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2016年ゼロ・プロジェクトでYPSAが受賞

2016年ゼロ・プロジェクト会議の焦点は、インクル―シブ教育とICT。障害の有無を問わず500名もの専門家、教育に従事している関係者・オピニオン・リーダー・政策決定者が本会議に参加し、革新的な実践と政策について発表・議論を行った。

2016年ゼロ・プロジェクトでは、ヤング・パワー・イン・ソーシャル・アクション(Young Power in Social Action:YPSA)が、障害とアクセシビリティに関して著名な専門家によるゼロ・プロジェクト選考委員から、革新的な実践の取組として表彰された。

会議中に行われた表彰式では、YPSA最高責任者のアリフール・ラーマン(Arifur Rahman)と、YPSA障害ICTリソースセンターのセンター長であるヴァシコル・バッタキャリア(Vashkar Bhattacharjee)、アクセス可能な技術と環境に関するグローバルアライアンス(GAATES)バングラデシュ代表者と、バングラデシュ内閣府によるプログラムのアクセシビリティ・コンサルタントに賞が贈られた。

今回表彰されたYPSAの取り組みは、2005年から行っているアクセシブルなDAISY教材の製作である。小・中学校の教科書や、高等学校や大学レベルの教科書、法律、防災管理、気候変動、煙草の規制、HIV/AIDS、インクル―シブな資金調達、保健といった1,000以上のアクセシブルなDAISYの読み物を製作している。この取り組みは、バングラデシュ内閣府による情報アクセスプログラムのサービス・イノベーション・ファンドを受賞しており、WIPOおよびアクセシブル・ブック・コンソーシアム、DAIAYコンソーシアム、アクセス可能な技術と環境に関するグローバルアライアンス(GAATES)による技術的な支援をうけている。

写真1 写真2

(写真:左:表彰状 右:表彰式 左から2番目がヴァシコル氏)

出典

YPSA awarded Innovative Practice 2016 by the ZERO Project(英語)
http://ypsa.org/2016/02/ypsa-awarded-innovative-practice-2016-by-the-zero-project/

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「ゼロプロジェクト(Zero Project)に参加して」
特定非営利活動法人 支援技術開発機構(ATDO) 丸市 剛
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/rights/rightafter/ZeroProject_1603.html

アクセシブル・ブック・コンソーシアム国際優秀賞 受賞2団体発表
http://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/access/copyright/lfb2015award_abc.html

掲載注

ヴァシコル・バッタキャリアはダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業の第4期生(2002年)である。