歓迎の辞
日本財団
石井靖乃
日本障害者リハビリテーション協会(仮訳)
河村様、ご紹介ありがとうございます。 皆様、こんにちは。日本からご挨拶申し上げます。 ここに直接いらしてくださった皆様、また、世界各地からオンラインで参加してくださった皆様、今日は私たちの会議にご参加くださり、ありがとうございます。 実は、今日の会議でお話をしてくださる方々も、その半数はインターネットを通じての参加となります。
共催者を代表して、お話をしてくださるすべての方々に対し、時差があるにもかかわらず、自らの洞察を共有するために、貴重なお時間を割いてくださったことを、心からお礼申し上げたいと思います。また、皆様が私どもと結んでくださった、障害インクルーシブな防災にかかわるたゆまない協力関係を、高く評価しております。
ともに取り組むことで、私たちは、第三回国連防災世界会議を成功させ、素晴らしい「仙台防災枠組」を採択しました。そこでは、障害のある方が防災における重要なステークホルダーとして認められています。
さあ、今度はそれらの言葉を行動に移すときです。 実行しなければ、仙台枠組は単なる1枚の紙にすぎず、再び何千もの命が失われるでしょう。
今月から、日本財団は、避難中、そして避難後に、障害のある人の命を救うことをめざして、日本で実践的なイニシアティブを始めることにしました。
これらの活動を通じて、日本財団は、インクルーシブな防災に関する実践的な行動の成功例を広め、そして何よりも重要なことには、次の災害が発生したとき、世界中の障害のある人の命を救うことに貢献したいと願っております。
最後になりますが、私たちの長年のパートナーであるリハビリテーション・インターナショナルと支援技術開発機構、ならびに今日のイベントを共同で開催するに当たり、手を貸してくださったスタッフの皆様に、感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
今日のイベントが、仙台枠組を行動に移し、そして言うまでもなく、エクアドルで10月に開かれるハビタットIIIと、メキシコで開かれる防災グローバル・プラットフォーム2017に向けて、より一層弾みをつけるための一丸となった取り組みに貢献することを願っております。