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「障害のある人の権利に関する委員会」の12名の専門家が選出される

ニューヨーク国連本部
2008年11月3日
ニュースソース:
長田こずえ(国連 経済社会局 開発協力政策課 経済社会理事会サポート事務局 経済問題担当 上級事務官)
Morgan Welebir(IDA CRPD Forum)

11月3日(ニューヨーク時間午後3時から6時)、国連総会の下で、障害者の権利条約の締約国の会議が開かれ、条約の実効をモニタリングするための国際委員会の12名の専門家(各国から選ばれた代表)の選挙が行われました。12名は、男性7名、女性5名で、内9名は障害のある人です。

条約の第34条に従って、合計23カ国の候補者の中から、以下の12カ国の代表が選ばれました。これらの締約国の代表として国から推薦された専門家は、その人の人格、専門性、資質などに基づいて選ばれました。選挙は締約国以外の国は出来ません。

選ばれたメンバーは次の12名です。

  • Monsur Ahmed Choudhuri (バングラデシュ) (任期4年)
  • Amna Ali Al Suweidi (カタール) (任期4年)
  • György Könczei (ハンガリー) (任期2年)
  • Ana Peláez Narváez (スペイン) (任期4年)
  • Cveto Uršič (スロベニア) (任期2年)
  • Jia Yang (中国) (任期4年)
  • Mohamed Al-Tarawneh (ヨルダン) (任期4年)
  • Ron McCallum (オーストラリア) (任期2年)
  • Maria Soledad Cisternas Reyes (チリ) (任期4年)
  • Germán Xavier Torres Correa (エクアドル) (任期2年)
  • Lotfi Ben Lallohom (チュニジア) (任期2年)
  • Edah Wangechi Maina (ケニア) (任期2年)

委員会のメンバーの任期は4年ですが、抽選により6人の専門家は2年後には任期が切れます。再選は可能です。

この12人の委員会のメンバーは、今後は、国連本部のあるニューヨークではなく、国連人権委員会の事務局のあるジュネーブにおいて年に2、3回集まりモニタリングの審議を行う予定です。最初の委員会は2009年2月に開催されます。今後は、権利条約の実施のモニタリングは舞台がニューヨークからジュネーブに移動します。ニューヨークは開発と障害、権利条約、スタンダードルール、世界行動計画の実行促進など、他の分野を担当します。

委員選出の様子

詳細情報

STATES PARTIES TO CONVENTION ON RIGHTS OF PERSONS WITH DISABILITIES ELECT FIRST
12 EXPERTS TO MONITORING COMMITTEE; TERM OF OFFICE BEGINS 1 JANUARY 2009
General Assembly HR/4966
http://www.un.org/News/Press/docs//2008/hr4966.doc.htm

IDA CRPD Forum
http://www.internationaldisabilityalliance.org/forum.html