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チャレンジDAISY

-新しい録音資料作りをめざして-

NO.1 / 1998.8.1

1998年当時のDAISYの作成方法が分かる資料です。(2007年現在の作成方法とは異なります。)


7.初めてDAISY録音ソフトを使ってみて
―経験者の体験から-


まったく新しい分野に挑戦することなので、非常な喜びを感じました。提供できるCDが増えていく喜びを、皆さんも味わってください。

体験を通じて編集上の技術的な問題点が浮かび上がってきます。編集の研修を受けたら、その日から実際に始めることが必要です。時間をおくと編集の細部を忘れてしまいがちです。一冊の本を完成させると、自信も付きます。

初めてパソコンを使う人は、かなり前向きな姿勢が必要となります。ウィンドウズの困難さを、「デイジーは難しい」としてしまいがちです。次のような点を、他の人よりも余分に努力してください。
・マウスの使い方に慣れる。
・タイトルバー、タスクバー、メニューバー、ボタンなど、どのプログラムも同じことを確認するため、ゲームやペイントを使ってみる。
・DAISYの編集行程の概略を頭に入れる。

オート・キャリブレーションの段階でつまずくことが多いと思います。取り込むテープの録音状態によることが多く、初めて取り組む場合は、録音状態の「良好」なものを選ぶと良いでしょう。モーター音、バズなどのノイズを含んだテープは、ミキサーやフィルターを使いますから、オーディオの知識を持った人が担当するとよいでしょう。

最終段階のBuild Bookを完了し、Play Backで聞くときには感慨もひとしおです。とにかく1タイトル完成してみてください。必ず、「次の本は何?」と意欲が湧くものです。

家庭で編集をしていると、「我流」がまかり通ったりしてしまいます。「壁」にあたって「休止」ともなりかねません。グループでは、パソコン経験者を含めて、定期的に情報交換、お互いのケアをする場を作ることが大切です。


編集・発行: デジタル音声情報システム促進委員会
事務局:  日本障害者リハビリテーション協会内
TEL:  03-5273-0601

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