足立ク - 66○ 62○
2位 ボンバーズ 38● - 59○
3位 山口ク 35● 44● -
●Bブロック
順位 チーム名 バラ神奈川SC 岐阜県WSC 盛岡WSC
1位 バラ神奈川SC - 91○ 83○
2位 岐阜県WSC 29● - 46○
3位 盛岡WSC 28● 27● -
●Cブロック
順位 チーム名 千葉 東京ファイターズ 高知ク
1位 千葉 - 50○ 67○
2位 東京ファイターズ 34● - 53○
3位 高知ク 44● 30● -
●Dブロック
順位 チーム名 太陽の家BC 大阪隼BC 群馬WSC
1位 太陽の家BC - 48○ 58○
2位 大阪隼BC 47● - ○62
3位 群馬WSC 25● 20● -
●Eブロック
順位 チーム名 明和BC 湯の児ク 名古屋WSC
1位 明和BC - 55○ 60○
2位 湯の児ク 38● - 40○
3位 名古屋WSC 49● 37● -
●Fブロック
順位 チーム名 東京ウィルチェアー 長野 緑成園WSC
1位 東京ウィルチェアー - 61○ 76○
2位 長野 51● - 59○
3位 緑成園WSC 24● 13● -

決勝トーナメント

各ブロックにおける代表チームの選出

 選手権大会は文字どおり,各ブロックから勝抜いてきた選抜チームにより争われます。第12回大会についても,昨年9月~本年2月までほぼ登録全チームが各ブロックの予選に参加し熱戦を繰りひろげました。ここに予選の記録を掲載することにより,選手権大会に出場しなかったチームの選手の健闘に対してもご理解と今後のご声援をいただきたいと思います。
※チーム名を次のとおり省略しています。
W……車椅子 B……バスケットボール
C……クラブ S……スポーツ
 各ブロックの地区予選開催日と開催場所

  • 北海道ブロック S57年10月31日
    札幌市身体障害者福祉センター
  • 東北ブロック S57年9月11・12日
    青森県民体育館
  • 関東ブロック S58年2月13日
    洞峰公園体育館
  • 東京ブロック S58年2月13日
    都立夢の島総合体育館
  • 甲信越ブロック S58年2月6日
    労災リハビリテーション長野作業所体育館
  • 東海北陸ブロック S57年11月7日
    富士市勤労者体育センター
  • 近畿ブロック S58年2月13日
    奈良県心身障害者福祉センター体育館
  • 中国ブロック S57年12月12日
    広島県立体育館
  • 四国ブロック S57年12月12日
    愛媛県身体障害者福祉センター
  • 九州ブロック S57年11月27 28日
    北九州市立総合体育館

 【北海道ブロック】
   代表 緑成園車椅子バスケットボールクラブ
  リーグ戦
   緑成園WBC39―26北海道作業所WBC
   緑成園WBC44―42札幌市身体障害者福祉協会WBC
   北海道作業所WBC42―32札幌市身体障害者福祉協会WBC

東北ブロック及び関東ブロックトーナメント表

関東ブロックトーナメント表

東海北陸ブロックトーナメント表

近畿ブロックトーナメント表

中国ブロック及び四国ブロックトーナメント表

九州ブロックトーナメント表

デモストレーションゲーム

〈頚髄損傷者バスケットボール〉
 両下肢のみでなく両上肢にも障害のある四肢麻痺(頚髄損傷)者にとって,バスケットボールを使ってゲームができるとは,夢の様な話であり,信じられない出来事でありました。しかし,この2,3年関係者による協議,練習が重ねられ昨年より定期的な試合もできるようになり選手並びに関係者に大きな希望がもてるようになってきました。脊髄損傷レベル1A,1B(最も重いクラス)のバスケットボールゲームは,我国は素より世界でも類をみないことであり,この様な全国選手権大会の場で同時にゲームが行なわれる事は,大変意義深い事と思います。

