つながろう仲間たちと ささえようみんなのチカラで 熊本支援センターニュース 「火の国がんば」 No.31 日本障害フォーラム(JDF)熊本支援センター 2016年12月19日発行(毎週月曜日発行) JDF熊本支援センター 〒861-8039 熊本市東区長嶺南4丁目4-60 長嶺ステップU-2号 TEL:096-285-8569 FAX:096-285-8591 E-mail:jdfkumamoto@gmail.com JDF熊本支援センターの活動も第32クールを迎えました。震災から8ヶ月が過ぎました。 被災地を車でまわると各地で家の解体が進み、新しい家も建ち始めています。 しかし一方では傾いたり、潰れた家が震災後そのままの状態で残っています。 避難所が閉鎖され、仮設住宅などでの暮らしは少しずつ落ち着いてきていますが、 まだまだ課題は山積みです。 そんな中、被災地障害者センターくまもと、熊本YMCAなどと協力しながら、 いまも支援活動を継続しています。 ◆未来に向けての新しい出会い◆ 被災地障害者センターくまもと(熊本市) 今回多かった依頼は、引っ越し・不要品の選別と処分が主な内容でした。 本人立ち合いのもと選別をしましたが、 思い出の詰まった品物はなかなか捨てられない様子でした。 短い期間の中ではありましたが、交代でボランティアに参加されるスタッフの方々、 訪問先での出会いで感じたこと、また学んだことを大切に今後も微力ではありますが、 支援につなげていけたらと思います。 (東京都・高橋明宏/滋賀県・重美嘉子) ◆カラオケで元気を取り戻す!!◆ 木山仮設団地 地域支え合いセンター(益城町) 木山仮設団地で約1週間支援に入らせていただきましたが、 住民の皆さんの表情がとても明るく震災なんかに負けない! と言った気持ちがヒシヒシと伝わってきました。 団地内を歩いている中で、会う人会う人挨拶を元気良くして下さいましたし、 世間話もして下さいました。 この1週間寒い日が続きましたが、夕方には学校から子ども達が帰ってきて、 元気な声がセンター内に響きわたっていました。 集会所でのサロン活動では、 仮設団地ができて初めてのカラオケ大会が開かれ住民の方はじめスタッフも歌い、 盛大に盛り上がっていました。 また、アール・ブリュットパートナーズ熊本移動美術館(障害がある人が描いた絵)も 行なわれ、住民の皆さんも鑑賞に来られていました。 熊本YMCAのスタッフの皆さんにも温かく迎えていただき、 一緒にたくさんのお家にも訪問させていただきとても貴重な経験となりました。 (大阪府・恩知浩展/埼玉県・高橋良江) ◆食を通して地域を元気に!!◆ にしはらたんぽぽハウス(西原村) わずか4日間の活動でしたが、毎日来られる常連さんや、 世間話をしに来られる地域の方々の様子を見ていると、たんぽぽハウスの温かさや、 居心地の良さのようなものを感じることができました。 普段しないことばかりのため苦戦の連続で、支援と言えるのか不安でしたが、 職員の方や利用者さんの優しさに触れ、こちらが元気をもらいました。 まだまだ復興半ばで、毎日の生活も不便なこともあるはすですが、 明るく楽しそうに毎朝挨拶してくれる利用者さんの笑顔を忘れず、 引き続きたんぽぽハウスを応援していきたいと思います。 (滋賀県・福田淳世/神奈川県・村井友樹) ◆動き始めた再建への道!そよかぜ福祉作業所 起工式 12月12日益城町で活動されている「そよかぜ福祉作業所」の起工式が行なわれました。 作業棟2棟、ラーメン店舗1棟が建設予定です。 代表からは助成団体への感謝の言葉が述べられ、 利用者代表からは頑張ろうという思いが語られました。 家族職員約40名が参加し、利用者のみなさんも鍬入れをし、 再建への道がスタートしました。完成は1月末の予定です。 地震“仮住まい”41,000人 県集計 県民43人に1人 【2016年12月15日付 熊本日日新聞 1面】 熊本地震で損壊した自宅を離れ、 仮設住宅や公営住宅で暮らす被災者が約41,000人に上ることが14日、 県の集計で分かった。 2015年の国勢調査に基づく県人口1,786,170人の2.3%に相当。 地震発生から8ヶ月の時点で、 県民の43人に1人が“仮住まい”を続けている実態が浮かんだ。 仮設住宅、公営住宅の入居者数(12月2日現在・県集計)の表の部分抜粋 募金にご協力ください 被災した障害のある人、 事業所への支援活動や訪問調査などを行なうための費用とさせていただきます。 ご協力お願いします。 ■銀行振込:ゆうちょ銀行 ○一九(ゼロイチキュウ)店 当座:0750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 ■郵便振替 口座:00120-2-750236 口座名:日本障害フォーラム災害支援金 =JDF関係者のみなさまへ= 引き続き、支援員の派遣・応募をお願します! ●2016年12月までの支援員は確保できました。 2017年1月から3月末までの派遣にご協力をお願いします。 JDF熊本支援センターは、現地の障害者団体等で構成される 「被災地障害者センターくまもと」と一体となって取り組みを進めています。 当面は、被災事業所や仮設住宅の支援、 被災した障害のある方への個別支援等を行なっています。 JDF熊本支援センターの活動をブログで発信しています。 「JDF災害総合支援本部」で検索ください