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開会挨拶

森祐司
JDF政策委員長

 皆さん、お早うございます。

本日は、日本財団と日本障害フォーラムの共催による特別イベント「災害と障害者」にご参加いただき、誠にありがとうございます。

日本では、ご承知のように、昨年の3月11日に、「東日本大震災」が発生し、障害者を含む多くの市民が被災しました。

被災者の支援のため、諸外国より物心両面の多大なご支援をいただきましたことに、この場をお借りして、心よりお礼を申しあげます。

私たち日本障害フォーラムは、震災発生の直後より、民間障害者団体として、被災障害者の支援活動を行ってきました。震災から1年半以上が経過した今も、さまざまな課題が残り、今後も長く活動を継続しなければならない状況です。

その経験から、防災の取り組みに障害の観点を含むこと、そして、障害のある人もない人も共に過ごしやすい「インクルーシブ」な社会を作ることの大切さを、日々感じているところです。

本日は、私たちのそのような経験について、皆様にご報告するとともに、近年同じく災害に見舞われた、タイ、スリランカ、フィリピンからもスピーカーをお招きし、お互いの経験を分かち合いながら、今後の「インクルーシブ」な防災のあり方、社会のあり方について、皆様と共に考える機会となれば幸いです。

最後に、このイベントの開催にご支援ご協力をいただいた多くの皆様に心より感謝申しあげ、ご挨拶とします。