チーム紹介
箱根チーム 七瀬チーム
監督 里宇明元 監督 林輝明
コーチ 北村昭子 コーチ 尾鷲誠
アシスタントコーチ 稲永光幸 アシスタントコーチ 長瀬聖悟
- マネージャー 川崎二三子
井上邦治 52歳 C7 3点 山田彰 47歳 C5 3点
大城久美子 25 C6 島村速雄 35 C6
両角哲夫 22 C6 成田正雄 30 C8
矢崎明夫 24 C6 原田武 24 C5
佐野秋美 22 C5 三浦真理 24 C67
山本悦史 22 C5 松本克実 23 C7
10 今部通 23 C6 10 大村明宏 23 C7
11 門倉賢二 22 C5 11 白石至 22 C6
12 鈴木克宏 25 C6 12 星野剛志 22 C5
13 折原登 27 C7 13 河村健二 21 C6
14 稲葉衛 27 C7 14 浜宮訓 20 C6
15 八山繁 19 C7 15 北島総美 20 C5
16 斎藤昭仁 20 C7 16 恩田あかね 19 C56
17 小野寺章彦 23 C7 17 高橋英樹 19 C6
24 土肥泰生 23 C7 18 石塚久雄 35 C5
26 田所亮一 23 C5 -
27 土肥三男 54 C8 -
28 金子長敏 21 C6 -

◎ごあいさつ
 はじめに,今回のゲーム実現を快くお引き受けいただいた日本車椅子バスケット連盟並びにご尽力下さいました皆様に,深く感謝し,ここに厚くお礼申し上げます。私達は,全ての面でまだまだ未熟であり,今回のルールについても不充分な点もあるかと思われます。今後更に検討,練習を重ね頚損バスケットの輪を広げてまいりたいと思っておりますので皆様の率直なご意見,ご指導をよろしくお願い申し上げます。
…頚髄損傷者デモンストレーションゲーム一同…
◎車椅子バスケットボール競技規則と異なる点

  1. 第6条フリースローライン…エンドラインに平行にエンドライン内側からフリースローラインの遠い縁までが3.50mのラインをひく。
  2. 第8条バックボード…ミニバスケット用(1200×900㎜)を使用。
  3. 第9条バスケット…リングの上縁の高さを床面より1mとする。
  4. 第10条ボール…ボールは,5号球ゴム製を使用する。
  5. 第53条ドリブル…ボールをバウンズさせることのできないプレイヤーは,2回までのプッシュとボールを両手で持上る動作を交互に行ない車椅子を進行させることができる。
  6. 第54条プログレッシング ウイズ ザ ボール(以下を追加)
    一連の動作中ハンズアップを示すことにより5秒以内についてはボールを保持しているプレイヤーに対して防御側は攻めることができない,但し一連の動作中に於ては1回に限られる。
  7. 第58条制限区域内の5秒ルールは,10秒ルールとする。
  8. 第60条10秒ルールは,15秒ルールとする。
  9. 第62条30秒ルールは,60秒ルールとする。
  10. 第72条フリースローの方法…バウンズシュートも認められる。
  11. ピックアップ動作…ボールを拾うことが,機能的に困難なプレイヤーは,車輪(ハンドリム)にボールを押えつけたときにタッチと叫びレフエリーが,タッチしたと認めた時にボールを拾うことができたとみなし最も近いサイドラインからスローインすることができる。尚ピックアップしているプレイヤーに対して,動作が完了する前にボールをカットしてはならない。
  12. 持点制度…チームは,プレイヤーの持点合計が11点を越えてはならない。
    1. 上部頚損者で上腕三頭筋が重力に抗しない者…1点
    2. 下部頚損者で上腕三頭筋,手関節の伸筋,屈筋は良好であるが,指の伸筋屈筋は機能しない者…2点
    3. 下部頚損者で上腕三頭筋が良好で指の強い伸筋屈筋を有する者で虫様筋 骨間筋は機能しない者…3点

主題:
創立20年史 No.33

発行者:
財団法人日本身体障害者スポーツ協会

発行年月:
昭和60年3月31日

文献に関する問い合わせ先:
〒162
東京都新宿区戸山1-22-1
戸山サンライズ内
TEL 03-204-3993